第35話『四級試験はのろろろろ~?』
(2002年9月29日放送)
脚本:大和屋暁 演出:矢部秋則 作画監督:桑原幹根

押し売り

21話以来となるハナちゃんの試験話。
今回は4級。
内容被りは試験中最多の3回。もはや御馴染みのウサギとカメ。
(次が3級試験の2回)
カメなんて4回目の出演。
魔女界の人たちの傾向が分かる話。

収録DVD

(33~34話、36話同時収録)

アバンタイトル

記者会見を開いているハナちゃん達6人。
『今回の試験には自信が有る。そう捉えてよろしいのですね?』と魔女に聞かれ
トを連呼しながらもやる気満々なトトと『かかってこいや~! カメ~! ウサギ~!』とマイクで叫ぶハナちゃん。
他の5人驚く。『おっしゃ~!』とハッスルするハナちゃん。
フラッシュ焚かれる中『カメ~! ウサギ~!』と興奮止まらないハナちゃんとトトのアップでOPへ。


早朝の魔女界。
気持ち良さそうに寝ている魔女。
一方でトラックみたいなところの近くに建っている建物。その近くでキリンや馬を連れている魔女達。
それを双眼鏡で見ている魔女。

魔女界の朝は遅い。通常、魔女は昼過ぎに起きだし、深夜まで夜更かしし、そして目覚ましもかけずグッスリ眠る。
しかし、秋が深まったこの季節が近づくとココに住んでいる魔女達だけは早起きになる。
今年も4級試験の季節がやって来たのである。

と木内レイコさんのナレーションが入る。

で、サブタイトル。

双眼鏡で見ている魔女は1人どころか大群だったりする。中には望遠レンズをつけたカメラ装備の魔女も。
彼女達が見ているのは砂塵を巻き上げる何か。『来た』と言う双眼鏡魔女。ある物はカメラのレンズを弄り、ある物はストップウォッチを見る。
皆の視線の先に居たのは勤勉なウサギと素早いカメ。相変わらずスピードである。
速写する魔女に見入る魔女。ゴールと共にストップウォッチを止める魔女も。タイムは59秒53。
『すごい! 59秒台!』と言うストップウォッチ魔女。

『今年の勤勉なウサギと素早いカメは一味も二味も違うみたいですね』と言う取材魔女。
こちらも双眼鏡で見ていたモタとモタモタ。双眼鏡を下ろしてニヤリ。

で、MAHO堂。
商品製作中のどれみ達。すると、来客。出迎える6人だがビックリ。デラだから。
『何よ。皆して固まっちゃって』と言うデラ。『何で~? 何で普通に登場するの?』と聞くももこ。『お腹でも壊したの』と聞くどれみ。
ちょいムッとした様子ながら、かな~り離れたどれみ達のところへ飛んでいくデラ。
『私だって、偶には普通に登場するわよ』と言う。

続けて『それよりハナちゃん、ちょっと』と言うデラ。『はいこれ』と何かを差し出す。
『これは?』と聞くハナちゃんに4級試験の招待状と教える。
もうそんな季節になったのかと妙に嬉しそうなマジョリカ。
4級と聞いてもう4級かと実感するどれみとあいこ。
『あ、ねぇ確か4級って』と話題を振るはづき。勤勉なウサギと素早いカメとの競争と言うどれみ。
ウサギとカメの件に反応するハナちゃん。
おんぷはハナちゃんは優秀だから大丈夫と言う。飛び級飛び級でもう4級だもんねと同意のももこ。どれみも楽勝宣言。

だが、デラは『それはどうかしら?』とハッキリ。
今年のウサギとカメを甘く見ないほうがいいと思うわよ。そう言いながら新聞を見るデラ。
それは?と聞くはづきに4級新聞と答える。何やそれ?なあいこ。
デラによると毎年、この季節になると売り出されるらしい。
何のためにか聞くどれみ。
魔女界は娯楽が少ないからと答えるララ。今回は1000回記念と言う事で魔女界でも相当盛り上がってると説明するデラ。
『だから何の為に?』と聞くどれみ。また魔女界は娯楽が少ないからと答えるララ。
『ん~、これは』とマジョリカ、『カメの調整は万全ずら』とババが言う。
『ババまで・・・』と呆れ顔のどれみ。

