第37話『魔女ガエルがいっぱい!』
(1999年10月17日放送)
脚本:前川淳 演出:矢部秋則 作画監督:なかじまちゅうじ

流行のひげ

マジョリカ大増殖・・・じゃなくて魔女ガエルがいっぱい出る話。
試験じゃなく魔女界に関わるという珍しい話。
また、試験絡みで新たなる制度発覚。
終わりよければ全て良しを体現した話。どういうことかは自分で見てみてください。
まぁ、簡単に言えば最初はイヤだったこともいい思い出となるということで。
日曜日は魔法のコが初登場。場面に非常に合った選曲です。
この歌と場面のおかげでおジャ魔女どれみが更に好きになった人は多いことでしょう。
その位、見てて気持ちよく古き良き時代を感じられる場面だと思います。今はこんな事する人達も居なくなりましたしね。
久しぶりに200枚に収められました。というか無理矢理そうしました。

DVD収録

クイズと日曜日は魔法のコミュージッククリップ付き
(38〜41話同時収録)

アバンタイトル

落ち葉舞う木の下でマジョリカとマジョルカの話をする何者か。その影が酒瓶をとったところでOP。


強風に見舞われる女王様のお城。窓から外を見ている女王様。
『300年に一度の大嵐。何も災いが起きなければよいのですが・・・』と不安らしい。

すると、森らしきところに雷が落ちた。途端に強風が吹き風穴に色んな物が吸い込まれる。同時に人らしき声もした。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


時を同じくして『大変でございます。女王様』とマジョリンが女王様のもとへやってくる。『どうしました?』と聞く女王様に
『はっ。閉鎖していた扉のひとつに雷が落ち、マジョガエルが人間界に飛ばされてしまいました』と報告するマジョリン。
『それは困りましたね・・・』と言う女王様。なんちゅー無表情な会話。

で、サブタイトル。

夜のMAHO堂。


ぐっすり寝ているマジョリカとララ。すると、ドアを開けて何者かが入ってくる。暗闇のせいかフラフラさ迷い頭を階段にぶつけ頭を抱える影。
すると、上から聞こえるいびきに反応する影。その姿はマジョリカそっくり。

『誰じゃ? お前』と聞くその影。が、寝ているマジョリカが答えられる筈も無く返ってきたのはいびき。ムッとする影。
すると、マジョリカ達の奥にマジックを見つけた影。ニヤつく。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

その翌日のMAHO堂はマジョリカの『なんじゃこりゃ〜!』と言う叫びから始まる。で、春風家では・・・。


相変わらずの寝坊で朝ごはんを急いで食べるどれみ。すると、いきなり『ね〜、どれみ! テレビ!テレビ!』と言うぽっぷ。
急いでるどれみは鬱陶しそうにテレビを見に来る。
すると、テレビでおんぷの事務所に泥棒が入ったことがニュースになっていた。驚くどれみ。

で、MAHO堂。泥棒をバッドカードの仕業と言い出すオヤジーデ。結局、何も盗まれた物は無かったそうだ。
自分そっちのけで話しているどれみ達に『こらこらこらこらこら、ワシを無視するんじゃない!』と抗議するオヤジーデ。
先の話で完全に信用が無いオヤジーデ。おんぷに会いたいが為に言っていると疑われる。勿論、否定するオヤジーデ。
しかし、はづきに『でも、急に事務所に行っても、おんぷちゃん居ないんじゃないかしら』と言われて『え? そうなの?』と言ってしまうオヤジーデ。

『アホじゃの、こいつ』とバカにするマジョリカ。でもって、マジョリカの顔に見慣れぬヒゲ。それを見たどれみ達に笑われてしまう。
怒るマジョリカ。『そのヒゲ落ちないの?』と言うぽっぷにララが『油性ペンだから落ちないのよ』と答える。
『ベンジンで擦れば落ちるんじゃないかしら?』と言うはづき。

完全に取り残されたオヤジーデ
『よぉし。そうやってあくまでワシを無視する気なら、もう何も言わん! ただ、このまま放っておいてアノ子がどんな目にあっても知らんからの!』
と拗ねる。オヤジーデの言葉もあってここに来てちょっと信じ始めたどれみ達。
結局、見に行くことになった。勿論、それ全てオヤジーデの策略。

