第26話『わたしたち、ピュアレーヌ!』
(1999年8月1日放送)
脚本:栗山緑 演出:伊藤尚住 作画監督:なかじまちゅうじ

言ってしまったあいこ

ピュアレーヌと言う新設定が登場する本回。
後シリーズとの設定が食い違うこともあってこの話群の評判は高いとは言えませんが管理人は好きです。
この近辺、思いっきり販促だらけですが、これがあったからこそどれみも続けることができたんですよね。
魔女界の女王様の姿が遂に登場。
飯田かなえちゃんがゲスト。ピュアレーヌの話が主体ですが、それにちゃんと生徒を絡める辺りはさすが。
しかし、放映当時はどう見てもアノ人とは見破れなかったでしょうね〜。
はづきの夏服はこの話と28話だけの2話しか見れないと言う貴重なもの。

収録DVD

クイズとおジャ魔女カーニバルミュージッククリップ付き
(22〜25話同時収録)

アバンタイトル

女王の間にいるどれみ達とデラ。『女王様のおな〜り〜』と言う言葉と共に女王様が姿を現す。それをどれみが見つめているところでOP。

で、眩しい日差し照るMAHO堂。

どれみ、余りの暑さにボヤいているとマジョリカから檄が飛ぶ。

『そんな大声出さないでよ、余計暑くなるじゃん』と反論するどれみ。エアコンを要求してみる。
が、『贅沢じゃ』と断られる。マジョリカ達だけ冷たい飲み物を飲んでることをツッコミながら重ねてお願い。

すると、あの歌。『お前が余計なこと言うからデラが来てしまったじゃないか』とキレるマジョリカ。
マジョリカ、居留守を企てるが、もう手遅れ。マジョリカのジュースから出てきた。

エアコンの押し売りと勘違いしたマジョリカ
『うるさ〜い、ワシは絶対エアコンなんか買わんからの。さっさと帰れ』とデラを追い返そうとする。
でも、デラの用事はモタとモタモタからの宅配便配達。


包まれていた箱の蓋を開けるとカプセルが3つ入っていた。それを見たララ
『あら、魔女見習いの認定証じゃない』と言う。
マジョリカによると6級に合格すると貰えるらしい。昇級する度に貰える認定玉が8個集まると魔女として一人前だそうだ。
次の試験からはこれがないと受けられないらしい。
早速、はづきとあいこにも届けることにしたどれみ。マジョリカ、店番は誰がする?と講義するがどれみは聞いちゃいない。
どれみが行った後、『まったくおジャ魔女が!』と愚痴る。

で、サブタイトル。


終わるとばあやのアップがいきなり登場。どれみ、今までの一件のせいで引き気味。
『はづきお嬢様はプールに行っていらっしゃってお留守でございます』と言われプールの日だったことを思い出すどれみ。

で、学校。

はづき達は逆上がりの練習中。あいこ指導の下、はづきとかなえが練習中。
あいこ『はづきちゃんのはもうちょっとなんやけど、かなえちゃんはなぁ〜』と爆弾発言をして

はづきにソコを指摘される。

で、どれみがやって来た。
『あれ、どれみちゃん、なんでプールけえへんかったん?』と言うあいこ。
『忘れててMAHO堂で店番やってたんだよぉ〜』と答えるどれみ。

あいこから『残念やったな〜、10分前に終わってもうたわ〜』と悲しい宣告。逆上がりの特訓中であることを伝えるはづき。
遅れた理由をボヤいてると横から大きな音。かなえが鉄棒から落ちたらしい。

ゆき先生の診断によると捻挫。2〜3日は腫れが引かないから安静が必要。
つまりは家に帰らないといけないのだが電話しても留守だったらしい。

かなえのママが入院中らしい。ゆき先生も学校は離れられない。ここで自分達が家に送ると提案するどれみ達。
最初は遠慮していたかなえだが『困った時はお互い様だよ』と言われ嬉しそうなかなえ。

