(2001年7月8日放送)
脚本:影山由美 演出:伊藤尚住 作画監督:河野宏之
マジョリカの災難
およそ1月振りのぽっぷ主役話。
姉妹と兄妹と言う2組の共通点が面白いです。
ゲストがかないさんと結構豪華。
春風家姉妹愛編番外編。
(メインでは無いので)
どれみがすごく頼もしく見える回。
caramel-キャラメル-初使用。
収録DVD
(21、23~24話同時収録)
アバンタイトル
『もーいいーかい?』と言う少女。もう一度言うが誰からも返事は無い。辺りを見回しても誰も居ないので俯いて泣き出す少女。ズームアウトしてOP。
どれみ、教室に入る前に挨拶。教室の何人かが振り向く。挨拶を返すももこ。小竹も『おう!』と言う。
で、どれみを見たももこ『あれ、どれみちゃん、体操服は?』と言う。
どれみが辺りを見回すと、皆体操服を持参している。
『忘れた~!』と言うどれみ。小竹に『よっ、春風どじみ!』とからかわれ怒る。
すると、教室のドアが開いて『お姉ちゃん、体操服!』とぽっぷが体操服を持ってくる。
他の生徒達はあんぐりだったが、どれみはすぐ我に返り感激。『良かったわね、どれみちゃん』と言うももこ。ぽっぷからはこれから気をつける様に言われる。
わかってると答えるどれみ。と、ここで小竹からどっちが姉か分からないとからかわれ、また怒るどれみ。
教室の前方で揉めているどれみと小竹。そんな2人を見て、呆れるももことぽっぷ。ぽっぷを見て『良いな~、あんな妹なら』と言う平野いちろう。
で、サブタイトル。
『MAHO堂に一番乗りだもんね~』とMAHO堂へ走るぽっぷ。
すると、前方でフェンスを乗り越えてこちらに走ってくる小竹、木村、伊藤、平野と遭遇。気になりながらもそのまま前進。
で、曲がり角を曲がった辺りで三輪車の子と激突。両者ともコケて、その子は持っていた人形を落とす。
が、両者とも無傷の様子。ぽっぷはガザマドン人形を拾う。
でもって、いきなり飛び出したら危ないと注意。広い道へ出る時は右見て、左見て、もう一度右を見て安全だったら渡る様に教える。
じーっとぽっぷを見ている女の子。去っていくぽっぷを見て何かを思いついたのかニッコリ。
で、三輪車の猛ダッシュでぽっぷの先に回る女の子。驚くぽっぷに名前を問う。
『ぽっぷだけど・・・』と答えるぽっぷ。『私、かりん。今日からぽっぷお姉ちゃんの妹になるからよろしくね』と言うかりん。唖然なぽっぷ。
その言葉は本当でどこまでもついてくるかりん。裏路地へ逃亡するぽっぷ。
かりんも後を追おうとするが室外機とビールケースの間を三輪車が通過できない。その隙にぽっぷは路地の向こう側へ逃亡。ならばと裏路地通過を諦めるかりん。
後ろには居ないので横断歩道前で一息つくぽっぷ。が、左側から迂回して来たと思われるかりんがやって来る。
驚愕しながら逃亡再開するぽっぷ。かりん、先ほど教えてもらった横断方法を実施して横断報道を横断。
が、坂の辺りで三輪車ゆえに苦労している間にぽっぷは坂の向こうへ姿を消す。
慌てて店の中へ入ってきたぽっぷに『どうしたのぽっぷ? 私より先に出てった癖にどこでサボってたの?』と聞くどれみ。
『だって、変な子が・・・』と息切れしながら言うぽっぷ。変な子が誰か気になるはづきとあいこ。
『分かんない。でも、今日から私の妹になるとかなんとか言っちゃって、ずっと追いかけてくるんだもん』と答えるぽっぷ。
あまり無い事だけに笑う一同。どうやら真面目に取り合っていない様子。笑い事じゃないとムッとするぽっぷ。
ここで、マジョリカから仕事へ戻る様に言われて戻るどれみ達。気を取り直したぽっぷは何をしようかと考える。
MAHO堂前までやってきたかりん。『あたしもクリーム搾りたい!』と言うぽっぷの声を聞いて嬉しそう。
