第41話『ぽっぷが先に魔女になる!?』
(2002年11月17日放送)
脚本:成田良美 演出:五十嵐卓哉 作画監督:青山充

お客さん・・・

前回から引き続き
魔女になったら何をするのか&何の為に魔女になるのか
と言うのを確認する話。今回はぽっぷが主役。
無印ではそうでも無かったわけですがも~っと!らへんから
ぽっぷがどれみを見る目が明らかに変わっていってますよね。
それだけ成長したって事なんでしょうけど。
で、プリムラの面々も成長してたり。
春風家姉妹愛編第6弾。

収録DVD

(42~44話同時収録)

アバンタイトル

昔の話。
まだ小さかったどれみとぽっぷ。ぽっぷに至ってはハイハイ時代。
『いっちに~!』と歩くどれみ。『たった~』とハイハイで後を追いかけるぽっぷ。
だが、そのままどれみが外へ出て行ってしまったので泣き出してしまう。OPへ。


感心するハナちゃん。
『ほら、こうやって並べると綺麗だし見やすいでしょ』と言うぽっぷ。どうやら、陳列方法に感心したらしい。
ぽっぷをスゴイと褒めるハナちゃん。照れ笑いのぽっぷ。
抱っこしていたパオちゃんにも褒められる。
『パオちゃん可愛い~』とクネクネするぽっぷ。
なんてやってるとあの歌声。辺りを探すどれみ達。荒ぶるビーズメーカー。
本日は出たところで歌は終了。挨拶をするデラ。


『なんじゃデラ、どうした?』と聞くマジョリカ。一級魔女試験のお知らせとのこと。それを聞いて目を輝かせるぽっぷとハナちゃん。
この美空町でやると教えるおんぷ。
『日が沈むまでに魔法で良いことをして、ありがとうって言って貰えたら合格よ』とはづきも続く。
『よーし、頑張るぞ~』と拳を突き上げるぽぷハナ。
『でも~、今日はぽっぷちゃんだけよ~』と言うデラ。ガックリハナちゃん。
『ハナちゃんもやりたい~! 一緒にやっちゃおうよ?』と言う。
『順番順番』と言うももこ。『ぽっぷちゃん、しっかりな』と言うあいこ。

『まっかしといて~!』と言うぽっぷ。

で、サブタイトル。

運動場で遊ぶ2年1組の面々。本日はドッジボール。ぽっぷが投げたボールをキャッチするみさき。
みさきが投げ返したボールが直撃するえりか。倒れる。唖然のぽっぷ、かのこ、らいた。目回し中のえりか。
『急に飛び出すと危ないよ』と注意するぽっぷ。

注意された事に怒るえりか。大体、そのボールは私が予約していたとか言い出す。
みさきに予約なんて関係ないと言われムッとする。他の皆も同意の模様。
『あなた達、元プリムラ幼稚園の癖に、どうして元ソナチネ幼稚園の味方をするの?』と言うえりか。
『もうお子ちゃまじゃないんだから、そう言うの止めようよ』と言うらいた。
お子ちゃまの件に猛反発のえりか。ぽっぷに宥められ一緒に遊ぼうと誘われる。
みさきも同意する。肝心のえりかは複雑そうな顔。ぽっぷの言葉で続きを始めた一同。


2年1組。
『今度、このクラスで公園の壁画を描く事になりました』と言うひなこ先生。壁画?なみさきに壁一杯に描く絵の事と教えるぽっぷ。
『何を描くか決めましょう』と聞くひなこ先生。挙手して『お花がいいと思います』と提案するえりか。
他の提案を募集するひなこ先生。だが、えりかは『絶対お花がいいです。お花じゃなきゃダメです』と譲るつもりは無い模様。
驚きを隠せないひなこ先生。クラスからは不満の声があがる。冷たい視線も・・・。
『何よ何よ、文句あるの? 私は学級委員よ』と言い返すえりか。
『私もお花がいいと思います』と聞き覚えのある声が賛同する。無論、ぽっぷ。
『公園が皆の描いたお花で一杯になったら素敵だと思います』と意見を述べる。
『可愛いかも!』と言うくみこ。ニッコリぽっぷ。クラスの皆も同意の模様。
皆、笑顔。ぽっぷの笑顔を見て複雑そうな顔のえりか。
『じゃあ、お花がいい人~』とひなこ先生が同意数を計ると皆が挙手。『ふんっ!』とつまらなさそうに座るえりか。

夕方、道を歩いているどれみとハナちゃん。『お呼ばれお呼ばれ、うれしいな!』と言うハナちゃん。
すると、春風家の前でピアノの音色が聞こえてくる。『この音楽って・・・』と言うハナちゃん。