デラ曰く、この新聞によるとウサギとカメは今年に賭けてるらしい。はぁ?などれみ達。
♯37話と無印36話の回想。
回想シーンを挟みながら前回はぽっぷに敗退し、その前はどれみに敗退したからと理由を説明するデラ。

だから、今年こそは絶対勝つぞとトレーニングを続けていたとのこと。あんぐりなどれみとあいこ。

『走りこみは勿論、二人三脚でマラソン大会に出場。しかも2着を大きく引き離して優勝』と新聞を読み上げるマジョリカ。
『コーチトレーニング、プール調整、坂道で心肺機能を向上。試験に向けて250ラウンドものスパーリングを消化した・・・と書いてあるずら』とこちらも読むババ。
『しかもこの前、練習コースのコース記録を塗り替えたって話題になってたわよ』と言うデラ。顔を見合わせるどれみ、あいこ、ももこ。
『ねぇ見て。モタとモタモタのコメントが載ってるわよ』と言うララ。それを聞いて読みにいくどれみ達。


モタとモタモタ、ウサギとカメの4名による記者会見。
多分、絶対負けないと思うとか言ってるモタ。この子達は絶好調宣言のモタモタ。
『しかし、モタさん。今度の相手は次期女王候補とも噂されるハナちゃんと聞いてますが』と話題を振る取材魔女B。
『しかも、魔女試験は飛び級ばかりで歴代の見習いの中でもトップクラスの優秀な成績を修めているそうで』と言う取材魔女A。
大丈夫と言うモタ。今の2匹なら昼寝してても勝てるとまで言うモタモタ。
マスコミ魔女群から歓声が上がる。格闘家みたく構えるウサギとカメ。

『と言っておるずら』と言うババ。『お~』とあんぐりなハナちゃん。デラの後ろで顔を見合わせるハナママンズ。
『昼寝してても勝てるやて』と言うあいこ。『言ってくれるじゃない』と対抗心むき出しのおんぷ。
ハナちゃんを呼ぶどれみ。5人がかりで『負けない様に特訓しよ』と言うどれみ達。?なハナちゃん。
『ハナたん、頑張るパオ!』と言うパオちゃん。


『そうよ、その息よ!』と魔法を使うデラ。出したのはトレーニング器具。目が点のMAHO堂一同。
『これで特訓し放題。それじゃあ頑張ってね』とウインクして去っていくデラ。
唖然のどれみ達。その前に1枚の紙がヒラヒラ。請求書と知って驚く一同。


わたしはおジャ魔女ハナちゃん!!開始
庭。ジャージ姿のハナちゃん。呆然。
『ええかハナちゃん。4級試験はスタートしたら最初がかけっこや』と言うあいこ。
『かけっこ~!? 任せといて、ハナちゃんかけっこ大好き!』と嬉しそうなハナちゃん。
『ほな、50メートルダッシュ行ってみよか』と言うあいこ。
やってみるが早速ヘタレるハナちゃん。何故かトトも息が上がってたり。
『こら~! もっとキリキリ走らんかい!』と言うあいこ。『ハナちゃんかけっこ嫌い!』と早速泣き言なハナちゃん。目をウルウルさせて涙目。

次は二人三脚と言うももこ。
『任せて、チームワークはバッチリだから!』と言うハナちゃん。トトも同意の模様。
早速始めるが早々ズッコケ。困り顔のももこ達。

次は眠る練習と言うおんぷ。『それだけは得意だってば』と言うハナちゃん。
が、目が冴えて眠れないハナちゃん。本人曰く寝ようと思えば思うほど目が冴えるそうで。困るどれみ達。

次ははづきが4級試験対策会議を開く。一礼するどれみ達。驚いた顔のハナちゃん。
スタートと第一関門をそれぞれあいことどれみが説明してるとハナちゃん寝だす。
『こんな時だけ寝るな!』と言うどれみ達。
こんな調子で大丈夫かと心配するはづき。多分大丈夫じゃないと言うおんぷ。それでも何とかしないとと言うももこ。負けたら落第だからと説明。
こりゃ手段を選んでる場合じゃないみたいと思うあいこ。寝ぼけながら起きるハナちゃん。