作業を取り合うどれみとぽっぷ。結局、揉めてる弾みでケーキの上に無茶苦茶にクリームが乗ってしまう。
やっちまった顔などれみ。『し~らないっと』と逃げるぽっぷ。呼び止めようとするどれみだが逃げられる。
で、丁度、ドアが開いたので客だと思い出迎えるぽっぷ。が、来たのはかりん。『ぽっぷお姉ちゃんめっけ!』と言われ困るぽっぷ。
『平野かりんです。今日からぽっぷお姉ちゃんの妹になります。よろしくお願いします』と言うかりん。
『へぇ、面白いじゃん。お姉ちゃんになってあげれば?』と言うどれみ。『だって~』と言うぽっぷ。
『やった~、ぽっぷお姉ちゃんの妹だ~!』と喜んで店の奥へ走っていくかりん。『あ、コラ、そっち行っちゃダメ~』と言うぽっぷ。
キャンディーメーカーの上にいたマジョリカ。物音を聞いて降りてくるがやって来たのはかりん。
それを見て驚く。でもって、目線があったので仕方なく人形のフリ。
『カエル星人だ!』とマジョリカを拾うかりん。かりんがマジョリカを手にしている様を見て『ブニュちゃん・・・』と言うぽっぷ。
『このお人形ブニュちゃんって言うんだ。面白~い!』と言うかりん。
『それ、私の大切な』と何か言いたそうなぽっぷ。後ろから来たどれみ、遊ぶなら外でと言いに来る。快諾して外へ向かうかりん。
『あ~、それ持って行っちゃダメ~』と言うぽっぷ。
で、そのまま外の席へ来たかりん。ガザマドンとマジョリカをぶつけて遊ぶ。ちなみにブニュちゃんが悪らしい。
心中で『助けてくれ~』と言うマジョリカ。グロッキー状態。『これ、私の大切なお人形なんだから』とぽっぷに救出される。
が、かりんも気に入ったらしく譲らない。両者に引っ張られるマジョリカ。そんな様を上から見てどうしようと思うララ。
ここで『お姉ちゃんの言う事聞かないんなら遊ばない』とぽっぷが言う。すると、すんなり手放すかりん。尻餅をつくぽっぷ。
『言う事聞くから遊んで』と言ってマジョリカを撫でるかりん。『それなら遊んであげようかな?』と言うぽっぷ。喜ぶかりん、ぽっぷに抱きつく。
ここでかりんに何処の幼稚園か質問するぽっぷ。まだ4歳なので幼稚園は来年とのこと。
で、今度は何して遊ぶか聞くかりん。困りながら考えるぽっぷ。すると、かりんが先にお馬さんごっこを思いつく。
そんなに体格差が無いせいか、結構キツイ様子。その様を見て『頑張れよ、ぽっぷお姉ちゃん』と言うどれみ。
『どうやった?』と様子を聞くあいこに『うん、頑張ってお姉ちゃんやってる』と言うどれみ。
『ぽっぷちゃん、面倒見が良いから』と言うはづき。『でも、あの子何処の子かしら?』と言うおんぷ。
さぁ?と言いつつも誰かに似てると思うどれみ。ここであいこが梱包用のリボンが切れそうと言う。どれみ、自分が買ってくると言う。
んで、帰り。広場で遊んでる男子達を見つけたどれみ。そこでゴールキーパーをしている平野。何かを思い出す。
『良いか? 兄ちゃん達がもう良いよって言ってから探すんだぞ?』と誰かに言っている。『うん!』と答える聞き覚えのある声。
そんな事考えてると小竹のシュートが顔面直撃。
『おら~、平野、何ボッとしてんだよ?』と言う小竹。どれみも『平野君、ドジだな~』と言う。
ちなみに、この三輪車の持ち主は平野かりん。まぁ、この辺で分かりますよね。
ここでアイキャッチ。
『バトルピンク! たぁ~!』と言うかりん。ジャンプ姿勢。それを見て『カッコイイ』と拍手するぽっぷ。
ここでかりんから抱っこして飛ばしての要求。先に言った様に体格差が無いのでできる道理は無い。
何でも、お兄ちゃんは遣ってくれたのだとか。
