(2000年1月2日放送)
脚本:栗山緑 演出:岡佳広 作画監督:生田目康裕
パフェ男
2000年最初のおジャ魔女どれみ。
そして、年始で放送された数少ないニチアサアニメでしょう。
今ではこの日にちに放送されることはまずありません。
年始はいきなりあいこの家庭編。
重い話を予想してましたが案外と楽しめる出来。
でもって、アバンタイトルは初の試み、いつもの20秒ではなく40秒で年始の挨拶をして来ます。
最初は驚きましたね。普通ならあいこ的にバッドエンドな絵だったんでしょうね。
徳光由禾さんがどれみの中で初めて日本語を喋ったであろう話。
(33話のリレーアナウンスが徳光さんに似てますがEDに名前はありませんでした)
みどりさんはかなり良い人だと思ったり。幸せな生活をしてることを願います。
DVD収録
クイズと後期OPノンクレジット付き
(48〜51話同時収録)
アバンタイトル
今回のアバンタイトルは特別仕様です。丁度、1月2日という事もあり年始の挨拶。
ちなみに他作品の年初放送は編成が元に戻りだす1月5日以降なんですが無印だけは1月2日。
そうです。正月特番真っ只中。そんな時でも放送されたと言うところがこの番組の人気を表していますね。
で、まともに挨拶している3人のところに美空小の面々が乱入して集合挨拶したところでOP。
で、幸治パパの勤める東栄タクシー美空営業所。丁度、お見合いの話。相手は結構美人で性格も良いらしい。
勧める社長は乗り気だが、幸治パパは気乗りしないので『考えさせてもらいますわ〜』と言う。
で、サブタイトル。
でもって、あいこの家。夜勤明けの帰宅な幸治パパを優しく出迎えるあいこ。
並んでいるおせちに感心する。おせちは値切り倒して買ったあいこオススメの一品。
食べるので見合い写真を普通にこたつの上に置く幸治パパ。『ホンマやな〜』と納得する幸治パパに御屠蘇を注ぐあいこ。そして乾杯。
で、もう一杯注ごうとしたあいこは見合い写真を発見する。『綺麗な人やな〜、コレ誰?』と言うあいこ。
幸治パパ、取り上げて隠すが直ぐに見合い写真だという事がバレてしまう。誤魔化して無かったことにしようとする幸治パパだが。
見合いとあってはあいこも黙ってられずに
『
お酒飲んでる場合ちゃうやろ〜! まさかお父ちゃん、お見合いするつもりやないやろな〜?』とキレる。
が、ここは『どないして、断ろうか考えてたところや』と本音を言う。一安心のあいこ。
重苦しい雰囲気・・・になったかに見えたがすぐ仲直りなのがこの親子。
でもって、あいこは時計を見て『あ、もうこんな時間。11時にどれみちゃん達と初詣行く約束してたんや〜』と言い出す。
ここは幸治パパ『ここはもうええからはよ行き』と寛大なお許し。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
で、初詣のどれみ達。お願いするどれみとはづき。
どれみは『1級に合格して、今年こそ素敵な彼氏ができて、ステーキが食べられます様に』と。
はづきは『1級に合格して、今年こそ自分の考えをパパやママにはっきり言えます様に』と願う。
願い続けるあいこに声をかけるがあいこは幸治パパの分の願い事が残ってるらしく先行をどれみに頼む。了解するどれみ。
そして、あいこは無事故無違反とお見合いしないことを熱心にお願い中。
で、これまた恒例行事のおみくじ。はづきは吉。まぁまぁな結果にうれしそうなはづき。
一方のどれみは末吉。はづきが『末吉って数が少ないから縁起が良いって言うわよ』
とフォローを入れる。悪くはないのだが『恋愛の見込みなし・願い事叶わず』と書いてあることが書いてあることだけに泣きつく。
ここであいこが合流。早速、泣きつくが『何言うてんねん、おみくじなんてええとこだけ信じたらええねん』とあいこに言われる。
直ぐに立ち直るどれみはあいこにツッコミを入れられる。
で、先のお見合いの話を告白するあいこ。『お見合い!?』と大声をだすどれみとはづきに『そんな大声出さんといて』と恥ずかしそうに言うあいこ。
『絶対、反対すべきだよ』と言うどれみに『あったりまえや、お父ちゃんも乗り気やないし。神さんにもよう頼んどいたから大丈夫や』と答えるあいこ。
願い事がその為だったことがバレて照れ笑い。
