第48話『あいこのいちばん幸せな日』
(2003年1月5日放送)
脚本:栗山緑 演出:岡佳広 作画監督:川村敏江

ラストズッコケ

キャラの〆話第2弾。
今回はあいこもとい妹尾一家。
唯一4年続いた問題が解決される時。
そして・・・。
これまたおんぷのキャラをよく出してると思った話。
次回のフラグが混ぜてあったり。さりげなくと言うレベルじゃなく。
あいこ、♯振りの懐かしい衣装。まぁ、ちょいと違いますが。
2003年最初の放送。

収録DVD

(45~47話同時収録)

アバンタイトル

『僕と踊ってください』と言う王子様衣装のどれみ。
『どれみちゃん・・・』と涙を拭うあいこ。笑うどれみの差し出した手を掴む。
目をウルウルさせるはづき、おんぷ、ももこ。見習い服のハナちゃんも嬉しそう。
踊るどれみとあいこのカットからOPへ。

ニコニコホーム。
いきなりぶちまけられる食事。その部屋は岡村惣一、つまりあいこの祖父の部屋。
怒った顔で部屋を出てきた看護士に何かあったのかと問うあつこママ。
『あんなワガママな患者さん初めてだわ。もう嫌なっちゃう!』と去っていく看護士。謝るあつこママ。

惣一じいちゃんの部屋の床を掃除しながら、ここは家じゃないんだからワガママ言わない様に注意するあつこママ。
『無理矢理食わせようとしよった、アイツが悪いんじゃ』と反省してない様子の惣一じいちゃん。
何か言おうとしたあつこママだが止めた。
すると、あいこが来訪。『今週も来てくれたん?』と出迎えるあつこママ。どうも毎週来ている模様。
頷いた後、惣一じいちゃんに具合を問うあいこ。そっぽ向く惣一じいちゃん。

ここでサブタイトル。

嬉しそうにあつこママとニコニコホームを後にするあいこ。
あいこ曰く、ここに来る前にあつこママのアパートに寄って溜まってた洗濯物を洗ってちゃんと干しておいたとのこと。
お礼を言うあつこママ。
?な様子で『何言うてんの? 家族なんやからあったり前やん』と言うあいこに『ホンマ助かるわ』と感謝する。
そんな事より早く帰って寝る様に勧めるあいこ。あつこママは夜勤明けらしい。
頷いたあつこママ。どっちが母親か分からないと言う。笑うあいことあつこママ。
あいこに後を頼んで帰っていく。
見送った後、覚悟したかの様に『今日こそおじいちゃんと話できる様になる』と言うあいこ。


MAHO堂では、はづきを除いた残った面々が仕事中。
下りて来たマジョリカはどれみの異変に気付く。暗い顔で遠い目をしているのだ。理由を聞いてみるマジョリカ。
おんももの引越しが原因か訊ねるララ。どれみはそれを否定し、あいこの事を心配していたと返答。
『そう言えばあいこは今日明日、大阪じゃったの~』と思い出したマジョリカ。
『そうなんだよ! 結講通ってるのにおじいちゃん、あいちゃんに一言も喋ってくれないんだって』と言い出すどれみ。
ビビるララ。マジョリカも声がデカくなったせいか驚いた様子。
引きつり顔で『相当頑固なおじいさんみたいね』と返すララ。
どれみ的には大親友なのに何もしてあげられない事が落ち込みの原因の模様。
だったら、大阪に助けに行こうと言い出すハナちゃん。
あいこは迷惑がかかるからと遠慮してることとお店の事もあると言うどれみ。
それを聞いて店なら休んでもいいと言い出すマジョリカ。嬉しそうなどれみ。
マジョリカ曰く、パオちゃんの金のアレのお陰で少しは余裕があるそうで。一鳴きするパオちゃん。
そうと決まれば皆で行こうと言うどれみ。
『オーケー、レッツゴー!』と賛同するももこ。が、おんぷははづきの事を聞く。『あ、そっか・・・』と言うどれみ。
思いだした様にはづきの所在を問うマジョリカ。おんぷによると休養で半日休みとのこと。
ならば、どれみだけでも先に行く様に言うマジョリカ。
『いいの?』と聞くどれみに『ワシだってあいこには幸せになってもらいたいからのう』と答える。
『ありがとうマジョリカ~!』と感謝のハグ。でも痛い痛い。

