(2002年12月22日放送)
脚本:大和屋暁 演出:山吉康夫 作画監督:青山充
またお預け
先々代女王様話エピローグ。
この話にて魔女界系のエピソードは完全終了となります。
(50話はどれみ達の進路決定話なので魔女界の話ではないので)
オールスターと言わんばかりに色んなキャラが出ています。
まぁ、喋るのは一部な訳ですが。
日曜日は魔法のコを使った素敵な演出が最高です。
収録DVD
(45、47~48話同時収録)
アバンタイトル
『はいど~も~』とどれみとマジョリカが入場して来る。美空亭どれみとマジョリカの漫才という事らしい。
『長かったよね~』とどれみ、『長かったの~』とマジョリカ。
『でもようやくこれで』と言うどれみに『ワシも元の姿に戻れるんでっせ~』と続くマジョリカ。
ギャグ涙流しつつマジョリカに抱きついて『これもあたしのおかげだよね~』と言うどれみ。
『ワシがマジョガエルになったのもの~』とマジョリカにキレながら言われ気まずい空気に。
どれみは気まずい意味で、マジョリカは威嚇の意味で笑っていたり。で、OPへ。
先々代女王様復活の件は前回の流用。
で、サブタイトル。
光に反応する様に花は眠りから目を覚ます。
人間界でも所構わず眠っていた人々が起きだす。
それを見て先々代女王様が目を覚ましたと気付いたハナちゃん。
目を覚まし花畑へ下りてきた先々代女王様。『私は目覚めたのですね』と言う。
『はい』と答えるどれみに『あなた達は夢の中に出てきた』と言う先々代女王様。
『こうやってお会いするのは初めてですよね。初めまして、春風どれみです』と自己紹介するどれみ。
続いて、あいこ・はづき・おんぷ・ももこの順に自己紹介。
衣装で気付いたのか『魔女見習い? それではあなた達は魔女ではなく・・・?』と指摘する先々代女王様。人間と認めるはづきの言葉を聞き、ちょいと表情が曇る。
すると『ここから先は私がご説明致します』と後ろからマジョリン同伴で女王様がやって来る。見つめあう2人の女王。
事情を聞いて『私が眠っている間にそんな事が・・・』と言う先々代女王様。
『呪いの森を消したのも、あなたを目覚めさせ人間界や魔女界を救ってくれたのも全て、どれみちゃん達の活躍のおかげなのです』と説明する女王様。
しょんぼりする先々代女王様に気にしない様に言うももこ。
どれみも『色々大変だったけど結果オーライっすから』と続く。『それに先々代女王様にもこうやって目を覚まして頂けたんだし』とおんぷも言う。
頷くどれみ、はづき、あいこ。
ここで先々代女王様にお願いがあると言うどれみ。『お願い?』と聞く先々代女王様にマジョガエルの呪いを解いてくださいと頼み込む。
はづき、あいこ、ももこも一緒に頼み込む。そして、女王様も。
先々代女王様としては自分と同じ辛い思いを誰にも繰り返して欲しくないと作ったらしい。
孫達との誤解はあなた達のおかげで解けたと言われニッコリなどれみ達。
でも、先の理由で先々代女王様的にはやはり解くにはまだ抵抗があるらしい。
病床のアンリ。玄関にてこちらを見る孫達の回想。
確かに人間と魔女では寿命の長さが違うと認める女王様。しかし、その両者が出会ったからと言って不幸になるとは限らないのではと指摘する。
何も言えない先々代女王様。
ここで立ち上がり『あの、難しい事は分からないんですけど、あたし魔女見習いになったことで沢山の魔女達に出会えてホントに良かったです』と言うどれみ。
『色んな事も経験できたし』とあいこも続く。
機織り機の回想も交え
『機織りだってできる様になったし』とももこ、『最初は先々代の女王様に目を覚ましてもらう為だけだったけど』とはづき
『何時の間にか機織りが楽しくなっちゃったのよね』とおんぷが言う。
ニッコリなどれみ曰く、先々代女王様の思い出はとっても幸せそうだったらしい。
そんなどれみの背後に立ち
『お願いです。これからの人間界と魔女界の未来の為にも、マジョガエルの呪いを解いては頂けないでしょうか?』とお願いする女王様。
髪をなびかせ考えている様子の先々代女王様。少し残念そうな顔で見ているはづき達。
『時の流れは誰にも止められない。人間と交流を持った魔女には必ず悲しい別れがやってくるのです。
現に私はこうしてまた1人ぼっちになってしまった。もう私には何も残ってはいないのです』
と言う先々代女王様。