マジョルカの魔女見習いということでおんぷを心配するどれみ達が面白くないマジョリカ。行く事には反対らしいが
どれみ達はそんなこと知ったこっちゃない。マジョリカの顔を見て笑うララ。
『本当にお前がやったんじゃないんだろうな?』と疑うマジョリカ。『あたしじゃないわよ〜!』と怒るララ。
そんな話をしてると、どこかから物音が

聞こえたのはクローゼットから。恐る恐る空けると中には酒瓶を抱いたマジョガエル。
『誰じゃ・・・お前・・・』と言うが酔いつぶれているらしく返答は無い。

で、どれみ達はおんぷの事務所へ到着。『さすが! ファンクラブ会員ナンバー7番ね』とオヤジーデをヨイショするはづき。オヤジーデ、ちょっぴり嬉しそう。



事務所のドアを叩くと、おんぷの『は〜い、どうぞ〜』と言う声が聞こえてくる。中に入るどれみ達。
おんぷ『どれみちゃん、あいちゃん、はづきちゃん。えっと・・・』と言ったところで困り顔になる。見慣れぬ顔が1人居たからだ。
(上段右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『春風ぽっぷで〜す。こんにちは!』と自己紹介するぽっぷ。どれみも『あたしの妹なんだ』と紹介。
『こんにちは。うふふふ。お姉ちゃんよりしっかりしてるみたいね』と笑うおんぷ。


それを見て鼻血を足らすオヤジーデ。その動きを見て『え〜何コレ〜! かわいい〜!』と興味津々なおんぷ。
おんぷにかわいいと言われてデレデレなオヤジーデ。おんぷにパソコンをいじられるうちにフリーズする。『こりゃあかんわ』と呆れるあいこ。


『あはははは、面白〜い!』と楽しそうなおんぷ。ここで用件を聞くおんぷ。ここでおんぷにバッドアイテムの事を教えるどれみ。
おんぷ、魔女界の話と言う事でぽっぷが居る事に戸惑うがどれみからぽっぷも魔女見習いと聞いて一安心。
はづきが続きを説明。あいこがそれを疑って事務所に来たことを説明。
しかし、おんぷからは『あははは。ハズレ。残念だけどバッドアイテムのせいなんかじゃないわ』と言われる。『え?』と言うどれみに
『来て。犯人に会わせてあげる』と言うおんぷ。どれみ達びっくり。

おんぷは普段、社長のマジョルカ以外絶対入れないことになっていると言う社長室の説明をする。
で、ノックをして『あたし。どれみちゃん達が遊びに来たの』と言う。中からマジョルカの声で『そりゃ丁度いいわ。お入り』と返答があった。
中に入るどれみ達。






どれみ達ビックリ。何とマジョガエルだらけ。
マジョルカ『見て〜、これがマジョリカんとこの魔女見習いよ!』と言う。すると、マジョガエル達から喚声があがる。
中には写真まで撮りだす者も。バッチリ、ポーズを決めるおんぷ。

説明を求めるあいことはづき。おんぷによるとマジョガエル達は夜中、社長室にある魔女界へのドアからやってきたらしい。


『何か〜、夜中、事務所で宴会して〜超ノリノリ〜みたいな〜』とヘヘの補足。相変わらずのギャル語。
で、『だから泥棒騒ぎに犯人はこのマジョガエル達ってこと』と説明するおんぷ。笑顔のマジョガエル達。
あいこは、またオヤジーデのデマだったことに呆れ顔。

『もう〜、警察とかマスコミとか誤魔化すの大変だったのよ〜!』と愚痴りながら椅子を回したマジョルカの顔も落書きだらけ。
笑うどれみ達。マジョリカと同じと聞いて驚くへへ
『マジ〜? これ寝ている間にマジョガエルに落書きされたのよ〜』と言う。

こんな感じ

『そりゃ、マジョウメさんじゃ』と言い出すマジョガエル。どうやら、マジョガエル達はそのマジョウメとはぐれたらしい。
『あんたら、居場所を知っているなら連れてっておくれ〜』と言うマジョガエル。どれみが嫌そうな返事をすると騒ぎ出すマジョガエル達。困るどれみ達。
その言葉に賛同するマジョルカ達。勿論、厄介払い。