ピアノ演奏中のぽっぷ。『ぽっぷスゴーイ』と拍手するハナちゃん。『ハナちゃん?』と驚いた様子のぽっぷ。
音楽の先生みたいと評するハナちゃん。『本当に上手くなったね』とどれみに言われ『そうかな?』と照れ顔のぽっぷ。
だが、何処か残念そうな表情。



夕ご飯の時間。
『ハナちゃ~ん。遠慮しないで沢山食べてね』と言うはるかママ。『は~い』と答えるハナちゃん。
『頂きま~す』と食事を始める春風家+α。
エビフライを食べようとするどれみだが早速、箸を滑らせて落としてしまうどれみ。
しかも、それを取ろうとして自分の皿の具を全て落としてしまう。
目が点の春風夫婦とハナちゃん。皿の動きが止まったので取ろうとしたら『お姉ちゃん』と呼ぶ声。
固まるどれみ。次第に青ざめる。
『床に落ちた物食べるなんてお行儀悪いよ』と言ってエビフライを食べるぽっぷ。
『だって、どばーと落ちちゃったんだ、あたしのエビフライどうするのさ~今夜のおかず~』と早口で弁解するどれみ。
その言葉を聞きながら皿を差し出すぽっぷ。『あたしの半分あげる』と言うぽっぷ。
平然と食べる妹を『あーんた、最高の妹だよ~』とハグするぽっぷ。
ぽっぷの方がお姉ちゃんみたいと言うハナちゃん。『そうだね』と同意する渓介パパ。


で、MAHO堂。
早速、どれみとぽっぷに『お前ら本当に姉妹か?』と問うマジョリカ。どういう意味か聞くどれみ。
マジョリカ『どうして、こう手際の良さに差があるんじゃい』と呆れながら答える。
バスケットの中のビーズ商品、ぽっぷ側は沢山あるのに対しどれみ側は10分の1以下。
ムッとして『うるさいな~』と言うどれみ。
『ぽっぷってホントすごいね~、ピアノだってすっごく上手いし』と言うハナちゃん。
『それはお母さんの教え方が上手いからだよ』と返すぽっぷ。
『それだけじゃないと思うわ』とおんぷ、『そやで。ぽっぷちゃんはしっかり者やからな~』とあいこが言う。
笑顔のはづきに頭を撫でられ慰められながら『どうせ、あたしはダメなお姉ちゃんですよーだ』と嘆くどれみ。呆れ顔のぽっぷ。

ここでぽっぷに魔女になったら何をしたいか聞くハナちゃん。ちょい驚いた様子のぽっぷ。
試験に合格したら皆の中で一番最初に魔女になるのはぽっぷと言うハナちゃん。
その言葉に反応するどれみとはづき。『私達、追い抜かれるってこと?』と言うはづき。
泣きながら『姉としての立場が~』と頭を抱えるどれみ。『元々そんなもん無いじゃろうが』と嫌味を言うマジョリカ。
『魔女になったらいっぱい魔法使えるよ。ぽっぷは魔女になったら何するの?』ともう1度聞くハナちゃん。
明らかに困りながら『えーと、何しようかな・・・』と苦笑い。
『やりたい事一杯で困っちゃうよね。魔女になったらエナジー貰わなくても好きなだけ魔法使えちゃうし』とニヤつくハナちゃん。
『ハナちゃんは今でも十分使ってるよ』とツッコミを入れるももこ。『そう?』なハナちゃん。後ろではあいおんが呆れ顔。
ここで『そろそろ行かなきゃ』と立ち上がるぽっぷ。『ピアノのレッスンか?』と聞かれ頷くぽっぷ。『がんばれよ』と応援するマジョリカ。
『うん、それじゃ~』とMAHO堂を出るぽっぷ。

だが途中で足が止まるぽっぷ。『魔女になったら・・・考えてもみなかったな~そんな事』と珍しく俯くぽっぷ。

本日もピアノ練習するぽっぷ。今日ははるかママも一緒。
演奏しながらはるかママはどうしてピアノを始めたのか聞くぽっぷ。
『どうしてだったかな~? ぽっぷはどうして』と言うはるかママ。
『あたしは・・・お姉ちゃんが弾いてたからかな』と答えるぽっぷ。演奏が止まる。
『お姉ちゃんのやる事って、何かいつも楽しそうだったから』と言うぽっぷ。
笑って『ぽっぷはそう言うとこあったな~。どれみのやる事何でもやりたがって』と言うはるかママ。
『え、あたしが?』と驚くぽっぷ。