その頃、カレン女学院。本日は入学試験。実ははづきはここに居たりする。玉木もね。んで、試験開始。これが次回のフラグ。

ニコニコホームでは仲良し老夫婦がアーンとかやってたりする。あのダーリンとハニーである。
その横を通過する仏頂面の惣一じいちゃんと車椅子を頑張って押しているあいこ。
ハニーの方から声をかけてくる。挨拶するあいこ。相変わらず仲良いとからかう。
『そら私等、愛し合うとりますもん』と返してくるダーリンハニー。お互い意思確認。相違なし。
笑ってるあいこ。目で進む様に促す惣一じいちゃん。
ダーリンハニーに『ほなまた』と言うあいこ。
相変わらず無愛想なじいさんと気に入らない様子のハニー。
あいこが車椅子を押そうとしていると聞き覚えのある声があいこを呼ぶ。キョロキョロ探して見上げると上の方からどれみが呼んでいた。


どれみと一緒に惣一じいちゃんを寝かせるあいこ。車椅子の片付けをどれみに頼む。お礼を言うあいこ。
どういたしましてなどれみ。車椅子って結講重いと感想を述べる。
同意するあいこ。前にあつこママが筋肉ついたと力瘤を見せてくれた事に納得したらしい。
介護って大変なんだねと言うどれみにそう思うとまた同意する。
どれみを惣一じいちゃんに紹介するあいこ。でも、惣一じいちゃんはチラ見後にそっぽ向く。
それを見て俯くあいこ。
『あいちゃん、まだ上手く話せてないの?』と聞くどれみ。頷くあいこ。

すると、突然慌ててあつこママを呼べと言い出す。
夜勤明けで帰っているので無茶言うなと言うあいこ。いいから呼んで来いと譲らない惣一じいちゃん。
暫くして理由が分かったあいこ、どれみを室外に追い出す。いきなりなので?などれみ。


ベッド下から尿瓶を持ち出すあいこ。そう、WC(小)である。
だが、間に合わずに漏らしてしまう。
赤面した後『だから、だから呼べ言うたんじゃ』とあいこを突き飛ばす惣一じいちゃん。
その弾みでエアコンに激突したあいこは尿瓶を落として割ってしまう。そこまでするつもりはなかったらしく驚く惣一じいちゃん。
音を聞いたどれみは心配して覗く。
割れた尿瓶と倒れたあいこから良くない事態を察したか入ってくるどれみ。
大丈夫か聞かれたあいこ。痛がっていたが大事になるのを恐れてか自分がうっかり落としたと弁解する。
ベッドを見たどれみは粗相に気付く。自分がドン臭くてWC(小)が間に合わなかったと言うあいこ。
庇っていると気付いた様子のどれみ。気を取り直して介護の人を呼んで来ると申し出る。


あいこは屋上にて洗濯したパジャマを干している最中。
どれみは冒頭の看護士と惣一じいちゃんをベッドに寝かしている最中。
『何かあったら何時でも呼んでね』と先とは違い機嫌の良い様子で去っていく看護士。お礼を言うどれみ。
マジ顔で惣一じいちゃんの横に座る。
そして、あいこがシーツを洗いながら泣いていた事を教える。
これには驚いてどれみを見る惣一じいちゃん。でも今更引き下がれないのかそっぽ向く。


戻ってきたあいこ。
丁度、どれみが惣一じいちゃんに対しあいこが頑張ってるのにどうして話してあげないのかとお説教をしている最中。
聞いてるあいこは動揺中。
そっぽ向いたままの惣一じいちゃんに聞いてるのかとどれみが言ったところであいこが聞いてなかった素振りで入室してくる。
『ええ天気やし、すぐ乾くと思うわ』と言うあいこ。
どれみに感謝しつつ、後は自分がやると申し出る。彼女の気持ちを理解した様で従うどれみ。退室。
部屋前であいこと2人きりになるなり抱きつくどれみ。不意打ちに驚くあいこ。
『あいちゃん、あたしは何時だってあいちゃんの味方だからね』と言うどれみ。
それを聞いて泣き出すあいこ。やっぱり色々我慢していた模様。頑張ってと言われ頷く。
皆もそろそろ来る頃だと言う事でどれみは下で待ってるらしい。頷くあいこ。
『あいちゃ~ん! ファイト!』と励まして去っていくどれみ。
ポーズが面白かったのか笑うあいこ。『どれみちゃん、ありがとう』と感謝する。

