第45話『おジャ魔女時代劇 少女よ大志をいだけ!』
(2000年12月31日放送)
脚本:影山由美 演出:矢部秋則 作画監督:青山充

軟体緑色天女

大晦日の放送。
ゲストは何度か出ていた美空小の銅像の人こと堀内孝之進。
商業面ではおジャ魔女を凌ぐメガタイトルなプリキュアも年末年始は放送されません。
それだけおジャ魔女の影響力はスゴかったのかテレ朝が寛容だったのか・・・。
時代劇と銘打ってますが勿論、おジャ魔女なので殺陣とかはありません。
よくある歴史物みたいな感じで史実の話も出てきます。
ちなみに次回からマジ話なので♯における学校の面々の登場はこれが最後

収録DVD

高村めぐみ顔出し付き
(41〜44話同時収録)

アバンタイトル

銅像を磨きながら正月前の大掃除を誰が決めたか愚痴るどれみ。あいこ的にはお年玉さえ無かったら逃げ出したいらしい。
はづきも同感。おんぷは石像の堀内孝乃進が何者か気になる様子。4人は銅像を見つめる。銅像のアップになってOP。

時代は1853年の美空市。当時で言えば美空藩。

どれみ達は黒船の話題で持ちきりだったりする。ちなみにお殿様は心配のあまり病にかかってしまったらしい。
山内寺の前で顔を隠した女の人とぶつかる。女の人は謝って退却。はづきとおんぷはどれみを心配、あいこは相手を怒るがどれみは気にしてないらしい。
すると、観音堂から赤ちゃんの声が聞こえてくる。観音堂の中には既に侍が居てあやしていた。
どうしたのか聞くあいことおんぷ。泣き声が聞こえて中に入ったら居たと説明しながら助けを求めるお侍。
赤ちゃんの懐に入っていた紙には名前がハナちゃんであることと必ず迎えに来るから暫く面倒を見て欲しいと書かれていた。
ここでさっきぶつかった人かと思うどれみ達。ハナちゃん大泣き。

で、サブタイトル。


美空第三長屋。長屋のおばさんが母乳をくれたのでハナちゃんの機嫌は直った様子。
どうやら、お侍がハナちゃんを育てる事になったらしく心配な様子で大丈夫か聞くあいこ。
お侍に言わせれば観音様のお引き合わせと言う事でやれるだけやってみるのだとか。
が、育児=相当大変で傘貼りなんてしてる間が無いと言われ困るお侍。どれみ達が面倒見るのを買って出る。感謝するお侍。
すると、ハナちゃんが突然泣き出した。今度は何かわからない。とりあえずあやしてみるお侍。


お城。黒船に魘される殿を見て『御労しい』と言って場を後にする家老。が、家老が去っていくのを見て起きる殿。


水晶玉で何かを見るオヤジーデ殿。高笑いをしてる辺り、どうやら仮病の様子。しかも、黒船の一件で日本征服を企んでいるらしい。
が、そんな事を言ってると水晶玉が強烈な光を放つ。誰か自分の邪魔をしようとしていると感じる殿。その水晶には何者かの笑顔。

ある日の美空第三長屋。父親を見送る小竹の後ろを嬉しそうに走っていくどれみ達。ハナちゃんの世話が楽しみらしい。見たこと4人にムッとする小竹。


いざ訪ねて見るがお侍の目の下には大きなクマ。驚くどれみ達。お侍曰く夜鳴きが酷くて寝られなかったらしい。どれみ達が引き取ったおかげか寝倒れるお侍。


どれみ達の洗濯中に傘貼りをするお侍。


授乳中にまりなもやって来る。ハナちゃんと説明するどれみにどれみの家の子か聞くまりな。
答えはNOなどれみ。隣のお侍の家で預かってると説明するはづき。
どこの子?と言うのが木村の疑問。どれみは旅籠屋、はづきは廻船問屋、あいこは籠屋、おんぷは呉服屋と言う事らしい。
何故そんなに詳しいか気にする小竹にまさはるは父親の勤め先が薬問屋なので美空中の店をよく知っているからと答える。
小竹的にはヨソ者などれみ達が気に入らない様子。すると、饅頭を買ってきたから一緒に食べようと誘うお侍。YESな3名。

お侍がハナちゃんをあやしてる最中に饅頭を食べるどれみ達。
ここでまりなはハナちゃんを捨てた理由が気になる。小竹は捨てた気が知れないとご立腹。どれみは捨てた訳じゃないと庇う。
そして、その証拠である手紙を出す。逆さまで読もうとしてる事で字が読めないとバレてしまう小竹。
字が読めないとどれみに真っ向から指摘される。はづきとおんぷはハッキリ言うものじゃないとどれみに言う。
小竹はムッとしたようで字が読めなくても平気と言う。ついでに木村もムッとしたようで算盤できると自慢をしだす。
まさはる父が教えてるらしい。そろばんはできないのか落ち込む4人。
が、女の子は算盤とかできずともお料理やお裁縫ができればいいと開き直る4名。しかし、本当にそうかなと疑問を投げかけるお侍。


黒船の一件を例に世の中はどんどん変わると語るお侍。続けて、身分男女に関係なくあらゆる事を学び自由で平等な時代が来ると語る。
すると、何かを決めた様子のお侍。世界は広いと語る。
が、地図の端っこが途切れていると思うのが当時の思考。世界は丸いと答えを語るお侍〜。

