(2000年1月16日放送)
脚本:影山由美 演出:山内重保 作画監督:河野宏之
壊れた3人
森野かれんちゃんとおんぷがゲストの話。
ちなみにタイトルと全く異なる話です。
タイトルだけ見るとおんぷがパパに会うだけの話ですが大半はおんぷとかれんの話。
初めて見た時は違う話?と思ってしまいましたね。
物語的にはかなり重要な話。
しかし、こんな難しい話、当時の子供達にウケたのか?^^;
関係ないですが、おんぷは鉄子ですかね?
※鉄子=鉄道マニアの女性。
数少ないBGMおジャ魔女カーニバル使用回。
今回は絵を効果的に使った回なので画像は250枚と多目です。
(その程はアニメを見れば判るので是非見てみましょう)
DVD収録
クイズと後期OPノンクレジット付き
(47〜48話、50〜51話話同時収録)
アバンタイトル
寝台特急を跨線橋から見送るおんぷ。おんぷが『お帰りなさい、パパ!』と言ったところでOP。
電車のパンフレットで盛り上がる男子達。太田によるとZ−101たいよう電鉄の最新型寝台特急。という奴らしい。
何故か、おんぷも反応する。今度の土曜が初走行。切符も発売30分で売り切れてしまったそうだ。
『男の子って列車とか車とか好きだね〜』不思議がるどれみ。
『幾つになっても子供っぽいことが好きなんだってママが言ってたわ』と答えるはづき。笑う3人。
でもって、おんぷが
『あ、これ知ってる。12両編成の新型2階建寝台特急で12号車のE−26型には床下に520馬力のディーゼル機関が入ってるのよね』
と語りだす。その詳しさに半ば引き気味な男子達。
ついでに『おまけに車内は豪華ホテル並で、お料理は一流レストランのシェフが作ってるんですって』と付け足すおんぷ。
それを聞いたどれみ『それって、超豪華なステーキとか?』と質問してみる。『あ・・・多分』と答えるおんぷ。
おんぷの詳しさに驚く小竹。隠れ鉄道マニアを疑う太田。そして、ステーキ病を発症したどれみは連行される。
で、サブタイトル。
おんぷは仕事から帰宅中。車内で美保ママから3年前にもドラマ化されたと言うしあわせ橋と言う物語を教わる。
でもって、その主役の妹である茜役のオーディションがあると言う話を聞かされる。
おんぷは乗り気でない様だが『茜の役は難しいんだけど、おんぷちゃんがやればきっと良い勉強になると思うの』と美保ママは推奨。
やはり、気乗りしないおんぷだが主役がマツザワ・アキヒデ(通称:マッキー)と聞いて急に態度が変わり、やりたいと言い出す。
で、家に帰宅。留守番電話が入っていた。剛パパからだった。
『決まったよ。パパが寝台特急の第1号運転手だ。切符も取れたからママと二人分送るよ。楽しみにしてるからね』
と言う内容だった。それを聞いて嬉しそうなおんぷ。だが出発式がある土曜の夕方はおんぷの仕事の打ち合わせがあるらしく美保ママはいけないらしい。
やや落ち込んだおんぷだったが、1人でも乗ると気を取り直す。自分の分まで見てきてと頼む美保ママ。頷くおんぷ。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
で、跨線橋に来ていたどれみ達。おんぷのパパが電車の運転手だったことを知ったどれみ。教えたのはあいこだが元ネタはマジョリカ。
で、そんな話をしていると同伴していたぽっぷが線路を見つめるおんぷを発見。どれみが声をかける。
あいこが『おんぷちゃ〜ん、今日は仕事無いの?』と、ぽっぷが『何してんの?』とそれぞれ質問。
すると、おんぷは何やら嬉しそうに
『どれみちゃん達、ねぇ聞いて聞いて。うちのパパがね、新しい寝台特急の最初の運転手に決まったの』
と言い出す。リアクションが薄いどれみに対し、『うわぁ〜、カッコイイね〜』と素直に羨ましそうなぽっぷ。
そう言われて『うん。カッコイイんだ。切符もパパが送ってくれるのよ。あたし、あの特急に乗るんだ』と自慢するおんぷ。
乗りたがるぽっぷ。『ホント?』とはづき、『すごいやん』とあいこが言う。続けて
『それに、パパに会うのは3ヶ月振りなの。パパ、始発の大空駅に単身赴任してるから偶に家帰ってきても
あたしがお仕事だったりして全然会えなかったんだ』
と言って楽しそうなおんぷ。言うだけ言って帰る。『バイバーイ』と言うあいこ。
どれみは何時ものおんぷと違うと思う。はづきも自分の事を話した事を不思議に思ったらしい。
あいこは自分も嬉しくなってきたと言う。頷く、どれみとはづき。ぽっぷもそうらしい。
で、とあるスタジオ。一人で芝居をする少女を見るスタッフ連中。
その頃、控え室では一人の女の子がコップを落としそうになる。慌てて掴んだので割れはしなかった。
『ご、ごめんなさい。緊張しちゃって』と謝る女の子。それを見るおんぷ。