その言葉を聞いて絶対そんな事無いと否定するどれみ。横目で見る先々代女王様にあのタペストリーを見せるあいおん。
このタペストリーもロビー君が居たから作る事ができたと言うあいこ。
『ロビー?』な先々代女王様にあなたの子孫と答えるおんぷ。先々代女王様の織ったタペストリーが彼の家に残っていたから私達は織る事ができたと説明する。
ロビーのところには愛しのトゥルビヨンケーキもあったと教えるももこ。
『愛しのトゥルビヨン・・・』と繰り返す先々代女王様。
ババが登場。
『女王様が眠っていらっしゃる間、ワシはこのおジャ魔女どもと1年間ずっと一緒に過ごしてきたずら』と言うババ。『・・・ババ』と言う先々代女王様。
『だから、これだけは分かるずら。こいつらは良い奴らずら』と言うババ。
『このおジャ魔女どもが女王様を目覚めさせる事が女王様にとって幸せな事だろうか? もしかしたらソレはとっても悲しいことなのかも知れないとずっと考えていたずら』
と続ける。『ババ・・・』と言うどれみ。
ババは今は良かったと思っているらしい。じっと見ている先々代女王様に涙ながらに1人じゃないと言う。
『ババ・・・』と言う先々代女王様に目をこすった後、おかえりなさいと言う。
ババの為に手を合わせる先々代女王様。その窪みに入るババ。
顔をくっつけた両者は泣いていたり。特にババは涙を散らすレベル。
ババに続く様におかえりなさいと出迎えるどれみ達にありがとうと返す先々代女王様。
近づいてきたのに気付いてタペストリーを抱え上げるおんぷ。
『同じだったのですね。この糸の1本1本と同じ様に紡がれていく。時の流れは違っていても、私が魔女であろうとも、確かに私はあの時、あの瞬間を生き、存在していた』
とドッカーン!39話の糸を紡ぐ先々代女王様のカット。♯48話でのジョルジュにもたれるカット。ドッカーン!7話のプチダンスマリアンヌカットを挟みつつ言う先々代女王様。
『子供が孫を生み、愛し・・・そしてその孫がまた子供を慈しむ。命の鎖は紡がれ私の気持ちは伝わっていた。私のして来た事は無駄ではなかった』
と言う先々代女王様。
先々代女王様、ジョルジュ、アンリ、イングリット、ナターシャ、マリアンヌ、ローラ、アンジェラ、ロイがDNAを背景に登場。
既に8名が故人と言う。
で、タペストリーのアップ。それにすがりつく先々代女王様。それを見ているどれみ達は嬉しそう。
野暮な事はせず暫く放っておいてあげた様子。
んで魔女界のお城。上の方から魔女界を覗いている先々代女王様。そろそろ時間と知らせに来たババ。『えぇ』と場を後にする先々代女王様。
女王の間にやってきた先々代女王様。
そこにはどれみ達を始めFLOAT5に元老院魔女、そして当然ながら女王様も居る。
堂々と歩く先々代女王様。胸の前に右手を添え軽く頭を下げているどれみ達。女王様も後退しながら頭を下げる。
嬉しそうに見上げるギャラリー(元老院以外)。
『皆さん、とうとう先々代の女王が目を覚まされました』と言う女王様。見上げる、ハート、ドン、プリマ。
『こうして私達が先々代女王とあいまみえる事ができたのは彼女達、魔女見習いの努力のお陰です』と説明する女王様。
照れるどれみ達。
『そして、ここにマジョガエルの呪いが解かれる時が来たのです』と言う女王様。それを聞いて嬉しそうに声をあげるどれみ達。
『ほ、本当に元の姿に戻れるのか~!』と興奮するマジョリカ。『良かったわねマジョリカ』と祝うララ。
『これでよろしいですね?』と先々代女王様に聞く女王様。
『えぇ・・・悲劇を繰り返さない為の魔法が結果的に新たな悲劇を呼んでいた事を知り、私は深く胸を痛めています。
しかし、今からでもその間違いを正す事ができるならば私のすべきことは決まっています。どれみちゃん、それに皆さん。力を貸してもらえますか?』
と言う先々代女王様。
『はい! 喜んで!』と答えるどれみ達。『ハナちゃんも~!』と言うハナちゃん。ニッコリな先々代女王様。
先々代女王様が手を上げる。すると、強烈な光が放たれる。
どれみの『あたし達も行くよ』と言う言葉に従いマジカルステージ発動。それを見たハナちゃんも参加。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
上の方でエネルギーが美しく光る。