はるかママによるとどれみの後を何時も追いかけていたそうで。幼少期の春風姉妹の回想。
『姉妹って、そう言うものなのかもね』と言うはるかママ。

夜。天窓から笑う月を眺めながら
『知らなかったな~、あたしって何時もお姉ちゃんを追いかけてたんだ。
お姉ちゃんがピアノやってなかったら、あたしピアノやってなかったかもしれない』と言うぽっぷ。

カゴからピアノを弾くどれみを眺めているぽっぷの回想。どれみが横目で見たらはしゃぐぽっぷ。そして、見習い服のどれみのカット。

『あたし・・・どうして魔女になりたいんだろう』と言うぽっぷ。

すると、どれみがノックして入室。お風呂開いたと教える。電気も付けず反応しないぽっぷにどうしたのか聞くどれみ。
起き上がって『お姉ちゃん』と言うぽっぷ。『何?』などれみ。
ちょいと考えて言うのを止めたらしく『やっぱいいや』と返すぽっぷ。
『何さ、気になるじゃん』とどれみが言うがぽっぷは『何でもないの~』と階段を下りていくぽっぷ。『変なの』と言うどれみ。

で、公園の壁画を皆でワイワイ描いてる2年1組の面々。ぽっぷとえりかも楽しそう。


夕方。下書きが完成。『やった~、下書き完成!』と喜ぶ生徒達。
『やったね!』と手を合わせて喜ぶぽっぷとえりか。が、ぽっぷと知ったえりかはそっぽ向く。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『色塗りは休み明けの月曜日にします』と言うひなこ先生。何だかんだ言って嬉しいのは変わらないえりか。
嬉しそうなぽっぷ。マジ顔になった後、空を見上げ『いよいよ明日だな、魔女見習い1級試験』と心の中で言う。


翌日。MAHO堂前。
紅茶を飲みながら『それじゃ~始めるわよ~。魔法を使って良いことをして~』とモタ
クッキーを食べながら『ありがとうって言ってもらってね』とモタモタが言う。
『魔法だって気付かれちゃダメよ~』とモタが付け足す。
ここで後ろから『ぽっぷちゃん』とおんぷが呼ぶ。
振り向いたぽっぷに『1級試験、難しいけど頑張ってね』と言うおんぷ。『絶対合格するから、皆も楽しみに待っててね』とピースするぽっぷ。
『それじゃー』とモタ、『ヨーイ』とモタモタの号令の下。ピストルから『ピヨッ!』とひよこが合図。
出発するぽっぷを手を振って『頑張ってね~』と見送る一同。

だが、飛行後『ぽっぷは魔女になったら何するの~』と言うハナちゃんの言葉を思い出すぽっぷ。
その言葉にまた怯むも『とにかく合格する』と町へ飛んでいく。

ここでアイキャッチ。


裏通りのゴミ箱から大通りを覗くぽっぷ。困ってる人を探す。すると、荷物が重そうで少ししんどそうなおばあさんを発見。

魔法で荷物を軽くするぽっぷ。
『なんか荷物が軽くなったような』と言うおばあさん。そのおばあさんを呼ぶぽっぷ。
『あの~』と言うぽっぷ。『はいはい』と言うおばあさん。『その~』なぽっぷに『はいはい』と繰り返す。
困って『どうも』と頭を下げるぽっぷ。『はいはい、どうも』と通過していくおばあさん。
『この試験は確かに難しいぞ・・・』とジト目なぽっぷ。


で、今度は公園。サッカーボールを木の上に上げてしまい困ってる少年達。
今度こそと『ボールよ! 落ちろ~!』と魔法を使うぽっぷ。
ボールが勝手に落ちてきて喜んだ少年達がそのまま去ろうとしたので『あの!』と声をかけるぽっぷ。
振り向く少年達だが誰も居ない。
そう、ぽっぷは魔女見習いの格好だと思い出して隠れているのだ。帰る少年達。結局、本作戦も失敗。

滑り台にてしゃがみ込み
『ありがとうって言ってもらえない。魔法って気付かれたらダメだし。て言うかこれは魔法使わなくても出来ちゃう様な・・・』
と考え何かに気付くぽっぷ。
『あたしがやった事は魔法が無くてもできる事ばっかりだ・・・』と呟く。またハナちゃんの言葉を思い出す。
『何するんだろう』と言うぽっぷ。
『どれみのやる事なんでもやりたがって』と言うはるかママの言葉の回想。
『お姉ちゃんより先に魔女になったら、あたし・・・どうすればいいんだろう?』と悩むぽっぷ。


