第40話『春風家にピアノがやってくる!』
(2000年11月26日放送)
脚本:栗山緑 演出:五十嵐卓哉 作画監督:馬越嘉彦

はるかママ祭り

♯の映画の続編に当たる話。見てないかたはまず♯映画を。
今まで語られる事の無かった春風家内部の話。
渓介パパの凄さとはるかママの過去が判ります。
管理人も経験があるのですが若い母親と言うのはどうも教育ママになり勝ちみたいで。
よく、どれみみたいになってましたね。
ファンの間でも大変好評な話でそのせいかある事が起こってたりします。
この話はまた後ほど。
ちなみにアバンと本編が直結している珍しい話。

収録DVD

サエキトモ、能登麻美子、山口眞弓、奥島和美顔出し付き
(36〜39話同時収録)

アバンタイトル

帰っていきなりピアノ教えてとせがむぽっぷのアップでOP。


?な様子のはるかママにずっとピアノを習いたかったと告白するぽっぷ。急にと驚きを隠せないはるかママ。


すると、どれみがぽっぷははるかママが自分よりどれみの方が好きと勘違いしてた事を告げる。
理由を知りたがるはるかママにどれみは自分にピアノを教えてぽっぷには教えてなかったからと答える。
が、どれみから聞いた発表会での失態の話が自分にピアノを教えなかった理由だろうと半ば決め付けて聞いてみる。
YESなはるかママ。どれみは自分の事は気にしなくていいからぽっぷに教えてやってとお願い。はるかママ涙目になりながら快諾。

んで、サブタイトル。


しかーし、問題発覚。春風家にはピアノが無い。ピアノは車の頭金にしたらしい。それじゃ無理と残念そうだがどれみは大丈夫と言う。



その根拠は以前はるかママが100万貯まったと喜んでいたから。100万あればピアノ買えるか聞くぽっぷに何でも買えると返すどれみ。
が、はるかママの様子が変。そして、渓介パパの帰宅。
しかも車のパンフレットを持って『ついに我が家にも新しい車がやってくるぞ!』と言う。それを聞いてショックな2名。

溜息渓介パパ。そんな話になってるなら車は買わなかったらしい。落ち込む3人を見て10万や20万すぐに用意すると言う渓介パパ。
が、ピアノは最低50万くらいとはるかママにツッコミを入れられ渓介パパショック!が、涙目ぽっぷを見て自分に任せろと言う。


どれみ、魔法で壊れたおもちゃんのピアノを直す。音が出るピアノを見て嬉しそうなぽっぷ。これで指の動かし方は練習できると言うどれみにお礼を言う。

ソファーで寝ている渓介パパに『あんな約束しちゃって本当に大丈夫なの?』と聞くはるかママ。いざとなれば車を売ると言う渓介パパ。
車が無かったら取材にも釣りにもいけないと突っ込むはるかママ。
が、こう見えて売れっ子のフィッシングライターと自慢する渓介パパ。前払いを掛け合ってみると言う。
人に頭下げるの苦手なのにできるのかと返すはるかママに娘の為なら幾らでもできると言う渓介パパ。それを聞いてはるかママ照れ顔。

すると、ぽっぷが指の動きを教えてとやってくる。懐かしいと言う渓介パパ。
音が出ないと思うはるかママだったがちゃんと出ると実践するぽっぷ。早速レクチャーしてやらせてみるはるかママ。


飲んでいた渓介パパ、見ているどれみに気付いてキッチンへ行って声をかける。ぽっぷが嬉しそうと言うどれみ。『あぁ』な渓介パパ。
はるかママも優しく教えていると言うが同時に自分の時は違うとも言う。



昔は結構厳しく教えられたどれみ。涙していた事もよくあったらしい。あの頃はあんまり楽しくなかったと本音をこぼすどれみ。
それを見て暗めな渓介パパ。が、どれみはぽっぷなら大丈夫と言って何処かへいく。


で、翌日。昨日の一件を話すどれみ。が、ここでも話題はピアノの有無。どれみは渓介パパが何とかしてくれそうと答える。
すると、はづきが買うまで自分の家のピアノを使ったらどうかと言う。
良いのか聞くどれみにバイオリンしか使ってないのでピアノは誰も使ってないと答えるはづき。それを聞いてぽっぷの奴喜ぶと嬉しそうなどれみ。



