第33話『運動会はパニックがいっぱい!』
(1999年9月19日放送)
脚本:影山由美 演出:山吉康夫 作画監督:生田目康裕

スカートでやられても困る

秋の恒例行事、運動会が題材の話。ゲストは浜田いとこちゃん。
何度か出てたとは思います。ただ、背景として登場の多いななこや志乃とは訳が違って何話かまでは覚えてません。
管理人の知り合いに居たのは3人兄弟までですね。
BGMとしてのおジャ魔女カーニバル初使用。
OPテーマの中でBAN2と共に劇中でも使用され、唯一複数回、流されたOP曲です。
特撮で割とこの形式を取る東映だからこそ有得た演出。私はこの演出が好きだったりします。
それも、おジャ魔女カーニバルが神曲だったからこそできた話。
この話を見て、おジャ魔女どれみに完全に惚れました。
無印中、管理人が一番大好きな話。

DVD収録

クイズとドキドキの魔法ミュージッククリップ付き
(32、34〜36話同時収録)

アバンタイトル

突如、現れた6人の子供達。長兄らしき子が『この運動会は浜田6兄弟が全員参加できる、最初で最後の運動会だ』と言う。
そして兄弟の一人が『みんな力を合わせて最高の運動会にしようね』と言い、今一人が『浜田6兄弟!』と言って
全員が『ファイトー!』と言った所でOP。

終わると、美空小学校。いきなり佐川の疲れた顔のアップ。どうやら、リレーの練習中らしい。
どれみ、受け取るまでは良かったがうまくバトンを持てず落としそうになる。

あいこと浜田いとこが心配そうに見てるが結局、バトンを落として挙句、蹴飛ばしてしまうどれみ。それを見て怒る小竹。

しかし、どれみ逆ギレ。小竹を追い回す。ここはいとこが仲裁。

で、ジャンケンに負けてリレー選手になれなかった玉木。後悔中。

で、サブタイトル。

体育倉庫にライン引きを取りに来る生徒。


大多数の生徒が練習に励む中。3〜4年生の運動会準備委員は飾りの花を製作。5〜6年生は競技ごとの役割を決める事に。
ここで生徒の一人から6年と5年の浜田兄弟がリレーの練習でまだ来てないそうだ。同じクラスが結果を報告すると言うことで問題なく作業開始。

先輩に『あなたの組も浜田さんの妹がリレーの選手よね』と言われるはづき。『え? 浜田。いとこちゃんですか? そうですけど』と答えるはづき。
先輩は『やっぱりね。うちのクラスの浜田さちお君も選手なの。今年の運動会は全員揃うのよね。浜田6兄弟が』と言う。
『ろ、6兄弟!? も、もしかして先輩達が今話してた浜田って全部いとこちゃんの兄弟ですか〜?』と驚きながら質問するはづき。先輩YES。

1年、3女のぼたん。2年、3男のてるお。3年、次女のいとこ。4年、次男のさちお。5年、長女のきぬよ。6年、長男のかずお。ということらしい。

『は〜、兄弟居るのは聞いてたけど、6人も居るなんて知らなかった〜』とビックリなはづき。

で、その日のMAHO堂。

ぽっぷがグッズ製作中。マジョリカはと言うとどれみの遅刻にイライラしていた。が、事前に連絡は来ていた。
『運動会とMAHO堂とっちが大切だと思っておるんじゃか・・・』と言うが

『そんなの運動会に決まってるじゃん』と言うぽっぷ。マジョリカ、噛み付くが、ぽっぷは運動会の魅力を熱弁。
『ぽっぷよ、お前までワシを・・・裏切る気か・・・』とスネるマジョリカ。ぽっぷ、宥めに行くがマジョリカキレる。


どれみ達登場。遅刻を詫びる。『いいってことよ』とぽっぷは気にしてないが、マジョリカは
『よくないわい!』と怒る。が、どれみ達は完全無視。それどころか話題は自分がリレーの選手になったことをぽっぷに言うどれみ。
驚いて『バトンタッチなんてうまきできるの? どれみ』と言うぽっぷに『心配無用。その為に今特訓中だもん。ねー、あいちゃん』と言うどれみだが
あいこは『ま、まぁな・・・』と不安げ。状況がわかったぽっぷ『やっぱりね』と言う。不満などれみ。

そういう話をしながらピュアレーヌパソコンをつけるどれみ。
運動会の話を聞いて『そうか、運動会か。あれは楽しいんじゃ。ワシも連れて行ってくれるよな!?』と言うが、どれみ達は話に熱中して完全無視。
すねる、オヤジーデ。