何て語ってると大家がやってくる。大家は赤ん坊を引き取った事が大層不満の様子。
更に子供達を集めた事も畳が擦り切れると言う理由で気に入らないらしい。挙句、立ち退きを要求してきた。
どれみ達はハナちゃんもいい子だし自分達も畳に気をつけると言うが口先だけで当てにならないと一蹴する大家。
しかも期限は今月一杯。あと3日である。それでは無理と頭を下げるどれみ達。
するとハナちゃんが魔法で柄杓を大家にぶつける。それを見て笑ってしまうどれみ達。ハナちゃんも嬉しそう。が、大家は何かに気付いた様子。


何時までも笑ってるどれみ達を怒鳴る大家。出て行けと言う方向は変わらなかったが空き家を一つ貸してくれるらしい。
しかもボロっちいとは言えここよりは広いし子供が居ても他の迷惑にならない絶好な土地だとか。先ほどとは打って変わって優しい大家。
感謝するお侍。どれみ達も感謝して大家を取り囲んで大喜び。


近くに綺麗な川が流れる家。確かに蜘蛛の巣が張ったり落ち葉が落ちていたりとボロボロだがどれみ達は掃除する気満々。
そんなどれみ達を見ていたりする影一つ。目当てはハナちゃんらしい。とくれば勿論オヤジーデ。

ここでアイキャッチ。


諺を教えるお侍。勉強はここで終わって熟睡中のハナちゃんを見て嬉しそうなどれみ達。
本日の晩御飯は自分の母親が作ると言う小竹。まりなは米を米びつに入れておいたと言う。感謝するお侍。
勉強を教えてくれる事から考えれば安いと言うのが親達の言い分。木村にお師匠様と言われ照れるお侍。それを見て笑うどれみ達。


黒船が何故江戸を攻撃しないか不思議がるオヤジーデ。攻撃してくれないと計画が進まないらしい。
となればこっちが黒船を攻撃すればいいというのがこの人の考え。そうこんな感じに。


が、その邪悪さを察したのかハナちゃんが泣く。で、それ感じたらしく寒気がするオヤジーデ。
水晶玉で原因がハナちゃんと確認。こっちを先に始末しようと言う話になる。どれみ達はハナちゃんが急に泣き出して困り顔。

で、その夜。夜道を走る誰か。ハナちゃん目が覚める。子供達の勉強の為本を作っているお侍。
泣き出したのであやしていると客人がやってきた。どうやら女らしい。


そして、どれみの家。商売の時間も過ぎ夜寝てると天井から光が射して連れて行かれる。そして、それは他3人も一緒だったり。



目覚めてビックリする4人。すると前方に眩しい後光を背負った人影登場。さらに風呂桶に乗ったマジョリカも登場。
一応、初対面と言う事でお化けガエルとバカにされキレる自称天女のマジョリカ。不相応と反応をされ怒る。
この世を救うためにつかわされた天女の子が魔物に浚われたからどれみ達が助けて魔物を倒せと言うのが指令。
天女の子がハナちゃんと気付いたが方法が?な4人。すると、マジョリカはタップを出してこれを叩けと言う。


早速言うとおりする4名。

驚いてると箒襲来。10秒かぞえて開始。そのまま乗せられるどれみ達。魔法の使い方を書いた巻物を託すマジョリカ。問答無用で出発などれみ達。



すると、お侍の家が見えた。で、早速家へ入る。が、お侍さんからすれば見慣れない4名にビックリ。
やっと、どれみ達とわかって聞かれたハナちゃんの所在を返答。どうやらアノ女の人が連れ帰ったらしい。
やたら泣かれて手放すのが辛かったと話してる間にどれみ達は居なかったりする。見つからず焦るあいこ。


泣きまくるハナちゃん。さっきの女の人の正体はオヤジーデだったりする。魔法でワープゾーンを出すハナちゃん。
どれみ達はそこから聞こえるハナちゃんの鳴き声を聞いて突入。ハナちゃんなおも魔法で寒気攻撃。
が、オヤジーデが魔法で防寒着を出したので効果半減。己の野望を語るオヤジーデ。10秒かぞえて終了。


が、どれみ達が遂に到着。

『何じゃお前達は?』と言うオヤジーデに天女見習いとでも言っとくよと返すどれみ。


オヤジーデは城の屋根へ逃亡。衣装も忍び装束へ変更。
人質をとられて困ってるどれみ達。オヤジーデは魔法でお化けガエル(本物)を出す。火炎を吐くカエル。逃げるしかないどれみ達。

が、ハナちゃんの寒気攻撃でくしゃみが出てハナちゃんを手放してしまうオヤジーデ。ナイスキャッチなどれみ。


マジカルステージで魔物をやっつけてと願うどれみ達。オヤジーデとお化けガエルことガマ太郎に大寒波攻撃。
見事撃破。無事で笑顔なハナちゃんを見て喜ぶどれみ達。


すると突然現れた観音様。どれみ達に感謝の弁を述べる。そしてハナちゃんが使命を果たす事ができたと言う事で帰ることに。
2度会えないのか質問するおんぷだが観音様の返答はNO。何時の日かまたきっと会えるそうだ。手元を離れて去っていくハナちゃん。と言う夢を見た4名。


4人が一緒の夢を見る筈が無いと言う事でお侍の家に向かうどれみ達。ハナちゃんの所在を聞くと母親が迎えに来たらしい。
残念そうなどれみ達が寂しがってる暇は無いと言うお侍。今日から堀内塾で世の中の事を沢山学ばせるつもりらしい。


塾を開いて本格的に美空藩の子供達に学問を教えようとしたこのお侍こそ堀内孝乃進だったのだ。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
校庭の掃除は終わったがMAHO堂の大掃除が残っていると言うはづき。それを聞いて慌てて向かう4人。
そして、そんな4人の頭上にある青空におジャ魔女時代劇の面々が映った所で

〜おしまい〜

第46話『最後の健診 ハナちゃんはママが守る!』
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