結局、送ることになった訳だが、運搬者はあいこ一人。
そのことをボヤくあいこだが、どれみはさっきから走りっぱなしでクタクタ。はづきは荷物持ち。
ここでかなえママの入院の話を持ち出すあいこ。かなえによると1週間前、交通事故に遭ったらしい。

成り行きでかなえの家がステーキハウスと言う話になる。となるとコイツが食いつかない訳がない。
ものすごいハイテンションになるどれみ。あまりの勢いに3人ともドン引き。
どれみ『今からでも遅くない。かなえちゃん、親友になろう』と言い出して。

最後には自分がかなえちゃんをおんぶすると言い出す。その変わりっぷりに呆れるはづきとあいこ。

で、ステーキハウス飯田に到着。

さすがにどれみはバテバテ。突然、猫の鳴き声が聞こえたどれみ。どうやら聞こえたのはどれみだけらしい。
気のせいということで奥に進むどれみ達。しかし、招き猫は居た。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

奥に行ったかなえは驚く。パパも手に包帯を巻いていた。火傷したらしい。
猛暑の中、かなえを連れて来てくれたお礼にジュースを振舞うかなえパパ。

おいしいジュース=ステーキもおいしいと言い出してやっぱり引かれるどれみ。ここであいこ
『そやけど、1週間前におばちゃんの交通事故で今日はかなえちゃんの捻挫とおっちゃんの火傷やろ〜? なんか不幸続きやな〜』と言う。
ここでかなえパパ、10日前には泥棒にも入られ、店の売り上げも落ちてることを教えてくれた。

ここで自分達が手伝うと言い出すどれみ。

かなえパパが『ホントかい? じゃあ、ちゃんとお礼をしないとね〜』と言う。
どれみ『いやぁ〜、お礼なんかいいっすよ! ステーキとかで!』と思いっきりステーキを要求。
やっぱり、呆れられるどれみ。


で、やっぱりマジョリカにも叱られる。
どれみ『だっ〜て親友の家がピンチなんだよ? ほっとける訳ないじゃ〜ん』とニヤついた顔で言うがマジョリカに魂胆バレバレ。
でも、困ってる部分は本当と伝えるはづき。

マジョリカ『しかし、MAHO堂の店番は誰がやるんじゃ?』と難色を示す。すると入り口の方から『私に任せて』の言葉。
『9級でもない味噌っかすが偉そうに〜』にと侮るどれみだが

『いや、どれみよりは頼りになりそうじゃ』とマジョリカに言われ涙目。一応、マジョリカはOKの返事。
はづきとあいこは喜ぶがどれみは喜べない。

で、ステーキハウス飯田。
開店して1時間経っても誰1人来ない。だらけてるとカップルの客がやって来た。しかし、女性客の方は店に入った途端何かを感じ取る。

彼女は彼に店を出る様勧める。?な彼氏を連れて退店するカップル客。


そんな2人の後を追いかける3人。すぐに店を出た理由を聞いてみる。店の掃除もしてあり、ステーキの味も問題がないからだ。
女性客の方が霊感が強い体質で店に入った途端、背中がゾクゾクッとしたらしい。
『そ、それって、お店の中に幽霊とかが居るってことですか?』と聞いてみるはづき。女性客は否定して帰っていく。

『猫の鳴き声と関係あるのかな?』とボヤくどれみ。?なはづきとあいこに昼間の猫の鳴き声の話をする。
苦手な話に震えがくるはづき。飯田家の不幸と関係があると睨んだどれみ達は調べることにした。