で、歩いていると春風夫妻・藤原夫妻と遭遇。ぽっぷも一緒だ。年始の挨拶をするあいこ。居る事を不思議に思うどれみ。
これからみんなで昼御飯を食べに行こうと言う話になるがあいこは行かないらしい。
と言うのも幸治パパのことがあるから。そして、お辞儀をして何処かへ行ってしまう。
どれみはステーキを提案。が、かなえの店はお休みとはるかママに宣告されガビーンなどれみ。
『お正月だよ。お店だって休みに決まってるじゃん』と愚痴るぽっぷ。
明パパは『いやぁ〜、元気な娘さんだ!』と楽しそう。一方の春風夫妻は恥ずかしがる。笑い者になって不満などれみ。
で、どれみ達は出発。が、あいこはすぐ近くに居たりする。しかし、見合い話のせいか元気が無い。年始の挨拶のこともありMAHO堂に行く事に。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)
で、年始のMAHO堂。
マジョリカとマジョルカは飲んだくれてこれがまた意気投合。互いに自分の魔女見習いのことを愚痴る。それを見ているあいこ。
なんだかんだ言って仲が良いことにやや呆れ顔。
そんな話をしているとララがあいこの気持ちを思って『あいちゃん。さっきのお見合いの話だけど。自分の気持ちに正直に従った方がいいわよ』と言ってきた。
が、ヘヘは『あらそう? 私は見合いさせた方が良いと思うけどな』と反対の様子。理由はあいこの労働削減ができるから。
おまけに父親の自分のモノにしたいと言うのはガキのすることと言ってくるヘヘ。
ララが止めるが『お父ちゃんだって本当は再婚したいんじゃないの?』と続ける。
挙句はヘヘの『おばさんはこれだからな〜』発言に端を発した罵り合いでララとヘヘ大喧嘩。
片や酔いつぶれて寝ている。よって帰った方が良いと判断して帰ることにしたあいこ。
時は既に夕方。あいこはガードレールに持たれてハーモニカを吹いていた。
吹きながらあつこママのこと、ヘヘの言葉を思い出す内、涙が出てしまうあいこ。演奏が終わったあいこはキリッとする。
そして、その夜の妹尾家。
晩酌中の幸治パパ。あいこの元気の無さを気にする幸治パパを他所に酒を勧めるあいこ。がここで徳利が空になったので酒を温めに行く。
ここで背を向けながらお見合いを肯定するあいこ、驚く幸治パパ。反対したことを話題に出す。
ここで秘密を告白するあいこ。それは秋の家出の話。その時にあつこママに会いに行っていた事を告白するあいこ
あいこはあつこママに会いに行ったあの時の事を伏せていた様だ。『そうか。お母ちゃん、元気やったか?』とあつこママの近況を聞く幸治パパ。
ここで『でも、お母ちゃん再婚して赤ちゃん居んねん』と爆弾発言。幸治パパ思いっきりうろたえる。
『もうお母ちゃん、あたしらのお母ちゃんとちゃうねん!』と泣きながら告白するあいこ。
『そやったんか・・・なんで言うてくれへんかったんや』と力なく言う幸治パパに
『何か言いそびれてしもて』と弁解するあいこ。
『あれでお母ちゃん、結構美人やからな〜。それより、あいこ。はよ酒持って来てや』と言う幸治パパ。それに答えてコンロの火を切るあいこ。
布団に入ったあいこをドア越しに尋ねる幸治パパ。
ここで『あいこが勧めるんやったら、見合い相手と会うだけ会うて見ようと思うんやけど』と聞く幸治パパ。
あいこ泣きながら『ええんとちゃう?』と答える。
あつこママが再婚してると判ってても2人にとっては辛い話である。
ここでアイキャッチ。
で、翌日のMAHO堂。おめかししている事に驚くどれみ達に『これからお見合い行かなアカンねん』とを伝えるあいこ。
どれみに『あんなに嫌がってたのにどういうこと?』と聞かれる。
『それがよう考えたら、お母ちゃんは再婚して幸せなってんのに、お父ちゃんだけこぶつきの男寡は可愛そうやもん』と弁解するあいこ。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『あいちゃんの気持ちはどうなるの?』とはづきに聞かれ返答に困るあいこ。
『そうだよ。新しいお母さんができるかも知れないんだよ〜?』と追い討ちをかけるどれみ。
それはそれで楽ができると容認するあいこ。行こうとするあいこを止めるはづき。
ここで、ひとつの疑問を投げかける。
あの時、抱いていた赤ちゃんは本当にあつこママの子なのか?