惣一じいちゃんの部屋に戻ってきたあいこ。
一応気になっていたらしく、ドア方向をじっと見ていたがあいこが戻るなり顔を背ける惣一じいちゃん。
『おじいちゃん、リンゴ食べへん? 今皮むくわ』と言うあいこ。冷蔵庫からリンゴを取り出す。
顔を背けたまま、しょっちゅうココに来る理由を問う惣一じいちゃん。彼自身、自分の事を嫌っていると思っている模様。
『1年前やったら、そやったかも知れへん』と答えたあいこ。
去年の夏にどれみの祖父のところに言った事を話す。
そして、それまではおじいちゃんと言う存在はもの凄い怖い物だと思っていたと本音を話す。
カエル石のあつこママを殴る惣一じいちゃんの回想。当然、これが怖かった原因である。
でも、あいこ曰くどれみの祖父と数日過ごして考えが変わったとのこと。
どれみの祖父・雄介は初めは怖いと思っていたものの優しかったからである。
大親友のどれみと同じ血が雄介に流れてると思ったら、暖かい物が伝わってきて全然怖くなくなったそうで。
だから、惣一じいちゃんにも大好きなあつこママと同じ血が流れてると思ったら全然怖く無いと言うあいこ。

実はちゃっかり聞いているどれみ。やってきたはづき達は?状態。
丁度、オイコーラを飲んでいるところを後ろからハナちゃんに声をかけられコーラを口からぶちまけるどれみ。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
死にそうな顔している。
はづきに何してるのか聞かれシー!とジェスチャーするどれみ。『シーって?』なももことどうかしたのか聞くおんぷ。
今、あいこが惣一じいちゃんと話してる最中と教えるどれみ。予想外だった様で驚くはづき達。

ここでアイキャッチ。


もう夕方。
嫌うどころかおじいちゃんと仲良くなりたいと言うあいこ。
これにはそっぽ向くにも向けず、かと言ってあいこも見れず視線が泳ぐ惣一じいちゃん。最後は俯く。それを見て辛そうな顔のあいこ。
ここで惣一じいちゃんが倒れた日に幸治パパがあつこママに再婚を申し込んだ話をするあいこ。
それを聞いて驚きつつも歯を食いしばる惣一じいちゃん。
あつこママはOKしたが、美空町で一緒に住もうと言う話は断られたと話すあいこ。
同時にその理由が死んだ祖母(惣一の妻)の事を気にしてると明かす。
これには反応する惣一じいちゃん。
あつこママがおばあちゃんの分も親孝行したいから離れられないと言っていたと話すあいこ。
彼女自身、そんなあつこママの気持ちがよく分かるとのこと。
拳を握りつつ、それで再婚しなくても良いと一旦は思ったと言うあいこ。

どれみ達がもっと自分の気持ちに正直になる様に言ってくれたと話す。
5人がかりで聞いてたりするどれみ達。頷いてたり。

あたしは辛い事があっても何時も我慢してしまう癖がある。でも、どれみ達のお陰で考え直したと語るあいこ。
本当は両親と暮らしたいとぶちまける。
その為にはあつこママが1人で背負い込んだ上手く言えない物(十字架)を一緒に背負ってあげないとアカンと思ったと言う。
それを聞いてあんぐり顔になった惣一じいちゃん。
あいこに手を伸ばす。叩くとかそう言う意味では無かった模様。

が、KYにもどれみ達が扉を倒して入ってしまう。無論、事故ではあるが。
これにはあんぐりなあいこと惣一じいちゃん。倒れた側はすぐに立ち上がる。
水を差した形になったのでばつが悪そうなどれみ達。
当のあいこは嬉しそうな顔だが、盗み聞きするつもりは無かったけど皆が心配しちゃってと弁解するどれみ。
自分達の所為にされたので『オイオイ』とツッコミを入れるはづき、おんぷ、ももこ。
笑うあいこ。
惣一じいちゃんに上着を着せた後、前に話したMAHO堂を一緒に手伝ってると前置きして、惣一じいちゃんにはづき達を紹介。
『チーっす!』と挨拶するハナちゃん。初めましてと挨拶し花を差し出すはづき。だが、異変に気付く惣一じいちゃん。
花ボロボロ・・・。これには目が点のどれみ達。ごめんなさいとすぐに花を隠すはづき。

呆れるあいこ。
『わざわざ東京から来てくれたんか。大変やったな』と珍しく労う惣一じいちゃん。
『大変じゃないよ、マジカルステージで・・・』と笑顔でバラそうとするハナちゃんを押さえ込むどれみ達。
何でもないと誤魔化すどれみ。


だが、惣一じいちゃんの口から出た言葉は『帰りなさい』。冷たい発言なので困るあいこ。
でも、この帰りなさいの意味は日没が近いから・・・。つまり意地悪では無いのだ。
一安心したあいこも同意。
皆にあつこママのアパートに行こうと言うあいこ。頷くどれみ達。ハナちゃんは口を塞がれたままで顔が真っ赤だったが何とか助かった。
ここで惣一じいちゃんにあいこはとても良い子だから、どうか仲良くしてあげてと頼み込むどれみ。
はづき達もお願いしますと頭を下げる。この辺は理解できないハナちゃんも一応、頭を下げてみる。
『皆・・・』と嬉しそうなあいこ。明日、また来ると言い残し、どれみ達と共に部屋を後にする。