その頃、渓介パパ。前払いの交渉に出てるらしいが規則等により全敗。

溜息をつきながらも金策活動再開。


その頃、どれみは溜息。というのもはづきピアノ作戦は迷惑がかかると言うはるかママの判断でダメになったらしい。
本人的には全然迷惑じゃないそうだ。気兼ねしながら練習するのもどうかと言うあいこ。おんぷも伸び伸びやるのが一番良いと言う。
すると、おんぷがMAHO堂で練習したらどうかと言い出す。ピアノが無いと返すどれみだがあいこにこういう時こそ魔法と言われ納得。



マジョリカに店じゃなくてマジョリカの部屋にしろと指摘されながら早速、見習い服に着替え魔法でピアノを出す。が、マジョリカに新品からお古に変えられる。
不満顔のどれみだがマジョリカ曰く前のMAHO堂にあった方が気兼ねなく使えると見越しての事らしい。早速、はるかママを呼ばせるマジョリカ。

あいこママが事情を説明。マジョリカの部屋へ案内する。



どれみがはるかママにピアノを聞かせてとせがむ。YESなはるかママ。調律具合にも感心。
演奏するはるかママ。うっとりなどれみ。はづき、あいこ、おんぷ、ハナちゃんも嬉しそう。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
ララ『素敵な曲ね』マジョリカ『心が洗われる様じゃの』とマジョリカとララに大好評。

ここでアイキャッチ。


渓介パパ。宝くじに挑戦中。が、惜しい所でハズレ。大ショック。現実を改めて思い知る。


で、MAHO堂。ピアノの音色を気持ち良さそうに聞く6名。
すると、うっとりしたどれみの手から降りたハナちゃんがはるかママの足元へ。
はるかママが抱っこするとハナちゃん鍵盤を叩き出す。邪魔になるのでどれみが撤収しに来るがハナちゃん泣きだす。

それを見てはるかママがぽっぷに席を替わってもらう。そして、ルピナスの子守唄を演奏する。
聞き入るぽっぷ。うとうとするハナちゃん。どれみはこの演奏を聞いて前に似たような事があったのを思い出す。

まだ、どれみとぽっぷが小さい頃。はるかママが買い物中にぽっぷが大泣き。ガラガラであやしてもカウンターを食らう。
困ったどれみ、ここで名案を思いつく。それはピアノを弄る事。ぽっぷ泣き止む、それどころか笑い出す。
手応えを感じたどれみぽっぷがピアノ好きとしって弾きまくる。


聞き入るどれみとぽっぷ。ハナちゃんはすっかり就寝中。今日はこの辺りで帰る事に。どれみ、もう少しここに居ても良いか聞いてみる。


結局帰ったのはぽっぷとはるかママだけ。見送るはづき、あいこ、おんぷ。ぽっぷが張り切ってると感じるおんぷ。
すると、2階からピアノの音色が聞こえてくる。2階に来たあいこ、どれみに『やっと弾いたんやね』と言う。
ピアノを出してからどれみが一回も弾いてなかった事から3人はどれみがぽっぷのピアノ練習を快く思ってないと思ってたらしい。
ソレは無いと言いながらも心の隅っこで何か引っ掛かっていたそうだ。が、本人曰くそれももう少しで無くなりそうな気がするとか。


で、夜の春風家。ルピナスの子守唄が良い歌だと話題を振るどれみ。
はるかママによれば昔流行った歌で素敵な曲だったから楽譜を取り寄せマスターしたそうだ。
ご馳走様と言ってお代わりもせず席を立つ渓介パパ。ぽっぷに呼び止められ条件反射でピアノを来週中には何とかすると弁解する。
それを聞いて嬉しそうなぽっぷ。が、どれみは様子が変と気付いてるらしい。


が、どうやら打開策はまだないらしい。車を売るしか無いと思い出すが飾ってある写真を見て何かを思いついた。
そして、ロッドを組み立てる。そのロッドにはサインらしき物が書かれていた。

