(2000年5月14日放送)
脚本:栗山緑 演出:佐藤順一&廣嶋秀樹 作画監督:川村敏江
意味不明発言
中山しおりがゲストの話。
無印43話もそれっぽいですが管理人の中では玉木がゲストなので。
放送日が5月の第2日曜日、つまり母の日と言う事で母の日に因んだエピソード。
以前、既に居ないと言われていた母親が姿を現します。
この親子はかなり似てますね。
お着替えも4人同時お着替えがやっと登場。
まさるママの声優はセリフが少なくて誰かは不明。クレジットが無いので掛け持ちである事は間違いなし。
(現時点では一部の声から判断してゆみたかよさんが有力)
♯のマジ話の中ではかなりの良作。
収録DVD
松岡由貴顔出し付き
(11〜14話同時収録)
アバンタイトル
中山家と書かれている墓。それに手を合わせるしおり。しおりパパも一緒。ズームアウトしたところでOP。
終わると、いきなり絵の具セットの登場。
図工の時間らしい。描きたい物があるか皆に聞く関先生。
どれみ、ステーキを提案してさっき給食を食べたと指摘される。
『それはそれとして絵を描き終わったら私が責任を持って食べておきますから〜』と言ってはづきとあいこに回収される。
『ダメだね』と言う関先生。大笑いの教室。『ばか〜、どじみ〜!』と言う小竹。楽しそうなしおり。
で、ここで玉木が次の日曜が母の日と言う事でママの似顔絵を提案。それを聞いてまさるムッとする。しおりも俯く。
んで、サブタイトル。
お母さんの似顔絵に反応するあいこ。それを聞いてあいこの身の上を思ってか心配そうなどれみ。
が、当のあいこは『そらええわ!』と肯定的。盛り上がる生徒の中でしおりだけしょんぼり。まさるもしおりを見てるがツマらなさそう。
すると、関先生もその様子に気づいた様子。
で、はづきがしおりの表情に気づいて何かを言おうとしたら関先生が『そうだね。そうしよう。日頃の感謝の気持ちを込めてお母さんを描こう』と言う。
で、授業中。皆、割と楽しそうに描く中、まさるは白紙。で、やっぱりしおりが気になる。
はづきは中々の出来。すると、横を見たはづき、ビックリクリクリ。
『幾らなんでもお母さんに失礼じゃ・・・』と言う。が、どれみ本人によれば良い出来らしい。
すると、裏からおんぷの『うわ〜、あいちゃん上手〜!』の声。振り向くとあいこも中々の出来。どれみとはづきもおんぷに同調。
去年の秋に大阪へ行った時のあつこママが目の奥に焼きついているとあいこは語る。
で、まだしおりを見てるまさる。すると、しおりの顔面前方を何やら光る物が通過していった。
それが涙とすぐ判ったまさる。やって来る関先生を見てムッとし赤い絵の具をチューブごと紙に塗る。
丁度、関先生がしおりに差し掛かった辺りでランドセルを持って席を立つまさる。クラス一同注目。
『どうした? まさる?』と言う関先生を無視してドアの方へ。
ここでまさるの机に赤い絵の具のへのへのもへじを発見した関先生『待ちな! まさる!』と言う。
背を向け立ち止まったまさるに続けて『どう言うつもり? こんな絵描いて』と聞く。どれみ達不安げ。中でもどれみとあいこ。
『こんなくだらない授業やってらんね〜んだよ!』と言うまさる。
『くだらない?』と言う関先生に『あぁ、くだらないね!』と言ってドアを閉め何処かへ行くまさる。
後を追う関先生。俯くしおり。心配そうなはづき。複雑顔のどれみとあいこ。
理由を聞きたがる関先生。
まさる、しおりに母親が居ないのを知って母親の絵を描かせたのが気に入らなかったらしい。
そして、しおりが俯いたまま何も描けなかった事を語る。関先生ならそう言う気持ちを判ると思っていたらしい。
で、関先生が弁解しようとしたらばまさるは何処かへ逃げていく。
どれみ達の絵を見るドド達。その奥で作業中のどれみ達。話題は勿論、まさるのこと。
自分の母親がへのへのもへじだった事が解せないあいこ。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
ボーっとしていたはづき、ハナちゃんがモゾモゾしているので我に返り『ごめんね、何でもないのよ』と言う。
ここでまさるの母親が継母と言う話をどれみが持ってくる。初耳で驚くあいこ。
はづきによれば実母は幼稚園の頃に交通事故で亡くなったそうだ。今のお母さんは再婚。
どれみ、今の母親と上手くいってないのかな〜?と推測。
しかし、授業参加にも来てて、一緒に買い物もしているのでそんな事はないとはづきは語る。
そんな話をしてると、マジョリカ乱入。