ここでアイキャッチ。


自分が猫の鳴き声を聞いたのも、女性客が寒気を感じたのも店に入った直後と気付いたどれみ。

そんな話をしてると、招き猫に気付いたはづき。その顔の凶悪さのせいか悲鳴をあげて逃げる。

あいこはただの招き猫とはづきに言う。で、余裕で持って叩いてると招き猫が落ちてしまう。

割ってしまったと思って、それぞれ防御行動を取る3人。

しかし、招き猫は不思議な光を放ち、空中で静止した後、普通に落ちる。弁償せずに済んだと喜ぶあいこだが

落として割れなかったことが変だとどれみとはづきに言われる。あいこも納得。

どれみ達は招き猫の話をかなえに聞いてみる。かなえパパが店仕舞する知り合いから10日くらい前に貰った物らしい。
10日前と言えば泥棒に入られた日。
今度はかなえパパに聞いてみる。隣町のライムライトと言う骨董屋から貰ったらしい。その店はもうやってないそうだ。
それを聞いて出かけるどれみ達。

3人は魔女見習いに変身。

箒に乗って隣町までやって来た。早速、店を発見。しかし、店仕舞した様子はない。

店主に話を聞くと倒産した会社から貰ったものらしい。
ここで『あの、このお店、店仕舞したんじゃないんですか?』とはづきが聞いてみる。

そのつもりだったらしいが、ある日、重役らしき男性が大人買い。以降もその知り合いが来て持ち直したそうだ。
あいこが『おっちゃん、それって招き猫をかなえちゃんのお父ちゃんにあげた後とちゃう?』と聞いてみる。店主YES。

と言う訳で店に戻り、かなえパパに報告。
どれみ『おじさん、コレをもっとよく調べてみたいんですけど、しばらく借りてってもいいですか?』と聞いてみる。かなえパパOK。

で、MAHO堂。時は既に夜。

どれみは招き猫を持参して帰還。店の中を見たどれみ達ビックリ。売り物が1個もない。

余裕のマジョリカにそのことを聞いてみる。

すると、奥からぽっぷが出てきて『へへ〜、あたしが全部売ったの。どう?』と自慢げ。どれみ達驚愕。


ぽっぷのボーイフレンドは皆、金持ちのぼんぼんだらけ。あっと言う間に完売だったらしい。

その余剰分でデラにカキ氷を作ってもらってるらしい。呆然などれみ達。
マジョリカに『お前達より、よっぽど役に立つわい』と言われてショック。

すると、どれみ達を見たデラが驚く。『その招き猫どうしたの?』と言うデラ。どうやら招き猫に興味があるらしい。
デラ、どれみが渡した招き猫を観察して『これ、魔女界で調べたいんだけど、ちょっと預からせてくれない?』とどれみに頼んでみる。
元々、その頼むつもりだったどれみ達には渡りに船とデラに渡す。初めてマジな顔で消えたデラ。

さすがにマジョリカ達も唖然気味。すると、ドド達が帰ってきた。レレがはづきに何かを報告。
はづき翻訳によると『かなえちゃんのお店、急にお客さんが来始めて、今行列ができてるって』。
予想外の事態にこれまたビックリなどれみ達。

で、店に戻ってステーキハウス飯田で働いたどれみ達。クタクタ。お礼をいうかなえパパ。開店以来初の大入りだったらしい。
あいこは招き猫が犯猫と確信。どれみは報酬のステーキが売り切れたことをボヤくどれみ。

帰路でもステーキの話題を出してあいこに呆れられるどれみ。で、そんな話をしてるとはづきが異変に気付いた。

天空より眩い光。それは明らかにどれみ達だけを照らす。そして、その光の中から一台の馬車が現れる。


すぐに女王様の馬車と気付いたどれみ達。馬車はやはり、どれみ達の前に下りて来た。

すると、一人の魔女が降りてきた。ちなみに18話でマジョリンと呼ばれた人はこの人
『女王様の命によりお迎えにあがりました。さぁ、お乗りください』と迎え入れるマジョリン。

