第41話『父と子・勝利への一手!』
(1999年11月21日放送)
脚本:栗山緑 演出:岡佳広 作画監督:河野宏之

河野課長

これまた、どなたのクラスにも得意な人が居たであろう将棋の話。
ちなみに将棋を打つ場面の盤面は見たところで判らないと思うのでキャプチャしてません。
まぁ、断片的にしか写らないので不都合はないかと。ただ、指し方はちゃんと考えられてるみたいですね。
関先生がスキンシップに抵抗が無いと言う事を示した話。
やっぱり松本美和さんの男子キャラは女性にしか見えない・・・。
演技云々じゃなくて、何というか見た目的にどっちか微妙なキャラが多い訳で。
でもって、これまた甘い喋り方をするので余計と・・・。
そして、河野君は逆にサラリーマンにしか見えない訳です。
オヤジーデ役の松尾銀三さんが掛け持ちをしている珍しい話。

DVD収録

クイズと日曜日は魔法のコミュージッククリップ付き
(37〜40話同時収録)

アバンタイトル

将棋を指す少年2人。片や劣勢だが眼鏡の方は余裕の表情。だが、気弱そうな少年が一手打ったところでOP。


3級試験の話でブルーなどれみ。『勝負なんて時の運やて』『おんぷちゃんみたいに飛び級って手もあるわ』等と言って励ますはづきとあいこ。
元気を取り戻しつつあったどれみなのだがおんぷの言葉で現実に引き戻され


元通り。でもっておんぷに注意するはづきとあいこ。悟って元気付けるおんぷだが焼け石に水。
その自己中振りに呆れるはづきとあいこ。どれみはシクシク。

で、サブタイトル。

で、学校。給食後、落ち込んでるどれみ。すると、関先生が『今日の日直〜!』と呼ぶ。今日の日直どれみはそれに『はい〜』と返答。
『日直は午後の授業前に職員室にプリント取りに来て』と伝える関先生。
ブルーなどれみは『こう言う日に限って日直なんて、あたしって世界一不幸な美少女だ』と嘆く。
はづきが交代を申し出るがさすがにそれは遠慮するどれみ。
で、いざ行こうとして男子の日直が居ない事に気付いたどれみ。男子の日直を呼ぶ。
すると、ドアの裏から登場。谷山将太君。

『谷山君ってほんと昼間の幽霊みたいだよね』と言うどれみ。『え?』と言う将太に
『幽霊って夜出ると怖いけど、昼間出たらよく判んないじゃん?』と説明するどれみ。『何それ?』と言う将太。
『つまり、存在感ゼロってこと』とどれみに言われ半泣きな将太。

それを見て『冗談だよ。そんなことで落ち込まないでよ、ほんとに落ち込んでんのはこっちの方なんだからさ』と言うどれみ。
『え? 春風さんでも落ち込むことあるんだ?』と明らかにお返しを将太に言われ『それどう言う意味?』とムッとするどれみはぷっぷのぷー。

で、プリントを取りに職員室に来た2人。で、あるが何やら一角が騒がしい。関先生と教頭が将棋をやっていたから。それを見て反応する将太。
『関先生、プリントは?』と聞くどれみに勝負に熱中する余り『机の上』と言う関先生。
それを聞いてそそくさと帰ろうとするどれみだが将太が『ちょっと待って』と言う。

『女だてらにアマ初段の私に勝負を挑もうなんて10年早いんですよ』と余裕の教頭。
が、2人の将棋盤を見て『先生の勝ちですよ』と関先生に言う将太。一手指導。

それを聞いてムッとする教頭。やや、戦況が変わったのかやや焦り顔の教頭だが強気を装う。

しかし、将太は淡々と手を述べていく。それには関先生も唖然。で、ある程度進んだところで関先生も理解。

関先生の勝ち。将太に頬擦りする関先生。将棋がよく判らないどれみだが素直に称賛。
将太にリベンジを要求する教頭だが昼休み終了のチャイムがなってTHEEND。悔しがる教頭。

で、MAHO堂。

ララがマジョリカに『マジョリカ、もう止めなさ〜い』と小言。というのもマジョリカが自棄酒を飲んでいるから。

更に飲もうとしてるとぽっぷに止められる。
ぽっぷに『どれみがダメな分、あたしが頑張ってあげるよ!』と言われ嬉し泣きで飛びつくマジョリカ。
が酒臭い上に酔面で可愛くないと言う事で投げ捨てられる。