ライオンに追われて走ったり、崖上りとかもやりながら二人三脚も練習。あいこの扱かれてたり。

夕方まで頑張った甲斐あってかかけっこも二人三脚も中々様になって来た。どや顔なあいこを筆頭にどれみ達も嬉しそう。
わたしはおジャ魔女ハナちゃん!!終了


お着替えするどれみ達6人。行く気満々。
ここでさっきから気になってたと言うどれみ。何でマジョリカ達までついて来るのか質問。
明らかにうろたえるマジョリカ、ララ、ババ。
応援と言うマジョリカ。細かい事は気にするなと言うババ。魔女界は娯楽が少ないからと言うララ。
?などれみ。

ここでアイキャッチ。


魔女界、4級試験会場。所謂、競技場である。

入場門にはハナちゃんとハナちゃんに化けたトト。2人は顔を見合わせて頷いた後、階段を駆け上る。

出るなり大歓声で出迎えられるハナちゃん、トト。

満員御礼とはまさにこのこと。嬉しそうなハナちゃん。


応援するどれみ達。
『それにしてもえらい観客やな~』と言うあいこ。『前はこんなに沢山人居なかったけど』とどれみ。
『なんたって1000回記念だから』と言うももこ。『ハナちゃん落ち着いて~、何時もどおりにやればきっと何とかなるわよ~』と言うはづき。
『頑張って~!』と応援するララと『頼んだぞ~!(ずら~!)』と応援?しているマジョリカとババ。

で、位置についた両軍。ハナトトは走る気満々。ふとウサギとカメの方を見ると、振り向いたウサギとカメは真っ青。それを見て目が点なハナトト。

ファンファーレ。盛り上がる客席。

モタとモタモタが合図の為に台座の上につく。すると辺りは静かになる。心臓の鼓動が響く。
『ヨーイ』の言葉で構えるハナトト。見守るどれみ達。ウサギとカメも構える。

『スタート』とピストルを撃つモタモタ。試験開始。


走り始めたハナちゃん。後ろを見て唖然。それは客やどれみ達、モタやモタモタも一緒。

何と、ウサギとカメが本物のカメに抜かれるほど遅いのだ。あんぐり目が点な魔女ギャラリー。

『気がつけばあっさりと全ての種目に勝ってしまいました』とハナちゃんのナレーション。

惨めな3敗目と言う事で引きつり顔で『ご、合格・・・』と言うモタ。モタモタも引きつり顔で鈴を鳴らす。喜ぶハナちゃん。


勿論、客達は満足する訳無い。やり直しを要求する魔女達。デラ声や野太い声まで参戦。ブーイングまでも。
?なハナちゃんとうろたえるモタ&モタモタ。どれみ達もうろたえていたり。
痺れを切らした魔女達が実力行使となだれ込む。まさに大混乱。

騒動が終わった競技場は誰1人居ない。どれみ、はづき、あいこを除いて。
すっかり逸れちゃったと落ち込むどれみに『まぁ、知らへん場所やないんやし、それ程心配せんでもええんとちゃう?』と言うあいこ。
『ハナちゃんもここからなら帰れるでしょうしね』とはづきも続く。
呆気なかったと思うどれみ。頷くはづあい。でも勝ちは勝ちと言うはづき。合格は合格とあいこも言う。

すると、右側に居たウサギとカメを発見。相変わらずな不調顔で振り向く両名。
『捨てられた!?』と大声をあげるどれみ達。どうやらウサギとカメは失敗続きを理由にモタとモタモタに捨てられてしまった模様。
レースに負けたくらいで捨てるなんて酷いと怒るどれみ。落ち込むウサギとカメ。
怒ったどれみは文句を言いに行こうとするがウサギとカメは止める。
確かに怠け者なウサギにノロマなカメではありきたりと思いつつもだからってこのまま諦めるのかと問うはづき。
やや俯き加減で黙り込むウサギとカメ。
『だったらさ、元に戻してあげようよ』と言うどれみ。驚くはづあいに
『だって、ちょっと前までは元気に走れてたんでしょ? だったらハナちゃんみたいに特訓すれば、きっとすぐ走れる様になるよ』と続ける。
顔を上げるウサギとカメ。あいこは同意。でも、はづきは何か思うところがある模様。
昔みたいに走れる様になってモタとモタモタを見返してやれと言うあいこ。不安そうなはづき。