いとこが6人兄弟と聞いて驚くどれみ達。ついで6兄弟のリレーの話をするはづき。
すると、オヤジーデ、バッドカードの気配がすると言い出す。先の話があって信じてもらえないオヤジーデ。あいこに拒否されるがここは食い下がる。


でもって、完全に浮いているマジョリカは激怒。ぽっぷが慰めに入るがキレてMAHO堂内を大暴走。ララを轢く。



古風な家の大家族。浜田家だ。主らしき男性が『それで、どうだ? 運動会の方は』と聞く。『頑張ってます! おじいちゃま』と答える6兄弟。満足そうな祖父。

で、次の日。

飾り付け中のはづきと先輩。すると『遅れてゴメ〜ン』とかずおときぬよがやってくる。飾り付けを手伝う2人。

『バトンタッチ、しっかりマスターしないと、リレーの選手辞めさせるからな!』と言う小竹。不満などれみアカンベー。

が、悉く失敗。バトン宙を舞い、地を這って、挙句は空中大回転。

その様子を見て『ふん、特訓なんて無駄よ無駄』と言う玉木。あいこといとこも困り気味。

『君達、下級生が頑張ってくれて助かったよ。僕達、準備委員なのに、リレーの練習でなかなか準備に参加できなくて』と言うかずお。
はづきは『そんな〜、私、色々作るの好きですから。それにしてもスゴイですね、いとこちゃん家って。6人揃ってリレーの選手だなんて』と笑顔で返す。
『来年は兄さんが中学生になっちゃうから今年が最初で最後なの。だからいい運動会にしたいな〜って』と言うきぬよ。
そんな話をしてると、はづきにどれみの声が聞こえる。


バトンタッチがうまくいかず、手に当たるどれみ。
すると『バトンタッチは受け取ることばかり考えてちゃダメなんだ』とかずおに、『渡してくれるランナーを信頼するの』ときぬよに言われる。
どれみ、突然のことに唖然。すると、いとこが『お兄ちゃん。お姉ちゃん』と言う。あいこが『え〜、あれがいとこちゃんの〜?』と反応。
はづきが紹介。そのソックリさ加減に驚くどれみ。で、バトンタッチを教えてもらうことに。それは夕方まで続いた。

で、本番。

生徒達は和気藹々。はづきはパパ&ママとばあやを発見。勿論、春風家も参戦。弁当にフライドチキンが入ってるか心配するどれみ。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

どれみとはづきがあいこに父親が来てるか聞いてみる。あいこ、落ち込み顔。まさかの事態を心配するどれみだが、あいこにしてやられた。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

仕事を休んで来てくれたらしい。ツッコミを入れるどれみとはづき。すると、3人は渋い父兄を発見。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

『もう、おじいちゃんったら恥ずかしいから止めてっていったのに〜』と恥ずかしがるいとこ。どれみ達、6兄弟に圧倒される。
『兄弟6人が揃う、最初で最後の運動会だから、おじいちゃんも楽しみなんだよ』といとこに言うかずお。
さちおが『おまけに全員、赤組だしな』と言い、きぬよが『さぁ、みんな、力いっぱい頑張りましょう』と言う。
締めはいとこが『浜田6兄弟』と言って6兄弟で『ファイトォ!』と気合を入れる。そして、小走りで去っていく浜田兄弟。
終始圧巻されるどれみ達。他の児童もその迫力に唖然。
『えへへ。なんかカッコ悪いな』といとこが言うが、はづきは『そんなことないわ』と、あいこは『むっちゃカッコええって』と言う。
どれみが『浜田6兄弟の為にも今日は頑張ろう!』と言って『オー!』と応えるはづきとあいこ。いとこは『ありがとう』と言う。

かずおがライン引きで線を引く。しかし、何やら様子がおかしい。しかし、そんなこと知る由も無くライン引きでひかれた円の中で玉入れが行われる。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


浜田家からの参加はてるお。赤を応援するどれみ達。祖父もてるおを応援する。


しかし、玉をある程度入れた所で赤組の籠紐が切れてしまう。忽ち、玉塗れになるてるお。続いて白組の方も切れてしまい結局、競技は中断。

次はきぬよがライン引き。今度はダンス。


浜田家からの参加者はぼたん。いい感じで進んでいたいたが誰かが転んだのを機にドミノ倒しの要領で倒れていき、最後はぼたんも転倒。
祖父が『ぼたん、大丈夫か?』と聞く。どうやら、無事の様子。