それを見たぽっぷ『あったか~い』と、女王様『これが先々代女王の魔力』と、マジョリカ『心が洗れるようじゃ』と、オヤジーデ『おー!』とそれぞれ言う。
女王様を除いた3名も参加。
勿論FLAT4も。どんどん増えていく。
そして元老院魔女達も。『あたちもやるパオ』とパオちゃんも参加。大勢によるマジカルステージ。
城に降り注ぐ虹色の光。城の外でも皆が水晶玉を翳していたり。
そのエネルギーを水晶玉みたく丸くし『マジョガエルの呪いよ、解けろ!』と言うどれみ達の言葉と共に空へ投げる。
空に大きな虹色の物体が怒っている。それを見て魔法を使った面々は歓声を上げる。
『やっとマジョリカを』とどれみ、『元の姿に戻せるんやな』とあいこ、『ブニュちゃん』とぽっぷ、『良かったわね、どれみちゃん』とはづき。
『マジョリカ』と言うどれみ。
マジョガエル村でもマジョ松、マジョ竹、マジョ梅がそれぞれ元通りに。順番としては右から梅、竹、松。
無論、他のマジョガエル村の住人も元通り。
人間界のマジョルカもそして今まさにマジョリカも・・・! 声を上げるどれみ達。遂に元に戻ったマジョリカ。
ここでアイキャッチ。
だがすぐにマジョガエルに戻ってしまう。『元の姿に戻らないわ』と言うララと呆然のどれみ達。
『どうなってるの?』とどれみに言われこっちが聞きたいとキレるマジョリカ。
安心する様に言うババ。何でも先々代女王様にそう頼んだらしい。どういう事か聞くどれみ。
わたしのつばさ(インスト)開始。
『お前はマジョリカを元に戻すために魔女見習いになったずらな?』と問うババ。認めるどれみ。
どうせどれみはすぐに魔女になる。そうなった時、改めて元の姿に戻してもらえばいいと言ってババは去っていく。
『余計な事を・・・』と目が少し潤むマジョリカ。ババなりに2人を気遣った模様。
女王の間。
『あなた達の様な子が居るならば、人間界と魔女界の交流を再開してもいいのかも知れませんね』と言う先々代女王様。
これで自分の役目は終わったと後の事を女王様にお願いする。
『かしこまりました』と貴族風にドレスを両手で少しあげて返す女王様。
少し間を置いてハナちゃんを呼び、魔女界の事を頼む先々代女王様。『え?』なハナちゃんを見てニッコリ。
そして皆の前を去っていく。
ババを呼ぶどれみ。今度会う時は何も言わずにオイコーラを奢れと言うババ。
そのまま去っていく先々代女王様とババ。
『ババ~! またね!』とハナちゃん、『元気でな~』とあいこ、『何時でもまた遊びに来て』とはづき、『オイコーラぐらい何時でも奢ってあげるからね』とおんぷ
がそれぞれ言う。
振り向かず手を振るババ。その気持ちは察してあげよう。
『ずっと忘れないから』とももこ、『またね』と春風姉妹の言葉。
そして先々代女王様とババは城の中を去っていった。
わたしのつばさ(インスト)終了。
中庭に居た見覚えのある顔を見て『マジョクロスに・・・マジョロクサーヌ』と言う先々代女王様。
お会いできる日を心待ちにしておりましたと言うマジョクロス。
『マジョトゥルビヨンお嬢様』と言うマジョクロスの言葉の後
『お帰りなさいまし』と続く出迎え組一同。ありがとうと感謝する先々代女王様。
目を潤ませるクロスとロクサーヌ。ロクサーヌの方は嬉しそうにニッコリ。
門を出ると外には大量の魔女達。全員出迎えの模様。
マジョクロス達の前に立つ先々代女王様。
ババに女王様と呼ばれ女王ではなく、ただのマジョトウルビヨンだと言う。これからはトゥルビヨンと呼んで欲しいとのこと。
『女王様・・・』と困り気味のババを見てクスッと笑い、まだ時間はたっぷりあるからゆっくりと慣れていけばいいと言う。
魔女界の空。これから何処に行くか聞くババ。『人間界へ!』と答える先々代女王様。
ババと先々代女王様を半透明で映しつつ魔女界のあちこちを見せていく。
そして女王の間。
『では、始めましょうか』と言い出す女王様。?などれみとももこ。
『あなた達を魔女にする為の儀式です』と答える女王様。驚くどれみ達。
『そ、それじゃあ!』とももこが言った後『私達、魔女になれるの?』とどれみが聞く。
『勿論です。魔女界だけでなく人間界においてもあなた達の功績は計り知れません。最早、これ以上の試験や試練は必要ないでしょう。元老院の皆さんもそれで宜しいですね?』
と言う女王様。頷く元老院魔女達。
ぽっぷは認定玉1つ不足、ハナちゃんはまだ1級をクリアしていないと申告。