無印34話を思い返せば誰も我が子とは言っていない。そして、どれみ達もソレを確認していない。
その事実を聞いて『そんな大事な事、確かめてないの〜?』と驚くララ。
焦るあいこ。確かめようにも場所が大阪だけに見合いに間に合わない。ここで意外な救世主登場。
『確かめられんの〜?』と言うあいこに括弧『ワシを誰だと思っておるんじゃ!』とキレるマジョリカ。
そして場所を変え『水晶玉よ、あいこの母親の姿を映しておくれ』と水晶玉に念じるマジョリカ。
あつこママは食事前。あいこの写真に『あいこ、頂きます』と呟いていた。そして、丁度来客。
そして、味噌を借りに来たその主婦が抱いていた赤ちゃんこそあの時の赤ちゃんだったのだ。
真実が判ったあいこ、血相を変えて幸治パパに知らせに行く。そして、どれみ達にあいこの救援を勧めるするマジョリカ。
『えっ? いいの? 店番』と聞くどれみに『ぽっぷを呼ぶからいいわい』と答えるマジョリカ。ララに茶化され照れるマジョリカ。
でもって、幸治パパは見合い会場。
勘違いだった旨を伝えるあいこ。呆れる幸治パパ。中止を申し出るあいこだが勿論、できる訳が無い。
そんなこんなをしてる間に幸治パパはお呼ばれされてしまった。焦るあいこはどれみ達を発見。
ここは見合いの破壊しかないことで考えが一致する3人。あいこは悪童になることを誓う。
はづきの『私達も魔法でフォローするわ』と言う言葉を受け抱きつくあいこ。引きつるどれみ達を他所に出発。『あいちゃん。ファイト!』と励ます2人。
これまた、お見合いに御誂え向きな所。
とりあえず趣味を聞いてみる幸治パパ。旅行と音楽鑑賞ですと答える見合い相手。
名がみどりさんであることとピアノがプロ級の腕前であることを伝える社長婦人。
みどりさんから同じ質問返し。ここでみどりさんをおばさん呼ばわりするあいこ。
真意を知ってか知らずか幸治パパに窘められるが『31歳でお姉ちゃんはないやろ?』と悪態をつく。
悪態のつき様にあいこを止めようとする社長夫妻。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
あいこは強行模様。そんな、あいこを見て笑顔なみどりさん。
ここで『趣味は競輪、競馬にパチンコ、マージャン。それからお風呂ん中で浪速恋時雨歌うことやな』と暴露しまくるあいこ。
『そこまで言うか?』と言う幸治パパだが
『何、気取ってんねん。こう言うことはどっちみちバレんねんから正直に言うた方がええ。
それにここだけの話。お父ちゃん、酔っ払って寝たら鼾と歯軋りごっつ五月蝿いんやで〜』
とあいこは更に暴露。これには幸治パパと社長夫妻もタジタジ。
が、みどりさんは物をはっきり言う子が好きだった。それを聞いて目がテンな妹尾親子。
みどりさんも結構ハッキリしている性格らしい。あいこは逆効果と後悔。
あいこが苦戦中。パフェを見つけたどれみは『お盆よ! 傾け〜!』と魔法を使う。
魔法でチョイx2開始。
すると、ウェイトレスのお盆が揺れて乗っていたコーヒーとパフェが落ちそうになる。何とかコーヒーはキャッチした。ということは
(下段右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
こういうことになる。当然、着替える事に。
その様に引いたあいこだがどれみとはづきの影を発見し事の次第を察知してニヤつく。『こう言う魔法は得意なんだ』と照れながら言うどれみ。
で、タクシー会社の制服に着替えた幸治パパ。が、それを見てみどりさんうっとり。
みどりさんは何と制服フェチだった。あいこ、どれみを物凄い顔で睨む。
失敗に気づいた2人。次ははづきが『寒いギャグよ、出てこ〜い!』と魔法を使う。