空を飛ぶ馬車に乗りうっとりしているどれみ達。馬車は空を駆け夜空へと消えていった。

で、魔女界のお城。

女王の間に呼ばれるどれみ達とデラ。
『一体どないしたっちゅーねん』と聞くあいこに『あの招き猫、とんでもないアイテムだったのよ』と答えるデラ。
どれみとはづきが反応してると『女王様のおな〜り〜』と言うマジョリンの声。

頭を下げる魔女達。デラも頭を下げる。それを見てどれみ達も頭を下げる。

どれみが気になって顔を上げると女王様の顔が見えた。とは言ってもその顔にはベールがかけられており素顔は見えない。

女王様は『3人とも、よく来てくれました。さ、お立ちなさい』と言う。それに応えて立ち上がるどれみ達。
『あなた達が探し出した招き猫は私達魔女が必死になって探していたバッドアイテムだったのです』と唐突に言う女王様。
?などれみ達に説明を促す女王様。

『はい、女王様』といつもの軽いノリは無く真面目に語り始めるデラ。



今から1000年ほど前までは魔女界と人間界は自由に行き来が出来ていた。互いに尊敬し信頼して共存していた。
しかし、一部の悪い魔法使いが魔女界で封印されていたバッドカードと呼ばれる邪悪な魔力を秘めたアイテムを盗み出して人間界に持ち込んだ。
バッドカードは人間界の色んな物にとり付いてバッドアイテムとなり人々に不幸を齎した。
それ以来、人間は一蓮托生と魔女を嫌い交流も途絶えてしまった。と言うことらしい。

女王様によると魔法使いは捕まったが幾つかのバッドアイテムが人間界に残ってしまったらしい。
バッドアイテムはそれに願いをかければかける程、逆の効果をもたらすそうだ。飯田家の不幸の理由がわかったあいこ。
で、3人に認定証を出す様言う女王様。2人に認定証を渡すどれみ。

出したのを確認して魔法を使う女王様。認定証が不思議な光を放ち、認定玉の色が変わった。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

女王様によると、それがピュアレーヌの証だったらしい。
『バッドアイテムを探し出し、しかも、それを悪用しなかった綺麗な心を持つ者にだけ与えられる称号です。ピュアレーヌになった者は
バッドアイテムの中からバッドカードを取り出すことができるのです』と教えてくれる女王様。
で、マジョリンに招き猫を持ってこさせバッドカードを取り出す様に言う女王様。

方法はマジカルステージでバッドカードよ出て来いと唱える。で、実践する3人。

すると、招き猫からドクロのカードが出てきた。『見事です』と褒める女王様。
ドキドキの魔法開始

そのカードを手にとって処遇を問うどれみ。すると、女王様が魔法でピュアレーヌパソコンを出してきた。

『この中にそのカードを収めてください』と言う女王様。バッドカードは一人でにどれみの手を離れピュアレーヌパソコンの中へ。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

ピュアレーヌパソコンを渡す女王様。
女王様に『どれみちゃん、はづきちゃん、あいこちゃん。これからはピュアレーヌとしてバッドカードを集めてください』と言われ『はい』と快諾するどれみ達。

で、その翌日。かなえが校門で待っていた。そこにどれみ達がやってくる。勿論、かなえが待ってたのもこの3人。

足の状態を聞くどれみ。急に痛みが無くなったと応えるかなえ。
それに『バッドカード、抜いたからや』と言うあいこ。『え?』とかなえに聞かれ『何でもない、何でもない』と誤魔化す。

おまけに泥棒が捕まって盗まれたお金は戻り、かなえママも2ヶ月入院と言われていたのに全快して退院してきたらしい。

はづき喜ぶが、ここに喜べない奴が一人。かなえママの復帰=お払い箱=ステーキ無し。
『そんなぁ〜! じゃあステーキはどうなるの!? あは〜ん、やっぱ私って世界一不幸な美少女〜』

ハッピーで?なかなえとブルーでガックシなどれみのカットで

〜おしまい〜

第27話『オヤジーデがやってきた!?』
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