2人もどれみちゃん達と一緒と答える女王様。2人とも立派に働いてくれたと感謝する。照れる2人。
魔女になる事を決定したと宣言する女王様。
これからその儀式に移るらしいが、その前に女王様から発表したい事があるらしい。
ガックシのマジョリン。何と女王様、女王の座を退くつもりらしい。当然ながら驚く、その場の一同。
元老院魔女も寝耳に水だった模様。
これはどう頑張ってもブレる仕様です(衝撃を表現する為)。
しかも次期女王はこれから正式な魔女となるハナちゃんを推薦するとのこと。更に驚くどれみ達。
『ハナちゃんが女王様!』と驚くオヤジーデを『ハナたん、スゴイパオ!』と突き上げるパオちゃん。
女王様に『しかし女王様、ハナはまだ子供子供子供子供・・・』と慌てながら言うマジョリカ。
それは承知の上らしい。
と言う訳でマジョリカを含めどれみ達にもハナちゃんに協力してほしいそうで。
度重なる魔女界の危機を救ってきた彼女達ならば、きっと上手くやっていける筈と考えているそうで。
顔を見合わせるどれみとハナちゃん。
『やってもらえますね?』と問われニッコリ快諾のどれみ。他の皆も同意の模様。
『喜んでお手伝いさせて頂きますです』と代弁するマジョリカ。
盛り上がっているどれみ達。
女王様の部屋。
『それにしても今日は色々あったよね』と振り返るどれみ。同意しつつ色々あり過ぎて何か良く分からないままと言うおんぷ。
日曜日は魔法のコ開始。
いきなりハナちゃんが女王様と言われてもと、まだ戸惑ってる様子のあいこ。
どれみに女王様になるとどうなるのか聞くハナちゃん。
『そうね~』とはづき、『とりあえず偉くなる』とももこが答える。
『なんだそっか~、それじゃあとりあえず・・・エッヘン!』とカッコつけるハナちゃん。
『こんなんで本当に大丈夫なのだろうか』と不安などれみ達。
『でもさ』と言うどれみに『何?』と聞くあいこ。
『とうとうなれるんだね』と言うどれみ。『長かったな~』と言うあいこ。
『もう4年になるんだものね~』とはづき、『魔女か~』と言うももこ。
『魔女』と繰り返すぽっぷとハナちゃん。とっても良い響きと思うおんぷ。ニッコリな7人。
無印スチール。
♯スチール。
も~っと!スチール。
ドッカーン!スチール。
宣伝用スチールなど本編では殆ど見れないものばっかり。
撮影するとどうしてもこうなります。本編ではもう少し綺麗です。
日曜日は魔法のコ終了。
女王座の階段前に座りながら
『やっと魔女になれるんだ~』とうっとりのどれみ。すると、ぽっぷから声をかけられる。ウインクで合図するぽっぷ。
後ろを見たどれみ。女王様に気付き、慌てて他の6人の傍に戻る。
魔女の儀式を始める前にもう1度6人の気持ちを確認させてくださいと言う女王様。
『本当によろしいのですね?』と聞かれ『そりゃあもう』と頷くどれみ。
だが、おんぷは言い回しが気になったらしくどう言う意味か問う。驚いた様子のどれみ。
『魔女になると言う事は魔女見習いでも人間でもなくなる事なのだ』と答えるマジョリン。
その件にやや戸惑いの表情を見せるどれみ達。
『自由に魔法が使えるだけでなく寿命が延びる事でもあるのです』と教える女王様。
つまりは家族や友人達とは別の時を生きると言う事だと説明。
そのまま場面はMAHO堂前。
あいこ曰く、結局何も決められなかったらしい。
『いきなり魔女やめますか? 人間やめますか? なんて言われてもね』と言うおんぷ。
『1ヶ月か・・・』と言うあいこ。『あと、1ヶ月の間に決めないといけないのよね・・・』と言うはづき。
『でもまぁ、あと1ヶ月もあると思えばさ』とポジるももこ。
が、皆考え込んでるらしく返答は無い。そう簡単な問題では無いと察し俯くももこ。
『帰ろっか? 今日はもう遅いからさ』と言い出すどれみ。ハナちゃんにじゃあねと言って帰っていく。『うん』と返すハナちゃん。ぽっぷも後を追う。
残った4人もまた明日、おやすみと帰っていく。『おやすみなさい』と返すハナちゃん。ぼーっと見送るマジョリカ。
さっきまでとは一転暗い街、暗めのBGMで帰るどれみ達のカット。
豆粒みたいに小さいどれみ達とMAHO堂周辺が映るカットから黒くフェードアウトして
~おしまい~
第47話『たとえ遠くはなれても』
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