続いてはかずおときぬよによるライン引き。競技は障害物競走。


浜田家からの参加者はさちお。いとこと祖父が応援する。しかし、ハードルは倒れ、跳び箱は崩れ、平均台は落ちそうなる。
挙句は網潜りでみんな絡まってしまう等、アクシデントが続発。先生から、ストップが入る事態となった。


その後も大玉転がしでは生徒が躓いて轢かれたり、競技中の児童がこけた拍子に父兄の席に飛び込んでしまったり
組体操のピラミッドは崩れたり表彰台も潰れるなど徹底したアクシデント振り。
(下段の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

遂には軽症ながら負傷者まで出てしまった。『準備は完璧な筈なのに・・・』と呟くかずお。真樹は『何でトラブルばっかり起こるのかしら・・・』と困る。
『せっかくの運動会なのに・・・・・・悲しい』と悲しそうに言うきぬよ。

ここでアイキャッチ。


で、昼休み。

どれみ、ぽっぷにフライドチキンを食べられ怒る。しかし、ぽっぷは悪びれずチキンを貪る。
落ち込むどれみに幸治の卵焼きを勧めるあいこ。だが、ぽっぷにパクられる。で、ばあやに卵焼きをあげるぽっぷ。
ばあやは『おいしゅうございます』と感想を述べる。続いてはづきがフルーツを出すがやっぱり浚われる。

そんなこんなでじゃれてると、何処からか、どんよりとした空気が流れてくる。それは浜田家から来ていた。

『浜田6兄弟がかわいそう・・・。最初で最後の運動会だって言うのにさ・・・』と哀れむどれみ。落胆顔の6兄弟。

ここであいこが『うん。でも、なんか変や』と。『そうよね。丸で何か悪い物にとりつかれてるみたい・・・』とはづきが言う。
ここでバッドアアイテムの可能性を疑うどれみ達。ぽっぷを誘拐して耳打ち。

ぽっぷ、魔女見習いに変身。早速、箒に乗って飛んでいくぽっぷ。『ぽっぷ、大至急ね〜』とどれみに言われ

飛ばすぽっぷ。途中、鴎とぶつかりそうになるが何とか回避。急ぐ為に『森よ開け〜!』と魔法を使い森を裂いて抜けていく。
MAHO堂に『ブニュちゃ〜ん!』と言って帰ってきたぽっぷに『何じゃ! どうした!?』と驚くマジョリカ。

一方、競技は再開。今度は父兄による綱引き。バッドアイテムの仕業と言う疑いがあるだけに気が気でないどれみ。
あいこが『はよせんと、また何か変なことが〜』と言ったらば

綱引きのに綱が切れてしまう。反動で高く舞い上がる父兄達。そして墜落。

時を同じくしてぽっぷも帰ってきた。ブレーキの反動でピュアレーヌパソコンを投げ渡すぽっぷ。『サンキュー』と言うどれみ。

パソコンを起動するどれみ。振り向いたオヤジーデ、生足を見て興奮するが、ソレはどれみの。ムッとするどれみ。

『何じゃどれみのか・・・』とスネるオヤジーデに『また始まったよ』と呆れるどれみ。
あいこに『それよかオヤジーデ、バッドアイテムが』と言われ自分の予言が当たってた事で威張るオヤジーデ。
どれみに『オヤジーデの言う事も偶には当たるんだね』と言われ怒る。ともかく、探しに出かけるどれみ達。
『しっかりね〜』と見送るぽっぷ。マジョリカ『とりあえず、後は任せて帰るかララ』と帰ろうとする。
しかし、ぽっぷに『だめ〜、せっかく連れて来てあげたんだから、ブニュちゃんも運動会見てくの〜!』と捕まる。
マジョリカ『苦しい! 放せ! 放せっちゅーに!』と抗議する。

教頭と校長を見せられ『バツじゃバツ! こんなしょぼくれたオヤジどもを見たくも無い!』と怒るオヤジーデ。
『自分かて親父やん・・・』と呆れるあいこ。『お、あそこが怪しいぞ。あそこが』と言うオヤジーデ。


すると、オヤジーデが『お、あそこが怪しいぞ、あそこが』と言い出す。
いざ連れて行くとオヤジーデにんまり。しかし、下を見て『何じゃ、ジャージなんてはきおって、もーバツったらバツ』とガックリ。
どれみ達がやってきたのはこの2人のところ。
(下段左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『何なのさ、これ?』と関先生に言われ
『あ、あのこれ』とあいこが。『こういうソフトなんです』とはづきが。『バカみたいでしょう?』とどれみがそれぞれ誤魔化して逃亡。
『もっと真面目に探してよ、オヤジーデ!』とどれみに、『バッドカード回収できへんでもええんか?』とあいこに叱られ
『わかった、わかったってーよ』と返すオヤジーデ。