今度の母の日は書き入れ時と言う事で赤いカーネーション2000本と白いカーネーション100本を用意したから何が何でも売り尽くせと言う。
『そんなに注文したの?』と注文数にビビるどれみに『あぁ〜、したともさ』と答えるマジョリカ。
『ちょっと欲張り過ぎじゃないかしら』と言うはづきに
『大丈夫じゃ。日本人は単純じゃからの〜、母の日にはカーネーションを買わずにおれんのじゃ』と言って笑うマジョリカ。
『売る方の身にもなってよ〜』と言うどれみ。すると、はづきがあいこの様子がおかしい事に気づく。
あいこ、母親が居ない子は何故白いカーネーションなのかが気になるらしい。
マジョリカ、白いのだけ売れ残ると赤字になると言おうとしてララストップが入る。
ララによれば外国には亡くなった人に白いカーネーションを贈る習慣があるそうだ。
へぇ〜などれみ達。だが、あいこは別に赤いのでも良いと思うと不満そう。
んでとある日。車を降りたしおり。ここから歩いていく様にしおりパパに言われる。
頷くしおり。だが、少し進んだところで逆に走るしおり。
『サボっちゃった、どうしよう・・・』と言うあいこ。すると、滑り台からはみ出した足を発見したしおり。
それはまさるだった。互いにビックリする2人。『学校サボリか?』と聞くまさるに『うん』と答えるしおり。
『ったく、どこのどいつだ、母の日なんて作った奴は。オレは好きじゃないな〜』と言うまさるの言葉を聞いて私と同じと思うしおり。
そして丁度、仕事での遅刻で学校に向かう為、その辺りを車で通ったおんぷ。2人を目撃。
で、杉山の音読中。おんぷが遅刻を謝りながら入ってくる。無言で相槌を打つ関先生。
それを見て何かあったのか聞くおんぷ。まさるとしおりが無断欠席した事を教えるどれみ。
音読終わった杉山は関先生呼ぶ。ボーっとしていた関先生も2回目で気づいて『ゴメンゴメン・・・』と謝る。
玉木、家族には電話したかと質問。何時も通り家はでてると伝える関先生。
勝手にデートと茶化す太田と佐川。不謹慎と怒るはづき。焼きもちを焼いてるとからかうSOS。
少し怯むはづき。関先生に言われて止めるSOS。
ここでおんぷが美空公園で2人を見たと関先生に言う。暫く自習と告げて退室する関先生。
それを聞いては黙ってられないのがこの4人。WCと誤魔化し。
屋上でお着替え。ドド達に後を頼んで出発。
『ウチってさ、あんま好きな言葉じゃないけど継母なんだ』と言うまさる。『そうなんだ』と少し驚いて言うしおり。
特に仲が悪い訳でもないのに周りが気を遣うと言うまさる。同調するしおり。母の日が最低と言う事でも意気投合する2人。
『お母さんが居なくっても平気と思ってるのに同情されると・・・』と言うしおり。同調するまさる。
優しい気持ちからの同情と判ってても悲しくなるらしい。『放っておいてくれれば良いんだよ。母の日が終わるまでさ』と言うまさる。
続けて『そんな事、関先生なら判ってくれてると思ってたのに、平気でさ母の日だからって母さんの絵描かせるんだからさ、最低だよ!』と大声で言う。
『最低で悪かったね!』と答える関先生。振り向く2人。そんな関先生の顔は汗だく。
ここでアイキャッチ。
どれみ達も到着。隠れ蓑の草むらでスタンバイ。母親の絵を描かせた事を謝る関先生。
しおりは何か言いたそうだがまさるは『今更遅いんだよ! 俺達学校には戻らねぇからな』と言う。しおり一応、まさるに同調。
ここで自身も父の日よくサボった事を明かす関先生。そして子供の頃、父親を亡くした事も明かす。
教師でとっても厳しい人だったそうだが、関先生は好きだったらしい。
故に亡くなった後は父の日が来るのが嫌だった。2人と同じく忘れようとしても同情される度、その事を思い出すから。
そこまで判ってて何故、描かせたのか問うまさる。ここで現実を突きつける関先生。
関先生は美空小に来る前、とある市立小学校の試験を受けたが片親と言う事で落とされたらしい。そして、友人にも同じ目に遭った人が居たそうだ。
それを聞いてショックを受けるしおり、怒るまさる。
関先生も2人と同意見。しかし、改めてそう言う所がある現実を語る関先生。しかし、同時に
『それでクヨクヨしててもダメだと思うんだよ、先生は。片親だって良いじゃん。
たとえ両親とも居なくたって何が悪いんだ、こっちはその分頑張ってんだって胸を張って堂々としていたいじゃないか』とも言う。
しおりの気持ちが判ってるので敢えて描かせたらしい。
母の日は毎年訪れる。でも、その度に娘が辛い思いをするのを果たして天国のお母さんが喜ぶだろうか?
