第49話『さよならハナちゃん』
(2001年1月28日放送)
脚本:栗山緑 演出:山内重保 作画監督:河野宏之

顔面ダイブ

最終回の前後編の後編にして♯最終回。
内容的には結構感動的な部分があります。
前年と違い今回は続編が決まっている様ですがそれでも最終回仕様。
(根拠は売り上げと視聴率がシリーズ最高な事)
どれみ達の凄さと魔女界の女王様と人柄が解ります。
終盤やや冷たい印象を感じますがコレもも〜っと!での考えがあるからの様ですね。
そして、どれみのアノ姿を見るのもこの話が最後。
まぁ、正確にはナイショでもう一個おまけが追加された同じ姿は見れますが^^;

収録DVD

永澤菜教顔出し付き
(46〜48話同時収録)

アバンタイトル

前回のダイジェスト。先々代の女王が人間と出会わないほうがよかったと絶望して呪いの森に入ったところOP。


ラブシュプリームの花を渡さないと言う不思議な球体。呪いの森に入った4人。
どれみは嫌なところと思いつつ、皆に離れない様言う。おんぷは寒いと感じあいこは『何やねんここ』と言う。

で、サブタイトル。


はづきに逸れない様注意するあいこ。マジョリカのお呪いを唱えつつも大丈夫と返すはづきだったがズッコケる。
すると、麗子ママの声。バックに鏡がある小部屋のカーテンを開けると場所が何時の間にか何処かの店の試着室に変わっていた。
相変わらずはづきの服を見て可愛いと言っている麗子ママ。はづきも今回は素敵と思う。
はづき、本当はフリフリの洋服が好きと言いつつも今日は違う服が良いと返す。
泣く麗子ママに自分はハナちゃんのママだと言ってカーテンを閉めて去るはづき。すると、呪いの森に戻る。そう、幻覚だったのだ。



続いてあいこ。とある道に居た幸治パパから再婚すると聞かされる。あつこママも3人仲良く暮らそうと言う辺り嘘ではない様だ。
両親と手を繋ぐあいこ。帰るでと手を引く幸治パパ。が、あいこは2人が仲直りしたなら心残り無いと謝って逃げていく。そして、やっぱり呪いの森へ戻る。

今度はおんぷ。間近を通る電車の中に剛パパ。おんぷ、もう会うことができないかも知れないと謝る。
が、剛パパは笑顔で返してきた。おんぷも笑顔で返す。そして、電車が通過した後には呪いの森に立つおんぷ。


最後はどれみ。寝ているどれみの耳にぽっぷが弾くピアノの音が聞こえる。上手くなったと思うどれみ。
すると渓介パパ、はるかママ、ぽっぷの3人が夕食のステーキができたから早く来いと言う。
暖かい家庭と優しい家族と一緒にここで育って幸せだったと感じるどれみ。
前にはるかママが母親は子供を育てながら母親になると言った事を思い出し、その意味が解った気がすると言うどれみ。
ハナちゃんを守ってあげられるのは母親の自分しか居ないと気付いて謝りながら布団を被るどれみ。


そして4人は再会。みんなに声をかけるどれみ。自分達の気持ちは1つと言うあいこ。
自分達にはやる事があるから先々代の女王様の深い悲しみに飲まれる訳にはいかないと言うおんぷ。行こうと言うはづき。

『無償の愛があると言うのか、お前達に』と言う球体。
歩ける水の上に立って皆を呼ぶあいこ。おんぷが先ずやってきた。続いて、どれみも呼ばれてどれみははづきを呼ぶ
が、はづき滑って顔面ダイブ。どれみ唖然。何とか無事だった様子。
すると、おんぷが何かに気付いた。はづきも落ちながら注目。



はづきが優しい光が広がっていくと感じた先には光る赤い花があった。おんぷ、ラブシュプリームの花かも知れないと思う。
4人は花へ向かうが突如、地面が崩れる。それに気付いたあいこが止める。だが、はづきだけ勢い余って飛び出してしまう。
何とか手を掴むあいこ。どれみ達も救援に入る。


人間の子供がここまで来ると思わなかったと言う声が聞こえる。おんぷが先々代の女王と感づいたその声はラブシュプリームの奥にある壁から聞こえていた。
ラブシュプリームの花を渡す気はないようだ。採らせてと頼むどれみ達だがハナちゃんが自身のかけた呪いを解く力を持っていると答える先々代女王。
ハナちゃんに罪は無いとはづきが言うが人間の言葉など信じないと聞く耳持たずラブシュプリームの花の周りにバリアのツイスターを出す。
破ると言うあいこ。が、先々代の女王によれば破ったら1000年の眠りに付いてしまうらしい。