でもって非常階段で芝居の練習をしている女の子。見覚えある立ち止まる足。その演技を見たおんぷ『あ・・・』と反応。
それを聞いておんぷに気づいて恥ずかしがる女の子。『何で? 結構上手だったわよ?』と言うおんぷ。
『あたし、森野かれん。おんぷちゃんに上手だって言われて嬉しかった〜』と自己紹介しながら喜ぶ女の子。
続けて『だけど、あたしスゴイ上がり症なの。あたし、カメラの前に立つとボーッとなっちゃって。でも、今度のドラマだけはどうしても出たいの。
だから、一生懸命練習してるんだけど・・・』と言うかれん。
それを聞いて『あなたもマッキーのファンなの?』と返すおんぷ。NOなかれん。前からこのドラマに出たかっただけらしい。
ここで『あたし、何時でも絶対受かるぞって思ってオーディションを受けてるの。今度も絶対受かるわ。じゃあね〜』と言って去るおんぷ。
それを見送りながら『絶対・・・受かるぞ・・・』と復唱するかれん。
その後、オーディションは済んで家へ帰宅するおんぷ。丁度、特急の切符が届いていた。丁度、電話がかかってきた。
1次審査通過の電話だった。ハイタッチするおんぷと美保ママ。『やった〜!』と喜ぶおんぷ。
おんぷを呼び止めるどれみ。振り向いたおんぷに『ねぇねぇ、マッキーと一緒のドラマのオーディションに受かったんだって?』と言う。
『今朝、新聞で見たで』とあいこも同調。『マッキーのサイン欲しいな、サイン貰ってきて〜』とおねだりするどれみ。
『まだ受かった訳じゃないの。最終オーディションは今度の土曜日だから』と説明するおんぷ。『え、そうなの?』などれみ。
『土曜日っておんぷちゃん、お父さんの寝台特急に乗る日じゃ?』と言うはづき。
『出発は6時。それまでにオーディション終わる事になってるから大丈夫よ』と答えるおんぷ。
おんぷを応援する3人。おんぷ
『みんな、ありがとう。そうだ、最終オーディションは公開番組なの。どれみちゃん達も会場に招待しちゃう』と言い出す。その話に乗るどれみ達。
会場はスゴイ客数だった。
『おんぷちゃん、受かるとええな〜』と言うあいこ。ここで、おんぷが魔法使わないか不安などれみ。
はづきあいこも同調。言い出して自分で『そんな〜』と動揺するどれみ。
ここでアイキャッチ。
おんぷがドアを開けようとしたところ、聞き覚えのある声に呼び止められる。
この格好は・・・そう、かれんだ。おんぷも『えっと、あなたは・・・』と嬉しそう。
『森野かれんよ。おんぷちゃんが言っていたみたいに絶対受かるぞって思って頑張ったら受かったの、ありがとう』
と名乗り直してお礼を言うかれん。
『へぇ〜。でも、今日の最終オーディションは負けられないな』と返すおんぷ。『あたしも・・・けど』と不安顔のかれん。?顔なおんぷ。
照明も点き出し開始も近い。で、どれみ達はと言うと遊んでいた^^ モニタにも電源が入る。
その頃、舞台裏のおんぷとかれん。かれんの手が震えていた。
すると突然『あたし、お父さんに似ちゃったみたいなんだ』と言い出すかれん。?顔なおんぷ。
かれんは続けて『あたしのお父さんもね、すごく上がり症だったんですって。それで何時もオーディション落ちて中々良い役貰えなかったんだって』と言う。
舞台袖にもたれたかれんは『そんな時、いつも』と言いながら
父の背中に背負われて夕日を見ていたことを思い出すかれん。
それを聞いて『は!』顔なおんぷ。妙に嬉しそうな顔でかれんの横に陣取り『お父さんの背中って暖かいよね』と言う。頷くかれん。
どれみ達は未だお遊び中。着々と舞台準備が進んでいく。で、かれんは
(上真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『でも、3年前、このしあわせ橋がドラマ化されることになった時、お父さん出演できるってとっても喜んでいたの。
だけど・・・クランクイン寸前に病気で倒れて、そのまま天国へ逝っちゃったの。だから、今度は私が頑張ってこのオーディション受かって
しあわせ橋に出たい。お父さんの夢をあたしが叶えてあげたいの』
と言う。それを聞いて話途中から開いた口が塞がらないおんぷ。そんな舞台裏の2人。
そして、いよいよ本番。いつもの如く演技を進めていくおんぷ。
それに見惚れるどれみ達。その出来に魔法を使う余地が無い事を知ったどれみ達は大声で応援する。
で、戻ってくると美保ママが来ていた。
『ママはこれから別の仕事の打ち合わせで行くけど、おんぷちゃん1人で大丈夫?』と聞く美保ママ。
『うん。終わったらパパのところへ行くわ』と答えるおんぷ。
『そう、頑張って。茜役はきっとおんぷちゃんに決まるわ』と応援する美保ママ。