先の将棋の話で尊敬するどれみ達。謙遜する将太を叩くどれみ。将来は坂田三吉みたいになったりしてとあいこが言う。

坂田三吉を坂田利夫と勘違いするどれみ。


話が脱線したが兎にも角にも褒めるどれみ達。
だが、将太は『僕、将棋なんか好きじゃないし、プロ棋士なんかなりたくないよ。じゃあね!』と言って何処かへ行ってしまう。
が、現場を見ていたどれみはそれを嘘と気付き将太の後を追う。
そのおせっかい振りに呆れながらもそれがどれみのいい所と納得する2人。



その頃、将太は将棋教室の前。その目に美空市ちびっこ将棋大会のポスターが目に入る。でもって、教室を覗く将太。

で、昔、父親に将棋の腕を褒められた事を思い出してると。


どれみに見つかる。将棋教室の前と言う事もあって『やっぱ将棋好きなんじゃん』とどれみに言われ『もう、僕の事は放っといてよ〜』と逃亡する将太。
走りつつ言い合う2人。で、どれみが走りながら言った『好きなんでしょ? 将棋!』と言う言葉を聞いてハッとする将太は走る足が鈍くなる。
それに気付いたどれみが余所見しながら走ってると電柱に激突。

公園でどれみを介抱する将太。
『ありがと谷山君。ホントあたしってドジだよね。自分ながら呆れるよ』と言うどれみの言葉を聞いて少し笑う将太。
『でも、春風さんのおかげで僕、自分に嘘ついてるのが良く解った』と言う。

それを聞いて起き上がるどれみ。将棋が嫌いと言った訳を聞いてみるどれみ。
彼の父はプロの棋士の一歩手前まで行ってなれなかったらしい。

丁度、そこにアノ人もやってきた。そして、どれみ達を発見。

プロの棋士になるのは日本将棋連盟の奨励会に入って6級から始めて昇級試験を勝ち上がり4段でプロになれる。と説明する将太。
『見習い試験みたい』と言うどれみ。将太に聞かれて返事に困ったが何とか誤魔化した。ここで、将太パパがプロになれなかった理由を聞いてみるどれみ。
30歳までに4段になれないと奨励会を辞めさせられる決まりになってるそうだ。

結局、それから将太パパはは酒に溺れて荒れ将太ママとしょっちゅうケンカをしているらしい。なので将太ママは将棋を嫌ってるらしい。


『それって勿体無いよ。谷山君には才能があるじゃん。あたしマジで羨ましいよ』と言われ何時もと違うどれみにやや驚く将太。
どれみは続けて『あたし、小学校入る前ピアノ習ってたんだ。世界一美人なピアニストになるのが夢だったんだけど才能が無かったみたい』と言う。
それを聞いてまたハッとする将太。どれみは続けて
『でも才能があれば、もっとピアノが好きになって今でも弾き続けてたと思う。あたしはダメだったけど谷山君は才能があるんだから
いくら両親に反対されたってやっちゃえばいいんだよ、将棋を』
と熱弁するどれみ。

そして、そんなどれみに『あたしも賛成だな』と言う関先生が傍に居たりして

ここでアイキャッチ。



関先生も『本当に好きなら将棋やりな』と勧める。しかし、両親を考えると素直に『うん』とは言えない将太。
ここで自分が説得すると言い出す関先生。どれみの勧めもあって将太も納得。希望を持った。

しかし

両親からは反対をされてしまう。食い下がる関先生にプロの厳しさ故に将太に自分と同じ思いをさせたくないと言う将太パパ。
関先生は更に食い下がるが将太は『先生、もういいです。僕もう将棋は・・・』と言い出す。しかし、どれみは諦めない。
どれみは昼のアマ初段である教頭との対局を3年のブランクがありながら勝利したことを引き合いに出して将太の才能を伝える。
それを聞いてハッとする将太パパ。続いて、関先生は将太の努力を伝える。


将棋道場での対局見学、将棋の新聞や本の熟読などを熱心にやっていたことを告白する将太。


関先生が将太の気持ちを理解し嘆願。将太も土下座してまで頼み込む。


なんと、将太パパからOKが出た。但し、それには将棋大会で優勝したら考えると言う物。
喜ぶどれみ。2人に感謝する将太。関先生も『谷山。よかったな〜!』と嬉しそう。健闘を誓う将太。


勿論、将棋大会にははづきとあいこも合流。これが結構本格的。

一応並べました。やや余り気味でありますが^^;