ニコニコホームの外。
惣一じいちゃんが怒っちゃったかと心配するももこ。『そんな事あらへんって』否定するあいこ。
それよりもこの多人数があつこママのアパートに泊まれるか心配する。
焦るどれみ達。小さいものに変身するから泊めてと頼み込むどれみ。
『そやな、ほんな蚤やな』と言い出すあいこ。これにはえー!などれみ達。
冗談と笑うあいこ。何とかなるやろうと考える。『もう、あいちゃったら~』と言うはづき。笑うどれみ達。



んで翌日。
朝食を作りつつ狭い所に寝かした事を詫びるあつこママ。『眠られへんかったんとちがう?』と聞く。
そんな事無いですと否定するどれみ。キャンプみたいで楽しかったと答えるハナちゃん。
ホンマに皆ええ子と評し、どんどんおかわりしてと言うあつこママ。味噌汁をどれみに渡す。
それより、本日は早番と言う事で行くよう促すあいこ。
『ホンマや』と言うあつこママに片付けは私達がやっておくと言うはづき。
感謝して出勤するあつこママ。扉を開けたところで止まる。
異変に気付いたあいこはあつこママにどうしたのか聞いた後に外を見る。
そこにはスーツ姿の幸治パパが。照れる感じで後頭部を掻いている幸治パパ。


惣一じいちゃんの部屋に挨拶しながら入るあつこママ。
新聞を読んでいる彼に会わせたい人が居ると言う。驚いた彼の視線に入ってきた幸治パパ。
『ご、ご無沙汰しております』と一礼する。
『な、何してに来たんや! お前の顔なんざ見たぁない! 出て行け!』と指差す惣一じいちゃん。
『いえ~、あ、あの~』と言う幸治パパの顔に枕を投げる。
『お、お父ちゃん?』と惣一じいちゃんに近寄ろうとするあつこママを手を伸ばし止める幸治パパ。
扉を持っていたあつこママが離れたので閉まるドア。
廊下に待機する形になったが、何気にどれみ達も付いてきてたりする。
枕を返しに来た幸治パパに怯える惣一じいちゃん。
正座し、今日は話を聞いていただくまで帰らないと言う幸治パパ。土下座して聞いてくださいと重ねてお願い。
お前が出て行かないならワシが出て行くと言い出す惣一じいちゃん。
だが、あつこママからも幸治パパと同じく土下座しつつ、私からもこの人の話を聞いてくださいとお願いされる。
惣一じいちゃんは嫌そうな顔だったが、とりあえず聞く事にした模様。

お礼を言いつつ話し始める幸治パパ。
『実は・・・俺、あつこともっぺんやり直すためにあいこと一緒に大阪に戻ってこようと思ってます』と言い出す。
それを室外で聞いていたどれみ達は勿論、驚く。
わたしのつばさ(インスト)開始
『俺、離婚した時、男の意地とか面子とかであつこの気持ちを分かろうともしてませんでした』と続ける幸治パパ。
『そんなことない。あたしが仕事に拘って、あんたの気持ちを分かってあげられへんかったんや』と庇うあつこママ。
『あの時は自分らの都合ばっかりで、一番考えたらなアカンあいこの気持ちに目を瞑ってしもたんです』と俯く幸治パパ。

それを聞いて反応するあいこ。『あいちゃん』と呼ぶどれみ。

『これからはあいこの幸せを一番に考えてやりたいんです。
その為には、あつこがお父さんの世話が出来て、親子が一緒に住める大阪に戻ってくるのが一番ええと思てます』
と自分の考えを話す幸治パパ。
彼を見たあつこママ『お父ちゃんが承知さえしてくれたら、一緒に住もうって言うてんねん』と続ける。
そう言われては驚くしかない惣一じいちゃん。
幸治パパとあつこママから改めて一緒に住んでくださいと頼まれる。
ここであいこに『今だよ』と言うどれみ。意図を察したあいこは頷いて入室。

両親の間に座り
『おじいちゃん、お願い。お父ちゃんとお母ちゃんの再婚許して、一緒に住んであげてください』と頼むあいこ。
『あいこ・・・』と言う惣一じいちゃん。
わたしのつばさ(インスト)終了
家族だけにしてあげようと言うどれみ。