破ると断言するどれみ。愚かなと言いつつ1000年を強調し目が覚めた時、知っている者は誰も居なくなると言う先々代女王。
はづき、あいこ、おんぷの3人が居るからへっちゃらと言いながらも涙目になってどんな時も力を合わせてきたと言うどれみ。
それに自分達はハナちゃんのママだからと続ける。自分の子でも無いのにと馬鹿にする先々代女王。

『できる』と一番最初に言ったのはあいこ。1000年後に大親友として会おうと言って水晶玉を翳すあいこ。
砕ける見習い服。あいこがこの時思い出したのは♯31話のハーモニカで泣き笑いするハナちゃん。
自分に母親の愛情の大切さを教えてくれた事を感謝するあいこ。
『負けへんで』とと言って翳した水晶玉は砕け散る。残ったのは倒れたあいこの姿のみ。
あいこを見せしめに愚かなマネは止めて立ち去れと言う先々代女王。


が、おんぷは『次は私が破る』と言う。それを聞いて驚く先々代女王。
自分の歌を聴いて寝てくれた事に救われたと言うおんぷ。回想は♯4話のあやすシーン。
今度は自分がハナちゃんを救うと言って水晶玉を翳すおんぷ。またも水晶玉は砕け散り残ったのはおんぷの倒れた姿だけ。

ここでアイキャッチ。


涙するはづき。どれみは自分が行こうとするがはづきがその手を掴む。



自分がやると言ってラブシュプリームの花を届けるのはどれみの役目と言うはづき。そして、はづきは突入。
はづきの回想は♯11話の手製涎掛けの話。自分の作った洋服を着てくれた事に感謝するはづき。
自分の思いがハナちゃんに届くよう願って水晶玉を翳すはづき。とうとうはづきも倒れる。


皆、立派なママと涙するどれみ。今度は自分がと言うが先々代女王はなおもラブシュプリームの花は渡さないと言う。だが、どれみも止めても無駄と返す。

水晶玉を持って飛び込んだどれみ。『やめろ!』と言う先々代女王。髪が解けるどれみ。
どれみが思い出したのは♯4話の鼻水を吸いだす一件。ママの優しさと勇気を一杯教えてくれたと感謝する。
『私の可愛い娘・・・ハナちゃ〜ん!』と叫ぶどれみ。

そして、バリアのツイスターはいよい破れた。残ったのは髪の解けたどれみだけ。
その、どれみも倒れる。残ったのは1000年の眠りについた4人だけ。

と思いきやどれみに意識はあった。何とかラブシュプリームの花に触れたどれみはそのまま1000年の眠りにつく。
ラブシュプリームの色が赤から白に変化する。人間の子供達が何故ここまで出来るのか理解できない先々代女王。

森の外のぽっぷ達が異変に気付いた。呪いの森がどんどん消えていく。
女王様驚く。どれみ達がどうなったか気になったマジョリカはぽっぷの腕から脱出したマジョリカも驚く。すると、マジョリカ何かに気付いた。



ぽっぷもそれを見つけ走り出す。その先には4人が倒れていた。動かないどれみを見て涙目になるぽっぷ。
『あれ程、生きて戻って来いと言ったのに・・・』と言うマジョリカ。
呪いがかけられているものの心臓は動いている。1000年の眠りにつく呪いが解けるまで目覚める事は無いと診断を女王様に伝えるマジョハート。


すると、マジョハートはラブシュプリームの花に気付いてその存在を女王様に知らせる。
ちゃんと取って来てくれた事を4人に感謝してベールの下で泣いてたりする女王様。

すると、ポンとピーがやってきてハナちゃんが危篤状態だと知らせる。マジョハートに後を頼む女王様。
マジョリン、すぐに女王様が魔法でどれみ達を眠りから覚まそうとしている事に気付く。
唖然なポンとピー。結局、女王様はマジョリンとマジョハートに止められる。どれみ達の愛と勇気に報いるにはこれしかないと言うのが女王様の言い分。

すると、ラブシュプリームが突然光ったかと思うとハナちゃんの元へ光が降り注ぐ。ハナちゃんが目を覚ます。全快したらしい。

全快した事に驚きを隠せないマジョハート。ハナちゃん浮遊ハイハイで移動する。ハナちゃんが向かった先はおんぷのところ。
髪の毛を弄くってみるが反応は無い。その様を見て泣くマジョリカ。続いてあいことはづきも触るが反応が無い。
起きる筈がないのを知ってるぽっぷをそれを見て泣き出す。無論、どれみも起きない。