MAHO堂。
どれみは商品を作っているがぽっぷが気になるのか作業に力が入る。唸っているどれみを見て唖然のあいおん。
ビーズメーカーのクランクを回しまくった後
『だは~! やっぱり気になる! 仕事なんかやってらんないよ~!』とか言って
『仕事なんかじゃと~?』とマジョリカに睨まれるどれみ。ギクッ状態。
『ったく~、目を離すとすぐこれじゃ』と困るマジョリカ。『でも、ちょっと様子を見てくるくらいなら~』と言うどれみ。
『あ~ん?』の後『ダメじゃ~!』と怒鳴るマジョリカ。机の上に倒れるどれみ。あいおんもちょいと怯む。
『ケチ~』と言うどれみ。『ナイスアイディアがあるよ』と耳打ちするももこ。

『お客さん、凝ってますね~』とマジョリカを揉むももこ。『苦労が多くての~』と答えるマジョリカ。
階段の方を向いて拳を握るはづき、あいこ、おんぷ、ハナちゃん。拝みながら去っていくどれみ。
ドアの開く音がしたので気にするマジョリカ。そんなマジョリカの首を思いっきり前に捻り
『お客さん! 頭はまっすぐにして頂かないと』と軽くダミ声で言うももこ。マジョリカは死にかけ。残ったおジャ魔女ズは唖然。

公園。
壁に描かれた花を見かけ『うわ~、ママ~大きなお花だよ!』と言う少年。『ホント、綺麗ね~』と言う母親。
『私達のクラスが描いたんです』と背後から近付きつつ言うえりか。
『あなた達のクラス?』と聞く母親。『美空小学校2年1組です。明後日色塗りするんです』と答えるえりか。
『まぁ~、それは楽しみね~』と言う母親。『はい!』と答えるえりか。
と言う訳で『お姉ちゃん~頑張ってね~』と手を振りつつ言う少年と母親は去っていく。
それを見送るえりか。その後ろを飛行していたりするどれみ。ぽっぷを探している。間もなく滑り台に居るのを発見。

滑り台の階段を下り『どうしたの? ぽっぷ』と聞くどれみ。背は向けたまま、驚いた様子のぽっぷ。
『調子でも悪いの? ねぇ、ぽっぷ?』と聞くどれみ。
答えが返ってこないので『こんなところで座り込んでるなんてらしくないじゃん。しっかり者で評判の春風ぽっぷさん』とちょい嫌味を言う。
『あたし・・・全然しっかり者なんかじゃない』と答えるぽっぷ。?などれみ。
『あたし、何時もお姉ちゃんのやる事真似して追いかけてた。ピアノだって、魔女になることだって・・・。
だから、魔女になったら何したいかなんて考えてもみなかった。あたし、魔女になって何したいんだろ』
と言うぽっぷ。そんな気持ちを象徴する様に空は曇天に。
心配そうなどれみに
『だって分かんないんだもん。魔女になって何したいのか、どうしたらいいのか! 分かんないだもん』
と泣き出すぽっぷ。


『あたしも分からないな~』とぽっぷと背中合わせに座るどれみ。驚いて涙が止まるぽっぷ。
『あたしはね、好きな人に告白する勇気が欲しくて魔女になりたいって思ってた。でも、それって魔法を使わなくてもできる事じゃん?』
と言うどれみ。頷くぽっぷ。
『魔女見習いやってるうちにその事に気付いたんだ。だから今は魔女になったら何するかなんて、あたしにも分からない』
と言うどれみ。
『魔法ってさ、魔法って何の為に使うのかな?』と聞くぽっぷ。
『よく分かんないけど、きっと何かに必要なんだよ。今まで一杯魔法使って、それで助ける事の出来た人だって居たよ』
と立ち上がってお尻を叩きつつ言うどれみ。
『だからさ、きっと居ると思うよ。ぽっぷの魔法、必要してる人も』とどれみに言われ『お姉ちゃん・・・』と嬉しそうなぽっぷ。
『何をするかなんて魔女になってから考えても遅くないよ。だからファイト!』と励ますどれみ。頷くぽっぷ。


すると雨が降り出す。
みさき、ふみお、よしひこは違う滑り台。かのこは自宅。らいたは自転車で街中。ひなこ先生はコンビニでそれぞれ雨に気付く。
ひなこ先生は『大変!』と急いで去っていく。
滑り台の物陰で雨宿り中の春風姉妹。『降ってきちゃったね』と言うどれみに、『うん』と答えるぽっぷ。
すると『ダメ、止めて~』とえりかの声が聞こえてくる。