溜息ついた後
幸治パパの名を呼んで『ありがとう』と言う惣一じいちゃん。
まさかの一言にあんぐりな幸治パパ。
『あいこの事や。あつこが居らんのに、ホンマにええ子に育ててくれた。礼を言わせてもらうで、この通りや・・・ありがとう』
と背を向けたままではあるが頭を下げる惣一じいちゃん。
一瞬、嬉しそうな顔ながら、すぐに半泣きになり『お父さん・・・』と言葉にならない幸治パパ。
先の言葉から惣一じいちゃんの答えを察したあいことあつこママは嬉しそう。


『あつこ、悪いのはこのワシや。ホンマはお前のお母ちゃん、死ぬ間際までお前達の結婚を許したってとワシに言い続けてたんや』
と明かす惣一じいちゃん。
この件には驚いた後に泣くしかないあつこママ。尤も、ショックと言う意味では無いのだが。
『お母ちゃん・・・良かったな』とあつこママの背に手を置いて慰めるあいこ。
あいこの後ろから幸治パパもあつこママの背に手を置く。
あいこに言われ頷くあつこママ。
『お父さん・・・一緒に住んでくれますね?』と聞く幸治パパ。
『お父ちゃん?』とあつこママ、『おじいちゃん、お願いや!』とあいこも言う。
頷く惣一じいちゃん。
『やった・・・やったぁ・・・』と泣きながら言うあいこ。今度はあいこがあつこママに抱きつく。
だが、惣一じいちゃんから一つ指摘
『そやけど、あいこ。仲のええ友達と別れる事になるんやで? それでもええんか?』。
さすがに反応するあいこ
でも『あたし・・・どれみちゃんらにちゃんと話してくるわ』と答える。

屋上。
はづきはどれみを呼ぶ。あいこと別れる事になったらどうするか問うはづき。
『あたし・・・あいちゃんが幸せになれるんだったら、何にも言う事無いよ』と答えるどれみ。
でも、表情はどこか悲しそう。
『ありがとう、どれみちゃん』と聞き覚えのある声が答える。勿論、当事者のあいこ。
一斉に『あいちゃん』と言われる。
『上手くいったんだね?』と聞くどれみに頷くあいこ。『やったぁ!』と喜んで抱きつくどれみ。

『おめでとう、あいちゃん!』と祝う。『でも、でもな・・・』と言うあいこ。
『何も言わなくても分かってる。幸せになって、あいちゃん』と返すどれみ。
それを聞いてポロポロ涙を流すあいこ。声も枯れ気味。

『おめでとう、あいちゃん』とはづき。
『おめでとう。やったね!』とおんぷ。
『congratulation、あいちゃん』とももこ。
からそれぞれ祝われる。3人と順にハグするあいこ。

ハナちゃんも『おめでとう、あいこママ』と祝う。最後にハグするあいこ。
『あいちゃん、そんなに泣かないで。折角の日なのに』と言うどれみ。『そうだ!』と何か思いつく。

お着替えして『あいちゃんがお姫様で、あたしが王子様になれ~!』と魔法を使う。

泣いていたあいこはお姫様衣装。
『あいこ姫。僕と踊ってください』と言うどれみは王子様衣装。
『どれみちゃん』と涙を拭うあいこに一度やってみたかったと答えるどれみ。
どれみの手を掴むあいこ。


ハナちゃんに弾いてあげる様に言うパオちゃん。快諾のハナちゃん。
アコーディオンを演奏する。曲目は『きっと明日は』。踊るどれみとあいこ。
これまでのダイジェストカット。なんと川村作画で書き下ろし。
美空町にやってきた頃、たこ焼きを一緒に食べた時、あつこママの再婚疑惑にショックを受けて砂浜でハーモニカを弾いた時
などなど
顔を合わせる2人の間に挟んだりと中々粋である。


目をウルウルさせ見ているはづき、おんぷ、ももこ。
おんぷとケンカした時、ももこに相手の気持ちを考える大切さを自身の体験を交えつつ教えた時
のカットを挟みつつ踊る2人。
ハナパオ、右からフレームイン。
ハナちゃんと芋掘りした時、母の日に手作りのカーネーションを貰った時・・・のカット。


順調に踊っていたどれみとあいこだったが、どれみがあいこの靴を踏んでしまい転倒。
『あいちゃん、遠く離れたってあたし達は大親友だからね』と言うどれみ。『うん!』と答えるあいこ。
ズッコケるどれあいを笑いながら見ている他の面々のカットから白くフェードアウトして

~おしまい~

第49話『ずっとずっと、フレンズ』
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