『お兄ちゃん居るんだ。なら、私の妹になんてならなくて良いじゃん』と言うぽっぷ。かりん曰くお兄ちゃんの妹は辞めた。
自分の事を仲間外れにしたからだそうで。
『もういいよ~って言ったら探していいって言ったのに。皆でどっかに行っちゃって』と言うかりん。ちなみにぽっぷもどれみに同じ事されたらしい。
だから、ぽっぷの妹になったと言うかりん。だから飛ばしてと要求。
困って、後ずさりするぽっぷ。ガザマドン人形を発見。『ガザマドン飛びま~す』と飛行ごっこ。『ガザマドンが飛んだ!』と嬉しそうに後を追うかりん。
で、マジョリカは解放されて一安心。が、かりんにまたしても捕まる。どうやら、ガザマドンと同じく飛行させるつもりらしい。しまった顔なぽっぷ。
と言うよりは、俗に言うジャイアントスイングもどき。目が回るマジョリカ。見かねて、エネルギーが無くなったからお昼寝とガザマドン人形を着陸させるぽっぷ。
狙い通り、かりんも途中で止めた。今度は何するとぽっぷに聞くかりん。ぽっぷ、ハンカチ取りを提案。やり方を聞くかりんに方法を説明するぽっぷ。
この隙にマジョリカの傍に来て安否を問うララ。マジョリカ曰く辛うじて。が、救出の瞬間をかりんに見つかって追われてしまう。
『あ・・・いいんだってば、それは~』と言うぽっぷ。かりんの後を追う。
そろそろ店を閉めようかと言うどれみ。はづき、ぽっぷ達がまだ遊んでるのか質問。『かりんちゃん、もう帰らせたほうが良いんじゃない?』と言うおんぷ。
『見て来ようか?』と言うももこ。ドアを開けたらマジョリカとララ、続いてかりんとぽっぷが入ってきてビックリ。4名は店の奥に入っていく、あんぐりな5人。
で、さっきの男子達。
サッカーボールを蹴る小竹。平野、身を挺してゴールを守ろうとするが失敗。浮かない顔の平野。喜ぶ小竹達に先に帰ると言って帰っていく。
キャンディーメーカーのハシゴを登ろうとするかりんに登っちゃダメと注意するどれみとはづき。高いところは危ないと言うおんぷ。
かりんはブニュちゃんことマジョリカを助けるつもりらしい。助けなくて良いと言うぽっぷ。
散々逃げ回ったのか『もうダメ』とグッタリなマジョリカとララ。
『うちのお兄ちゃんは木登りとかさせてくれるよ?』と言うかりん。ここは遊び場じゃないと言うあいこ。危ないから降りてと言うはづき。口を開けたまま心配そうなぽっぷ。
で、平野はと言うと、あの木の下へ到着。かりんを置き去りにした事を思い出す。引き続き、探しに行く平野。
もう、夕方だから家に帰ろうと言うぽっぷ。『だって私、ぽっぷお姉ちゃんの妹だもん』と返すかりん。『そんな事言ったって・・・』と困るぽっぷ。
で、平野はMAHO堂前でかりんの三輪車を発見し立ち止まる。
困り顔でぽっぷとかりんを見ている5人。家の人が心配してるだろうと困るはづきとあいこ。すると、ドアが開いたので『いらっしゃいませ』と言う5人。
それは平野。『あ~、やっぱりここに居た』と言う。『お兄ちゃん!』と言うかりんに驚く一同。
『平野君』と言うももこ。『随分小さい妹が居るのね』と言うおんぷ。
『道に三輪車があるからもしかしてと思って、さ、帰ろう』と言う平野。が、かりんは拒否。『なんでだよ~?』と聞く平野に妹は辞めたと言うかりん。
『何だよソレ?』と呆れ笑い気味に言う平野。ぽっぷ姉は遊んでくれるし、ウソをついて置いてけぼりにしないと言うのがかりんの言い分。
そう言われて表情が曇る平野。平野に妹を置いてけぼりにしたのか聞くどれみ。『だって、しょうがなかったんだよ』と言う平野。
自分の友達と遊ぼうと思ってもかりんがついてくるので、鬼ごっこのフリをしてその隙に逃亡したのが一連の詳細。
『悪いお兄ちゃんやな』と言うあいこ。『かわいそう・・・』と言うはづき。『妹辞めたくなって当然ね』と言うおんぷ。