理由は壁画が濡れて台無しになりそうだから。
『一生懸命描いたのに、何すんのよ! 消さないでってば~! 雨のバカ~!』と天に向かって言うえりか。
『えりかちゃん!』と言うぽっぷ。
知る由も無いえりかは『絶対この絵は消させないんだから、消させないんだから~!』と叫ぶ。
『あたし達の絵が。何とかしなくっちゃ』と辺りを探すぽっぷ。ビニールシートを発見。

『ビニールシートよ、飛べ~!』と魔法を使うぽっぷ。
もの凄いスピードで飛んできたので慌ててしゃがんで避けるどれみ。ぽっぷは立って横に避けていたり。


強い風に見舞われ防御姿勢を取るえりか。しゃがんだ隙にビニールシートは上を通過。振り返ると、壁画を隠す様に被さっている。
『風・・・』と言うえりか。風に靡いて下の方は不完全な為、押さえる。
反対側が大きく靡いたその時、何処からともなく現れたぽっぷが掴んで抑える。
えりかの方を見て『こっちはあたしに任せて』と言うぽっぷ。『ぽっぷちゃん・・・』と驚いた様子のえりかに『負けられないよね』と言う。
ともだちの唄開始
?なえりかに『皆で描いたんだもん。雨なんかに負けられないよね』とウインクのぽっぷ。少し間を置いて嬉しそうな顔で頷くえりか。


間もなく2人の友達が傘持参で大集合。
嬉しそうな顔で『よーし! 皆で頑張ろう!』と言うぽっぷ。ひなこ先生はやや遠めから生徒達の様子を眺めていたり。そして、どれみも。


夕方になった頃にはすっかり雨は止んでいたり。ビニールシートを降ろす生徒達。
ぽぷえりは勿論、他の子達も嬉しそう。『無事で良かったわ~』とひなこ先生も嬉しそう。

『ありがとう、えりかちゃん』と感謝するぽっぷ。驚いた様子で振り向いたえりか。『えりかちゃんのおかげだよ』と言うぽっぷ。
『えりかちゃんが誰よりも早くここに来て、絵を守ってくれたんだよ』と皆に教える。皆に感謝されるえりか。
『ううん、風さんのお陰よ。風さんがシートを運んで絵にかけてくれたの』
と皆に事情を説明した後
『だから・・・風さんありがとう~! 』と空へ向かって言う。あんぐりなぽっぷ。
『私達の絵を守ってくれて、どうもありがとう~!』と続けるえりか。
『風さん?』なひなこ先生。
えりかと同じく風にお礼を言ったみさきを皮切りに他の子も風にお礼を言い始める。最終的には生徒全員が言っていたり。
ともだちの唄終了

夕焼け空を飛行中の春風姉妹。
どれみを呼ぶぽっぷ『魔法ってすごいね。だって、誰かの力になれるもん』と言う。頷くどれみ。
『それと・・・ありがと』と言うぽっぷ。?などれみを何でもないと誤魔化す。

モタ&モタモタより1級試験合格のお知らせ。
『バンザ~イ』と喜ぶギャラリーだが、当の本人達は唖然。
『でも、あたし・・・ありがとうって言ってもらってないよ』と言うぽっぷ。え?顔なギャラリー。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)

『言ってもらったじゃな~い』とモタモタ、『風さんありがとう~って』とモタが理由を説明。
それを聞いてニッコリなどれみとぽっぷ。顔を見合わせる。
残りのおジャ魔女ズの方を向いてバンザイする春風姉妹。皆も繰り返す。
そんなこんなで認定玉授与。
一緒にバンザイしつつ『お前達もぽっぷを見習って早く魔女になれよ』と言うマジョリカ。
『まだ魔女じゃないわよ~』とモタモタから冷静なツッコミ。あれ?状態などれみ達。
両名曰く、あと1つ良いことをしないといけないそうで。
試験合格以外に2つ良いことをしないといけない事を思い出したあいこ。

『1個くらいおまけしてよ~』と言うハナちゃん。『ダメ~』とここはきっぱり断るモタ&モタモタ。
『あーあ、魔女になるのはまだ先か』と言うぽっぷを見る。
『ぽっぷちゃん?』とおんぷ、『あんまり悔しないみたいやな~』とあいこが言う。
振り向いて『そんな事ないよ~』と言うぽっぷ。『でも・・・』とニッコリ顔でもったいぶる。

『でも?』なMAHO堂の面々。『秘密』と言われて残念そうなどれみ達。

心中で『だって、魔女になるんだったら、やっぱりお姉ちゃんや皆と一緒になりたいんだもん』と言うぽっぷ。
夕暮れの笑う月のカットから黒くフェードアウトして

~おしまい~

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