しかし、悉くハズレ。


どれみ達を心配するぽっぷ達。話してると生徒にマジョリカが浚われていく。借り物競争ということらしい。
すると、生徒は躓いて転倒。マジョリカ、顔面強打。ショックを受けるぽっぷとララ。

その頃、体育倉庫ではライン引きが別のライン引きを移動させ場所を横取り。その横で見つからなくて落胆してるどれみ達。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


ここでクラス対抗リレーの召集放送が流れる。仕方なく行くことにしたどれみとあいこ。が、どれみが何かにぶつかる。
ライン引きだ。ピュアレーヌパソコンを持ったはづきが近寄るとオヤジーデの頭に○の印。ライン引きがバッドアイテムだったのだ。
喜ぶどれみ達だが、リレーの時間が迫っている。

どれみ達が来なくて『何をやってるんだ〜、どれみ達は』と焦る小竹。
すると、玉木が『安心して。無責任な人達に代わって私達が参加してあげるから〜』と言い出す。『え〜!!』と嫌そうな小竹。

その頃、どれみ達は魔女見習いに変身。

マジカルステージでバッドカードを取り出し

バッドカードをピュアレーヌパソコンに収める。
一安心するどれみだが、放送で『次は3年生のクラス対抗リレーです』と言われてるのを聞いて『あか〜ん!』と焦るあいこ。

『ブニュちゃんもどれみ達も戻ってこないよ』と焦るぽっぷ。いよいよ、入場が始まった。


『どれみ達、どうしちゃったんだ?』と呟く小竹。いとこも『あんなに一生懸命、練習したのに』と言う。
それに答える様に『もういいわよ、あんな人達』と言う玉木だが『もうええのはそっちや』とどこかから言われる。
そのまま、あいこが島倉を。どれみが玉木を突き飛ばし入れ替わる。
『どれみちゃん』と安心顔のいとこ。『どこ行ってたんだよ』と皮肉りながら嬉しそうな小竹。

いよいよ、リレー開始。そして
銃声と共におジャ魔女カーニバル!開始!

1番手はいとこ。応援する祖父。どれみの応援の中、いとこは順調に走り木村にバトンを渡す。木村は順調にあいこにバトンタッチ。

あいこも快走。どれみも声援を送る。あいこは幸治に手を振る余裕すらある。

そのまま、佐川にバトンタッチ。『走りまくり、ぷりぷり〜』と余裕でおどけながら走る佐川。
『バトンタッチ・・・大丈夫、いとこちゃんのお兄さん達から、バッチリ教わったもん』と自分に言い聞かせるどれみ。

楽しそうな面のまま、どれみにバトンタッチをする佐川。どれみ、見事にキャッチ。心の中で『やった〜!』と大喜び。
ちなみに右の画像はどうやってとってもこうなるので、敢えてそのままの掲載です。普段はブレない様に撮影してます。

どれみも快走。『どれみ行け行け〜!』と言うぽっぷを中心に春風一家も応援。

バトンタッチは併走者と同タイミング。どれみのバトンは小竹に渡る。さすがは小竹、どんどん、先のランナーを追い抜いていく。

快進撃に『いいぞ〜、小竹〜!!』とどれみ達も大喜び。そして、いよいよトップと並ぶ小竹。
そして、小竹が『もらった〜!』宣言と共にゴールテープを切る。

喜ぶ、どれみ達。

勿論、その後、浜田6兄弟のさちお、きぬよ、かずおが1位だったのは言うまでもない。
おジャ魔女カーニバル終了


結果は紅組の勝ち。落胆する白組とは対照的に大喜びの紅組。祖父も『よくやった! さすがは浜田6兄弟!』と絶賛。

どれみが『色々あったけど、バッドアイテムも見つかって』と言って、あいこが『最高の運動会やったな』と続ける。『うん。いとこちゃん達にも』と言うはづき。
帰る浜田家の中から『じゃあね〜』と嬉しそうに手を振るいとこ。笑顔で手を挙げるどれみ達。

一方、閉められる体育倉庫。マジョリカはここのバスケットボールの中に居た。
『ここはどこ!? 私は誰〜!?』と言ってバスケットボールに潰されたところで
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

〜おしまい〜

第34話『お母ちゃんに逢いたい!』
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