で、結局、どれみ達が引き取ることになったのだが


これまた、結構、重労働。どれみ『ちょっと、ぽっぷ! あんたも少しはっ手伝いなさいよ!』とぽっぷに言うが
ぽっぷはおんぷと話に夢中で聞いちゃいない。
仲の良さに『何やあの2人。仲ええな〜』と呟くあいこ。笑いながら『ちょっと性格似てるかも』と言うはづき。

が、どれみ達は前途多難。
『の〜。もうちょっと優しく飛んでくれんかの? マジョタケさんが酔って気持ち悪いんじゃと』と言うマジョガエル。
『おいおい・・・』と困り顔のどれみ達。どれみが『もうちょっとだから我慢して』と言う。そのまま、飛び去っていくどれみ達。

ここでアイキャッチ。


で、MAHO堂。

事情を聞いたマジョリカ。マジョガエル達は魔女界で秋の行楽を楽しんでる最中に大嵐に見舞われ吹き飛ばされたらしい。
で、さっそく、魔女界へ帰ることを勧めるマジョリカ。が、『いや、そう言う訳にはいかんじゃろう〜?』と言う

怒るマジョリカ。そっちのけで『せっかく人間界にやって来たんじゃ。このまま観光もしないで村には帰れんからの』と言ってるマジョガエル。
それを聞いて『観光〜!?』と驚くどれみ達。早速出かけるつもりのマジョガエル達。
見つかる=魔女界の存在がバレると言うことなので勿論、止めるどれみ達。

すると『それじゃ、あんた達がどっか案内しれくれるかい?』と言い出すマジョガエル。『え〜!? あたし達が〜?』と驚くどれみ。
魔女=魔女見習いの大先輩ということで案内を要求するマジョガエル達。『それとこれとは・・・』と渋るどれみだが
その反応を見るなり連れて行くまで帰らないと座り込むマジョガエル達。


『それじゃ、何時まで経ってもお店が空けられないわ〜』と嘆くはづき。マジョリカ『仕方ない。お前ら今日一日付き合ってやれ』と妥協。
『そんな〜』と嫌そうなどれみ達。すると、いきなりおんぷが『あっ、もうこんな時間。あたし、お仕事に行かなくちゃ』と言い出す。
(上段右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『えっ! おんぷちゃん帰っちゃうの?』と残念そうなどれみ。ぽっぷを誘うおんぷ。ぽっぷ嬉しそうにうんと返事。
取り残された3人。マジョガエル達の希望によりまずはショッピング。

美空商店街に到着。
日曜日は魔法のコ開始

買い物客達の視線集中などれみ達。というのも後続がこんなんだから。でもってネタバレすると内装はこんな感じ。
すると、行列を見て興味津々なマジョガエル達。どれみに『あれはなんじゃ?』と聞く。
『あぁ、アレはクレープ屋さんの行列だよ!』と答えるどれみ。それを聞くなり並びだすマジョガエル達。
結局、買わされ小遣いが無くなったどれみ。

次は大衆演劇。拍手するマジョガエル達。あんまり騒ぐと正体がバレるのでどれみが注意するが聞いちゃいない。
すると、隣のおばあさんからみかんの差入れ。正体がバレると思ったどれみ達ビビるが、バレなかったらしい。・・・なんで?wwww

次は学校。石像の前で集合写真を撮ろうとしているどれみ。でもって、どれみが居るとこういう写真になるのはお約束。

次は海岸。波打ち際で遊ぶどれみ達とマジョガエル。途中、マジョガエルが溺れかけたが無問題。

最後は牧場。牛に乗ったり舐められたり乳搾りしたり。牛乳塗れにもなったが楽しい1日。

日曜日は魔法のコ終了
時は夕方近く。マジョリカがどれみ達のところへやってきた。
『もう十分じゃろ。もうすぐ日が暮れる。そしたら魔女界へ帰っとくれ』と言うマジョリカ。

が帰る気なしなマジョガエル達。『次は温泉じゃ』と言い出すマジョガエル。ショックを受けるマジョリカ。
更には『温泉行かなきゃ、帰らんぞワシ等』と言い出すマジョガエル。マジョリカキレる。
しかし、どれみ達に温泉の心当たりは無い。結局、妥協したマジョリカが秘密のスポットである温泉に連れて行くことに。

山奥のこんなところ。マジョリカ『あ〜、ワシと猿だけの憩いの場所じゃったのに・・・』とボヤく。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