若かりし頃の渓介。川釣りする彼を褒める髭の濃い外人さん。それを聞いて渓介達を見る人2人。
大物を釣り上げた渓介はクルーガーと言うその外人さんにこのロッドのおかげと感謝し株柳と呼ばれるギャラリーに写真を要求。
撮影後、リリース中の渓介に朗報。大物を釣り上げたご褒美と言う事でクルーガー氏が先のバンブーロッドをプレゼントしてくれるらしい。
嬉しそうな渓介。しかもサイン付き! ベタ褒めのクルーガー氏にお礼を言いながら握手をかわす。

クルーガー氏に謝る渓介。すると、どれみがその竿を売るのかと聞いてくる。認める渓介パパ。どれみ曰く、何時も磨いて大事にしてた物らしい。
が、渓介パパによればピアノを売ったはるかママの悲しみには敵わないらしい。『やっぱり、お母さん悲しんでたんだ』と聞くどれみ。
ピアノが売られていく時、泣いていたはるかママ。
それを見て売却中止を提案する渓介パパだが傷ついたどれみの心を癒すにはこれが最善と応じなかった。
ピアノははるかママにとって20年以上付き合ってきた親友みたいな物。どれみ、自分がピアノ嫌いになったばっかりにと自責の言葉を吐く。
渓介パパ、どれみは全然悪くないとフォロー。
どれみによればピアノが売られホッとしたと同時に心に隙間ができたらしい。それがピアノが来たら埋まるかもしれないと言うどれみ。
それを聞いて少し嬉しそうな顔の渓介パパ。



で、雑誌社アングラーダイジェスト。自分を見つけた編集者に静かにする様言う渓介パパ。編集長の所在を聞いて会議中と聞き安堵。
でもって、編集部の皆にバンブーロッドをお披露目。
感触に撓り具合が絶品と好評。おまけにフライフィッシングの神様と謳われたスコット・クルーガー氏のロッドにしてサイン入り。
本当に売ってくれるか怪しむ編集者達。渓介の提示額が50万と知って驚く編集者達。と言うのも相場はおよそ100万だとか。
『良いんですか〜?』編集者の1人が言うが株柳編集長から『よかあないね』と言われ凍りつく渓介パパ。




で、編集長室。事情を聞いて納得するがそのロッドは宝物だろうと問う株柳編集長。しかし、真顔で自分の一番の宝物は家族と答える渓介パパ。
小鳥の気持ち開始。それを聞いて大笑いする編集長。と、笑いつつも良い言葉を聞かせてもらったと嬉しそうな編集長。
すると、机を開け小切手を取り出して記入し渓介に渡す。その額50万。
それを見て編集長が買い取ってくれると思う渓介だが編集長は大事なロッドは買い取れないと言う。
実は渓介のエッセイが好評につき本になるので印税の前渡しらしい。お礼を言う渓介。


そして、ピアノがついにやってきた。はるかママとぽっぷ2階にと案内するがどれみと渓介はリビングへと案内する。
『やっぱりうちのピアノはここだよ』と言うどれみ。渓介パパもはるかママに聞いてみる。笑顔と言う事でOKのようで。小鳥の気持ち終了。

お礼を言うぽっぷ。早速、演奏開始。それを見つめるどれみ、はるかママ、渓介パパ。

どれみ『あたし、もう1度ピアノを習おうかな?』と言う。ぽっぷがはるかママに教えてもらってるのを見たら自分もやりたくなったらしい。
ソレを聞いて涙ぐむはるかママ。どれみ、プロになろうとは思ってないが今度は楽しく弾けそうな気がするのだとか。
それを聞いて泣くはるかママ。すると、ぽっぷがどれみを呼んで一緒に弾こうと誘う。どれみ『うん』と答える。

演奏する2人を見て涙ポロポロなはるかママ。
『良かったな』と言う渓介パパに『今日ほど子供を持ってよかったって思った事無いわ』と言うはるかママ。笑顔のどれみとぽっぷ。

そんな夕焼けの春風一家。そして、春風家のカットになって

〜おしまい〜

第41話『おんぷに追いつけ! アイドルへの道!』
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