将太の戦績を聞くあいこ。どれみ、驚きながら現在、準決勝であることを説明する。
ちなみにこれも繋ぎ絵です。こればっかりはうまいことカッティングされてましたね。

嬉しそうなはづきとあいこ。関先生に戦況を聞いてみると『アレ見てみな』と言われる。

そこを見ると将太パパの姿があった。こっちに気付いて顔を赤くしながらお辞儀をする将太パパ。


準決勝も将太の勝利。将太が振り向くと将太パパが居た。頷く将太パパ。それを見てやや笑顔になる将太。

どれみ達もハイタッチ。次は河野君と準決勝。


しかし、将太によると河野君はこの道場の常連でアマ3段の6年生とかなりの強敵とのこと。大丈夫と言い張るどれみ。
あまりの肩入れに将太に惚れた疑惑を持たれるどれみ。勿論、違うので否定。
肩入れの理由は将太を応援しているうちにブルーだった気持ちを忘れ元気が出てきたかららしい。
はづきとあいこもどれみに笑顔が戻ったことで喜ぶ。で、気合入れて応援をすることにした3人。

決勝ということもあって、試合は特別対局室で行われることに。観戦はモニターとボードにてするとのこと。
駒を並べる様子が映るモニター。集まる観戦客。

で、将太が角を取った途端『お前は負ける』と言う声が聞こえた。思わず角を落としてしまう将太。

将太が緊張していることに気付いたはづき。理解を示すあいこ。
どれみは大声で『谷山君、ファイト〜!』と言って客に注意される。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)


で、緊張の中対局開始。
VS

静かに観戦する一同。将太が相手の角を奪ったところで一安心した様子で退席する将太パパ。
それを見て後を追う関先生。将太パパは外で一服していた。
『将棋見ないんですか?』と言う関先生に『先生、将太は勝ちますよ』と言う将太パパ。驚き顔の関先生に
『オレが知らない間に強くなってやがる』と言う。関先生は『でも、まだ始まったばかりだし・・・』と言う。
それに対して『大丈夫。角がわりの櫓の戦法は俺がよく教えた将太の得意手なんですよ』と言う将太パパ。
『へぇ〜、そうだったんですか』と感心する関先生。



が、将太が肝心の角を取ろうとすると自分の敗戦風景が頭を過ぎる。角を戻して自分の手を疑う将太。


将太の戦況を聞く関先生。あいこによると先程まで余裕で指していたらしい。角を打ち込まないことを不思議に思う将太パパ。
困った将太はWCに行く事に。持ち時間の話があるので早く済ます様に言う審判。


WCで顔を洗ってると、誰かが背後にやってきた。勿論どれみ、ハンカチを差し出す。お礼を言いながらも彼の顔に元気が無い。
様子が変であることを伝えるどれみ。あいこが先の戦法の話を出す。
ここでさっきの幻覚の話をする将太。同時にこんなこと初めてとも言う。持ち時間が無くなると言う事でここで帰ってしまう将太。
ここでバッドアイテムを疑ったどれみ達。


見習い服に変身。どれみだけピュアレーヌパソコンを取りに帰る。はづき達は見張り。


すると、どれみが帰ってきた。窓の隙間から角の駒をオヤジーデに見せるとバッドアイテムと言う事が確定

魔法で時間を止めて角を回収。


マジカルステージでバッドカードを回収。どれみ達は笑顔。
ドキドキの魔法開始


将棋の駒を戻し『谷山君、頑張って』と言うどれみ。時間が元に戻る。いよいよマズくなってきた。余裕の河野君。
ここで止む無く角を手に取る将太。が、あの嫌な幻覚は現れない。


ということで必殺技を放つ将太。それを見て河野君大慌て。勝利を確信する将太パパ。宣言通り河野君敗北宣言。

大喜びのどれみ達。笑顔の将太。祝うどれみ達。お礼を言う将太。続いて道を開けるどれみ。


勿論、2人を対面させる為。
『父さん。優勝したよ。将棋、やっていいよね』と言う将太。
『あんなヘボ将棋指してたくせによく勝てたな〜』と言う将太パパ。
『お父さん。照れてないでちゃんと言ってください』と見破る関先生。照れながら『ぬぁ、あっ、ど、どうも〜』と言う将太パパ。

『将太。俺は今日限り酒を止める。その代わり、明日から昔の様に徹底的に鍛え直してやるから、覚悟しとけ!』と言う将太パパ。
それを聞いて涙を流し『父さん』と言いながら頭を預ける将太。

それを見る笑顔のどれみ達。
6人の全体像をズームアウトしていく絵とドキドキの魔法終了と同時に・・・

〜おしまい〜

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