逆に元気してるよと言えるような強い人間になってもらいたいと言うのが関先生のホンネ。
それを聞いて涙を流すしおり。2人を見る関先生。涙目のまさる。どれみ達もウルウル。
すると、しおりパパ、まさるママがやってきた。ちょいと驚いた様子の2人。まさるママはともかくしおりパパはサボった事を少し怒っている様子。
それを見て怒らない様、お願いする関先生。同時に自分が悪かったと言いつつ事情は後で説明すると伝える。
2人に謝るよう言う関先生。対応に困る双方の親。すると関先生、まだ心配している人が居ると言う。
そんでもって『お前達〜』と言われるどれみ達。バレていた。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『みんな、心配して来てくれたの?』と嬉しそうなしおり。元気出す様に言うどれみにお礼を言う。
はづき、まさるに昨日の事はしおりの事を考えてやったのか聞いてみる。YESなまさる。
しおりの画用紙が真っ白だった事と泣いていた事を理由に。
だが、本人の弁によればあれは絵を描くのが辛いのではなく母親の顔がぼんやりしか思い出せずその内に忘れそうな事が辛くて泣いたらしい。
顔がぼんやりとしか思い浮かばない件にショックを隠せないしおりパパ。
謝るしおりパパ。しおりが悲しい思いをしない様にとしおりママの写真を仕舞いこんだせいと思う。
だが、しおり本人はパパの気持ちは判ってるからと怒っていない。優しくしおりを抱くしおりパパ。
ここでしおりの話に同調する。まさるも段々思い出せなくなってるのだとか。
だが、関先生にソレは今のお母さんが好きだからと言われ赤くなるまさる。
でもって、あいこに素直じゃないと、どれみにへのへのもへじの一件をバラされ余計な事言うなとパニックになるまさる。
そのまま逃亡していくまさる。それを見て笑う8人。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
で、その日の夕方。あいこを見るハナちゃん。何をしているか気になるハナちゃんにあつこママへの手紙を書いてると言うあいこ。
覗きに来たどれみとはづき。恥ずかしそうに隠すあいこ。ラブレター?と言う質問にYESなあいこ(ある意味YES)。
それを聞いて相手が気になるどれみとはづき。
で、相手を教えてと聞いてるとマジョリカがセールの準備をしろと怒ってくる。ちょっと不満そうに『は〜い』などれみ達。
で、晴れ晴れの母の日セール当日。
大盛況。どれみ達も大忙し。1本でもいいか聞く小竹に勿論OKと答えるおんぷ。
で、玉木は100本欲しがる。驚くどれみ。周りの客も唖然。
日頃の感謝を込めれば100本でも少なく500本は欲しいが店の花が無くなるからと熱弁する玉木。『はいはい〜』とほぼ相手にしてないどれみ。
はづき、まさるを発見。ピンクのカーネーションが無いか聞くまさる。あると答えつつも理由を聞いてみるはづき。
死んだ母親と今の母親の両方に贈ろうと言う事らしいが別々のを贈るのは気が進まない様子。
それを聞いて花言葉があなたと居ると心が休まると言うペチニアの花を勧めるはづき。まさる購入決定。
で、マジョリカはウハウハ。
そんなこんなでやっと一息。クタクタで草臥れてると、しおりがやってきた。白いカーネーションを所望。
それを聞いて笑顔などれみ達。そして、白いカーネーションよりしおりにピッタリの花があると言う。
取って来ると言って裏手でマジカルステージ。その中心には一つの鉢。『しおりちゃんにお母さんの顔を見せてあげて!』と願うどれみ達。鉢に魔法がかかる。
綺麗と思うしおり。花名をエーデルワイスとどれみが説明。
花言葉をあいことはづきがそれぞれ尊い記憶、大切な思い出と説明。
しおりの為に選んだとおんぷが説明。お礼を言うしおり。ルピナスの子守唄開始。
で、その日の夕方。まさるは照れながらまさるママへ。
魔法で岡村家のポストへ贈られる赤いカーネション。そう、あいこからあつこママへ。
美保ママは嬉しさの余り、おんぷに顔をスリスリ。
はづきはカーネーションを前に親子3人でお食事。
あいこの手紙を見て涙を流すママ。そんなあつこママを思うあいこ。
春風姉妹も喜ぶはるかママにスリスリされていた。
そして、中山家の墓。両手を合わせるしおり。
すると、花が突然光を放つ。それに気づいたしおり、驚いて顔を上げる。
その前に不思議で綺麗な光が現れる。そして、その中にしおりママの姿が・・・。それを見て『ママ〜!』と泣く。
『しおり・・・。ママ何時でもしおりの事、天国から見守ってる』と言うしおりママ。頷くしおり。涙を流しながら『お花、ありがとう』と言うしおりママ。
そんなしおりママを見て泣きながらも笑顔で
『うん、私もうママの顔忘れない。絶対!』と言う。しおりの瞳に映るしおりママの姿。
そしてエーデルワイスのアップとルピナスの子守唄の終了と共に
〜おしまい〜
第16話『はじめてのハイハイ!? 春風家、大パニック!』
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