で、あるところを通過しようとしたおんぷはかれんを発見。かれんを見るおんぷ。
見る限り様子がおかしいことは判ったおんぷ。すると『それでは、森野かれんさん。どうぞ!』とアナウンスが入る。
が、かれんは動かない。すると、スタッフが連れに来た。半ば無理矢理連れていかれる感じのかれん。
拍手喝采の中、舞台に上がるかれん。だが、緊張のあまり台詞が思い出せない。
それを見ているおんぷ。何かを思い舞台袖の奥へ走っていく。そして、魔女見習いへ・・・。
舞台上の足場からかれんを見下ろすおんぷ。
おんぷは『かれんちゃんの上がり症を直して!』と魔法を使う。しかし、魔法を使った後、お守りに大きな皹が入る。おんぷは気付かない。
それを見ておんぷの禁呪使用を疑うどれみ達。
すると、見違える様に演技を始めるかれん。その変貌振りにはスタッフも驚く。
(右上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
先の魔法で魔法玉が無くなった為、クルールポロンを仕舞うおんぷ。『でも平気よ。パパの特急には間に合うもん』と思い込むおんぷ。
だが、その腕の割れたお守りからは光が漏れていた。
そして、全審査が終わりいよいよ決勝戦進出者発表へ。どれみ達が期待する中、おんぷとかれんに決定する。
(上段の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
ふと、時計を見るおんぷ。時は既に3時半。このままでは間に合いそうにない様だ。おんぷは思い出す。
昔、剛パパにおんぶされ剛パパが運転した寝台特急を見送ったことを。
なんてことを思い出してるとかれんが声をかけてきた。振り向くおんぷ。
『あたしがあなたと決勝だなんて夢みた〜い。あたし、頑張る!』と言うかれん。それを聞いて『あたし、絶対受かるから』と言うおんぷ。
そして、決勝戦。おんぷが魔法を使うことを心配するどれみ。
お守りにも限度があることをマジョリカが言っていたと心配するはづき。そんな心配を他所に決勝戦開始。
そして、両者の熱演。見入る観客達。
そして、合格者は森野かれんに決まった。笑顔で『おめでとう! かれんちゃん』と祝福するおんぷだが、約束を思い出す。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
これをもって公開番組終了。
今度は魔法を使わなかったことに一安心のどれみ。同時に先の魔法の意味が判らない。
なんて事を考えて歩いていると何かを思い出し立ち止まったはづきに激突。はづきはおんぷの約束お思い出していた。
間に合わないことに気付くどれみ。
その頃、おんぷは急いで階段を下りる。しかし、くずかごに引っかかり転んでしまう。
時は既に17時50分前。『もう間に合わない』と呟いて立ち上がるおんぷ。
で、その横をどれみ達が通過していく。でもって、気付いて戻ってくる。
『あぁ〜、おんぷちゃん!』とどれみが声をかけ、『何やってんねん、こんなとこで〜!?』とあいこが指摘する。。
『魔法を使えばお父さんの特急にはまだ間に合うわ』と提案するはづき。
涙を浮かべながら『魔法は使えないの、もう魔法玉が無いから』と答えるおんぷ。
『あんた、何の魔法つこたんや!?』と聞くあいこに『かれんちゃんの上がり症を直してって』と答える。
それを聞いて『どうにかしなきゃ』と言うはづき、『あたし達にまかせて』と言うどれみ、『屋上行こう!』と言うあいこ。
それを聞いて?なおんぷ。
見習い服に着替えたおんぷに『おんぷちゃんはとにかく駅に向かって!』と言うどれみ。
言われるがまま向かうおんぷ。そして、どれみ達はマジカルステージを使う。
『おんぷちゃんをお父さんの寝台特急に乗せてあげて!』と願うどれみ達。
寝台特急の運転席に座る剛パパ。そして、マジカルステージと時を同じくして駅へ着いたおんぷ。
ダッシュで駅のホームまで辿り着く。が無情にも列車は行ってしまう。
悲しそうな顔で『ごめんね・・・パパ』と言うおんぷ。振り返って帰ろうとしたそこは・・・
電車の中だった。
おジャ魔女カーニバル開始
。電車と並走するどれみ達。勿論、どれみ達のおかげ。
車掌がおんぷを剛パパのところへ連れてきてくれた。『パパ、カッコイイ!』と言うおんぷ。
そして、心の中で『ありがとう! どれみちゃん、はづきちゃん、あいちゃん』とお礼を言うおんぷ。
喜ぶどれみ達。そして、走る寝台特急の絵から昔の寝台特急を見送る瀬川親子の絵になり
おジャ魔女カーニバル
終了と共に・・・
〜おしまい〜
第50話『最後の見習い魔女試験』
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