ここで『ねぇ。ずっと聞きたかったんだけどさ。みんなの魔女見習いは何処に居るの〜?』と聞いてみるどれみ。するとマジョガエル達の表情が一変。
すると返ってきたのは『そんなもん居らん』と言う言葉。驚くどれみ達。見破った人間達は皆、驚いて逃げてしまったそうだ。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
即ちそれは、もう戻れないと言う事である。

自分達がマジョガエルの村から来たことを語るマジョガエル達。
『マジョガエルの村?』と聞くどれみ。マジョガエルの村とは2度と魔女には戻れないマジョガエルが住む村と説明するマジョガエル達。
マジョリカに移住を勧めるマジョガエル達。マジョリカ、マジョルカへの進言を勧める。やっぱり、クシャミが出るマジョルカ。


まだ遊ぶ気満々のマジョガエル達。今度は遊園地に行きたいらしい。しかし、時は夕暮れ。
『そやけど、もうすぐ夜やで〜? 今やったら一番近い遊園地でも間に合わへんわ』と言うあいこ。それを聞いて『じゃあ帰らない』と言うマジョガエル。
団結して帰界しないつもりのマジョガエル達。
『今から遊園地行かなきゃ、ずーっとあの店に住みついてやるわい』と言うマジョガエル。『え〜!?』顔などれみ達。
マジョリカ『勝手に決めるな。ワシの店じゃ』と抗議。

時はすっかり夕方。そしてお山にて

マジカルステージ。『遊園地に連れて行って』と願う。すると出てきたのはミニチュア遊園地。


『上等、上等』と評価するマジョガエル。
すると、魔法でマジョガエル達は小さくなってミニチュア遊園地に入場。
魔法でチョイx2開始
それぞれ所望のアトラクションにスタンバイ・・・がアトラクションは動かない。
『全然、動かないんじゃがの〜』と言うマジョガエルに『なら、魔法で動かしたらエエやんか〜』と言うあいこ。
すると、はづきがクランクハンドルを発見。どれみが回しだす。すると電灯が点いて

アトラクションが動き出す。楽しそうなマジョガエル達。挙句はクランクハンドル回しをはづきとあいこがやりたがる始末。

楽しそうなマジョガエル達を見て嬉しそうなマジョリカとララ。

帰宅が夜遅くなってしまったどれみ。魔法でチョイx2終了。呼吸を整えて『ただいま〜』と言うどれみだが


やっぱりはるかママに叱られた。しかも、ぽっぷは既に帰ってるらしい。ぽっぷはおんぷに送ってもらったそうだ。
ぽっぷに『ほんと、どれみは要領悪いんだから〜』と言われ肩身が狭いどれみ。
で、マジョガエルの動向を聞くぽっぷ。『さぁ〜』と答えるどれみ。

でもって、夜のMAHO堂。

『今度、マジョガエルの村にも遊びに来い』と言うマジョガエル。『うん』と答えるどれみ。
『あんたがちょっと羨ましかったよ。魔女見習いが居るアンタがの』とマジョリカを羨むマジョガエル。
『いつでも来い。あんなんで良ければ何時でも貸してやるぞい』言うマジョリカ。で、笑顔で手を上げるマジョガエル。
そのまま帰っていくマジョガエル達。笑顔で見送るどれみ達。

すると、どれみは上からの気配に気付いた。上を見るとアノ花弁光が舞い落ちていた。そして眩い光と共に

女王様の馬車が現れる。

女王様は
『皆さん。よくぞマジョガエル達を魔女界に戻してくれましたね。そのお礼にコレを差し上げましょう』
と何やら渡す。それは認定玉だった。その事に驚くどれみに
『認定玉は進級試験に合格するだけでなく、この魔女界にとって非常に良い行いをした場合にも与えられるのです』と説明するマジョリン。
『もし、あのままマジョガエル達が魔女界に帰らずに居たら、何れ魔女界の存在が人々に知れ大騒ぎになるところでした。
それをあなた達が防いでくれたのです』と言う女王様。
そんなに重要な事だったことに驚いて互いに顔を見つめあうどれみ達に『あともう少しです。頑張りなさい』と言う女王様。
『はい』と笑顔で返事するどれみ達。そして女王様は去っていった。
『ありがとう! 女王様!』と言う笑顔のどれみのアップで

〜おしまい〜

第38話『りょうたと真夜中のかいじゅう』
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