幾ら呼んだって答えない、どれみ達はずっと眠り続けると言う現実を突きつけるぽっぷ。
意味がわかったのか悲しそうな表情になってママと言うハナちゃん。

すると、どれみ起床。驚くぽっぷ。続いてはづき、あいこ、おんぷの3人も起床。

ハナちゃん大喜び。起きたばかりのどれみもやっとハナちゃんに気付く。ハナちゃんを抱き迎えるどれみ。
ハナちゃんが喋った事に驚きながらも嬉しそうな3人。


嬉しそうなハナちゃんにお礼を言うどれみ。でも、何で自分達がここに居るか不思議などれみ。
マジョリカ曰くハナちゃんのどれみ達を思う心が天に届いたとのこと。
涙目でハナちゃんを育てた事に感謝し健診合格を言い渡すマジョハート。またまた嬉しそうなどれみとハナちゃん。


どれみ達の育児のおかげでハナちゃんは人間の最も偉大である母親の無償の愛をきっと忘れないと感謝する女王様。逆にお礼を返すどれみ達。頷くマジョリカ。
ここで先々代の女王の呪いを解けるのはウィッチークイーンローズから生まれ、尚且つ無償の愛を知ったハナちゃんしか居ない。
ハナちゃんが一人前の魔女になった時、必ず呪いを解いてくれると考える女王様。
そうなれば人間と魔女が昔の様に仲良くなれると気付くはづき。その通りと言う女王様。
同時にその為にどれみ達の魔女の資格である水晶玉を壊してしまった事に触れる女王様。意味が解った様子のマジョリカ。


水晶玉が無くなると自分達がどうなるか質問するおんぷ。答えない女王様に代わりマジョリンが魔女でも魔女見習いでも無くなると説明。
驚くどれみ。水晶玉は誰でも一生に1個しか持てない決まりになっていると語るマジョリカ。
あいこから魔法を使えないのか? はづきから魔女界に来てハナちゃんに会えないのか聞かれ、おんぷに答えを聞きたそうな顔をされ無言で頷く女王様。
『その代わり、ハナちゃんの命が助かったんだから良いじゃん』と言うどれみ。さすがにそこは同じ気持ちの4人。でも、どれみは涙目だったりする。



城の庭の場所の前。ハナちゃんに『ハナちゃん、バイバイだよ』と言うどれみ。ハナちゃん判ってないのか笑顔で手を振る。
悲しそうな笑顔のどれみの後ではづきが『元気でね』と、おんぷも『また遊ぼうね』と言って馬車に乗る。
(中断左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
あいこも『大きなりや』、ぽっぷもバイバイと言う。様子が可笑しい事に気付いたのか笑顔じゃなく少し悲しそうな顔のハナちゃん。
去っていくどれみを呼び止める。足を止めるどれみ。
そして『ママの最後の言葉だよ。いい? ハナちゃんの事は絶対忘れないからね。だから、ハナちゃんも立派な魔女になるんだよ。約束だよ!』
と言って涙ながらに去っていくどれみ。ハナちゃんやっと別れと気付いて泣いて『ママ!』と叫び縋ろうとするが女王様が抱いているので叶わない。
声をきかせてフルサイズ開始。

馬車に乗って帰っていくどれみ達。



ぽっぷもマジョリカもしょんぼり。勿論、どれみも涙は止まらない。何処かを歩くハナちゃん、ズッコケてもハイハイ。
外を見るあいこ。勿論、泣いている。はづきも外を見ていたが立ち上がる。おんぷは立っていたが椅子に座る。2人とも表情に元気無し。

月の上に座っているハナちゃん。どれみ、マジョリカをとうとう戻せなかったと言う。
が、マジョリカは『ええんじゃ、気にするな。たとえ水晶玉があのままでもワシは元の姿に戻らんかった』と返す。
不思議そうなあいこ。マジョリカ曰く戻ったらどれみ達と別れないといけないから。嬉しそうなどれみとぽっぷ。
マジョリカ、今の姿が結構気に入り始めたとも言う。トーンからして強がりである事は間違いないが、皆それで大笑い。MAHO堂のバルコニーに集結するどれみ達。


あれから数日。店の準備中にどれみがヘマして叱られたりとすっかり日常に戻っていた。ライフウッドの部屋にはどれみ達とハナちゃんの写真。


すると、お客さんが来た。赤ん坊連れのお客さんだ。赤ん坊を見て呆然などれみ達。
何とか我に返り接客をする。バラを買いに来たらしい。無事、お客さんを送り出すどれみ達。だが、泣かずには居られなかった。
泣きながら店内へ戻っていくはづき、あいこ、おんぷ。1人残ったどれみ。

声を聞かせて終了の後、どれみが肩を落としたまま無言でOPENをCLOSEDに変更。看板のアップになって

〜おしまい〜

も〜っと! おジャ魔女どれみ
第1話『どれみ、嵐の新学期!』
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