が、どれみは平野の気持ちが良く分かるらしい。同じ様な事ぽっぷにしたそうで。『そうそう』と頷くぽっぷ。
あの頃はぽっぷが小さすぎたし、自分の友達と遊びたい時もあったからと言うどれみ。
『平野君もそうだったんでしょ?』と聞かれて頷く平野。
妹が時々、すごく邪魔だなと思う時があると言うどれみにムッとするぽっぷ。でも、やっぱり可愛いし、居ないとすごく寂しいものでもある様だ。
『お姉ちゃん』と嬉しそうなぽっぷ。
と言う訳で今日は平野を許してあげてと言うどれみ。が、かりんの答えは『いや! 私はぽっぷお姉ちゃんの妹になったんだもん!』。
『かりん!』と怒る平野。するとお腹が鳴る2名。呆れるぽっぷ。どれみも。
2人ともお腹が空いてると察してケーキを食べて行く様に言うはづきとあいこ。ももこが席へ案内。
『同じのじゃないとケンカにならない?』と言うおんぷ。どれみ『よっしゃ!』と言う。
で、見習い服に着替えてケーキを融合。パティシエ服に戻り、パティシエポロンで『2人が仲直りできます様に』と願う。
仲良く2人で分けて食べてとケーキを持ってくるどれみ。平野が配分を担当。かりんの方へイチゴを移動し花みたいにする。『わぁ、お花だ!』と喜ぶかりん。
平野も良いとこあると言うあいこ。はづきも『やっぱりお兄さんね』と見直した様子。どれみは『私には無理かも』と言う。
ジト目のどれみ呆れる5人の前には仲良さそうにケーキを食べる平野とかりんの姿。
で、食後。帰宅を促す平野。かりんの返答は嫌。
『もう! だから妹は嫌なんだよ。兄ちゃんもう帰るからな』と言う平野。『いいもん・・・』と言うかりん。
caramel-キャラメル-開始
かりんには『じゃあな』。平野は『ごちそうさま』と帰っていく。
かりんは『良いもん。お兄ちゃんなんか居なくても、ぽっぷお姉ちゃんの方が良いもん』明らかに良くなさそうな顔で言う。
『かりんちゃん・・・』と複雑そうな顔のぽっぷ。『良かったね、ぽっぷ。妹ができて』と言うどれみ。驚いた顔で『う、うん』と言うぽっぷ。
続けて『でも、ぽっぷの馬はすぐ潰れちゃうんだよね~』と言うどれみ。
ぽっぷには出来ない事があると教えようと言うどれみの言葉の意味に気付いたぽっぷは『そうそう。そうなんだよね』と言う。
平野が普通に馬役をしていた事を思い出すかりん。
おまけにバトルピンクも飛ばしてあげれないと言うぽっぷ。その言葉で平野が飛ばしてくれた事も思い出すかりん。
『そうだ、木登りもやらないよね』と言うどれみ。『やらないやらない』と返すぽっぷ。んで、木登りも思い出すかりん。
『お兄ちゃん・・・おにい』と言うかりん。わざとらしく『えぇ?』などれみとぽっぷ。
『やっぱりお兄ちゃんの妹が良い』と言ってMAHO堂を出るかりん。6人の表情は久々に嬉しそう。
涙を流して後を追うかりん。が、兄が階段上の三輪車のところで待っていたりする。
『帰るぞ、かりん!』と言われ兄に抱きつくかりん。『泣くな~』と言いつつも良し良しと頭を撫でる平野。
それを見ている6人。6人の目の前で平野兄妹は帰って行く。『良かったわね』と言うおんぷに頷くはづき、あいこ、ももこ。
『でも、やっぱ私ならケーキの花は真ん中から半分だよな~』と言うどれみ。姉らしからぬ発言に唖然の5人。
『私、平野君の妹になろうかな~』とぽっぷに言われて顔が引きつるどれみ。
んで、笑いながら振り向くぽっぷ。そんなぽっぷの一枚絵、
caramel-キャラメル-終了と共に
~おしまい~
第23話『なぎさのハマグリ』
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