すると、いきなり『それにしても、今日はホンマええ天気デンデンムシムシ蝸牛』と言い出す幸治パパ。
余りの寒さに凍りつく一同(凍り付いてるメンバーに注目)
すぐにはづきの仕業と判ったあいこ。
が、みどりさん笑い出す。幸治パパは『どないしたんやろ? こない寒いギャグ言うてしもてしまった島田紳助』と2発目。
これで完全に大爆笑するみどりさん。もう片方の仲人に咎められる。が、みどりさんはかなり好感触を持ってしまったらしい。
みどりさんの脳=はづき脳であることにショックを受けるあいこ。
一方、やらかした本人も爆笑中。どれみ『あんたがウケてどうすんの!?』とキレる。
魔法でチョイx2終了。
ここで一計を案じ2人に散歩を進める社長夫妻。あいこも同行しようとするが止められる。
益々、ヤバくなってきたのでWCと誤魔化し切り抜けるあいこ。
散歩中の2人。隠れ見中のどれみとはづきに『2人とも何やってんねん』と怒るあいこ。謝るどれみとはづき。
ここで直々に妨害を宣言するあいこ。
一方、アノ2人は庭園の橋に居た。みどりさんが寿退社の話をする等、これまた結構良いムード。コレに業を煮やしたあいこ。
『池の鯉、全部跳ねろ〜!』と魔法を使う。魔法は成功だったのだが驚いたみどりさんが幸治パパに抱きついてしまい逆効果。
ますますイイ感じになってしまう。で、それを嘆いていると『こんなところで何やってんの?』と聞き覚えのある声が声をかけてくる。
おんぷだった。おんぷは丁度、雑誌の取材とグラビア撮影で来てたそうだ。
ここで、現在地で魔法を使うことを窘めるおんぷ。あいこは事情を説明。
一方、2人は移動中。事情を聞いて笑うおんぷ。不謹慎だと憤るどれみとはづき。
が、おんぷからは『魔法の使い方間違ってるよ。相手の人に魔法をかけてお父さんを嫌いにさせればいいのよ』と言われる。
それが禁呪だと指摘されるや『じゃあ、あたしがやってあげようか?』と言い出すおんぷ。止めるはづき。
すると『あいちゃん、イイ子過ぎるよ。自分の気持ちをもっと素直に出した方がいいよ』と言うおんぷ。
それを聞いて『あたし、やったる!』とヤル気になったあいこ。禁呪を使うと思ったどれみとはづきは止めるが
『心配せんといて、魔法は使わへん』と答えるあいこ。
『あいこちゃんもイイ子そうだし・・・私で良かったら・・・』と言うみどりさん。すると
止めに入るあいこ。
『みどりさんはエエ人や思う。そやけどアカンねん』と言うあいこ。
続けて『あたしのお母ちゃんは1人でええねん』と言うあいこを見てハッとするみどりさん。
『自分に嘘ついててホンマ御免なさい。お父ちゃん。あたし、新しいお母ちゃんなんか要らへん!』と泣きながら言うあいこ。
それを聞いた幸治パパと抱き合うあいこ。
それを見たみどりさん。最初は『え?』顔だったが笑顔になり『判ったわ、あいこちゃん』と言う。
続けて『妹尾さん、このお見合い、私の方から断らせてくださいね。男性の方から断られるなんて格好悪いじゃないですか』と言うみどりさん。
そして、潔く去っていくみどりさん。そんな、みどりさんを呼び止めて『ありがとう』とお礼を言うあいこ。
『あいこちゃん。お父さんと結婚できなくても、あいこちゃんを娘に貰いたくなっちゃったな』と言って去っていくみどりさん。
そんな、みどりさんに一礼する妹尾親子。
勿論、破談になったので社長はご立腹。謝る幸治パパ、社長が怒っていたことに驚きなあいこ。
器量良しのみどりさんを恋しく思う幸治パパ。あいこは『』と皮肉る。怒る幸治パパ。あいこを追いかけだす。
そんな2人を見て笑顔のどれみ達。追いかけっこが静止画になったところで
〜おしまい〜
第48話『おんぷのメールはラブレター?』
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