ライオンに襲われたり、高台に居るどれみ達の監視の下走りこんだりさせられるウサギとカメ。
息が上がるウサギとカメを見て、落ち込むどれみ達。
『そのくらいでへこたれるな~! あと50周!』と言うあいこ。それを聞いて蹲るウサギと甲羅に篭る亀。ムッとするあいこ。

魔女界の砂浜。
結局、夕方になっても状況はそのまま。
ハナちゃんよりやる気ないと困るあいこ。これがあんなに素早かったウサギとカメだなんてとどれみも残念そう。
どうしてこんなに元気をなくしたのかと考えるはづき。
『あ! もしかして!』と声をあげるどづこ。


すると、パオちゃんを頭に乗せたハナちゃんがやってくる。それを見て怯えるウサギとカメ。
?な意味であんぐりなハナちゃんと一緒に居たおんぷとももこ。パオちゃんも?状態。
『あー!』と声を上げるどれみ達。パオちゃんを見て怯えてると言う事で不調の原因に気付いたどれみ達。
悲しくなる黒い雲のせいと気付いて、よく考えたらあの時とソックリと言うはづき。
ハナパオを呼ぶどれみ。答えるハナパオにアコーディオンを弾いてと言うどづこ。『いいよ~!』と快諾するハナちゃん。

早速、アコーディオンを弾いたら例の黒いアレが出てきた。


『やっぱり!』と言うももこ。『皆』と言うおんぷ。箒を構えるどづこ。この後の展開は言うに及ばず。
1ヶ所に集めてパオちゃんが吸収。パオちゃんと喜ぶハナちゃん。それを見ているどれみ達。
そしてある場所ではあの植物が地中に姿を消していたり。

競技場。
ウサギとカメに走ってみてと言うどれみ。ハナちゃんの号令に乗って早速走る。

猛スピードに『速っ!』とあんぐりなあいこ。治ったと喜ぶモタ&モタモタ。
ニッコリなどれみ、ニッコリ顔で返すハナパオ。
元気な2匹と競争してたらと思うと言うおんぷ。もう誰も勝てないんじゃとはづきも言う。
これじゃ魔女見習いは一生合格できないよと言うももこ。それはそれで問題のようなと言うどれみの言葉に溜息をつくハナちゃんを除いた5人。
超スピードが出て嬉しそうなウサギとカメ。

競技場に戻ってきた一同。
何で元気が無かったのか気にするモタ。
以下、ウサギとカメの説明による回想(人語が喋れないので)。
ウサギとカメのトレーニング中に現れたあの茨。?な両名が見ている隙にあの黒い雲に襲われてしまったとのこと。
納得するモタ&モタモタ。

あいこが『そうやったやあらへん。あんたら2匹の気持ち、少しは考えた・・・』と言ってると
2匹を治してくれたから2つ飛び級で2級に合格と言うモタ。鈴を鳴らすモタモタ。驚いてあんぐりなどれみ達。
『で、少しはなーに?』と若干嫌味入ってるモタ。
『いや~、何でもあらへん』と惚けるあいこ。こうなっては笑うしか無いどれみ、はづき、あいこ、おんぷ、ももこ。

ウサギとカメに『良かったね』と言うハナちゃんと『良かったパオ』と続くパオちゃん。トトも嬉しそう。ピースなウサギとカメ。

で、女王様のお城。


茨が生えて黒い花になっていた事をマジョリンに聞かされる女王様。
マジョリン曰く、モタとモタモタからの報告とのこと。一応、やる事はやってるあの2人。
先々代の女王と何か関係がと考える女王様。
それは分からないと言いつつ、ウサギとカメを戻したパオちゃんの力の方が私は気になりますと言うマジョリン。
やはり、文献にあった伝説の白い象と何か関係があるのではと見解を口にする。
もしかしたらパオちゃんこそが伝説の白い象なのかも知れないと言う女王様。珍しく驚いた表情のマジョリン。
これは調べて見る必要がありそうと思う女王様。
マジョリンにどんな事でも構わないからパオちゃんに関する情報を集める様に指示する女王様。
言い忘れたのか茨、黒い花に関する事もと付け足す。
『はっ!』と答えるマジョリン。

窓の外を無言で見る女王様。
寝室のベッドの上の女王様。そこから白くフェードアウトして

~おしまい~

第36話『自転車でどこまでも』
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