第4話『どれみはママ失格!?』
(2000年2月27日放送)
脚本:栗山緑 演出:山内重保 作画監督:生田目康裕

ぽっぷの奇行

今回でママ編はおしまい。ママ編はどれみ達のママになる過程、その様を描いた編。
次回から何時もの面々が登場し出します。無論、無印の如く間にハナちゃんの話は入りますが。
さてさて、こう言う成長モノには付き物の躓く話。
まぁ、ややアバンから何から言いすぎな感はしますが実際はこれ程、熱心でないとダメなんでしょうね。
今回はこれからママになろうと言う人にも十分役に立つ話。
正直、あんな方法があるとは知りませんでした。
そして、春風親子に初の事態。
ちなみにAパート、Bパートで話が違い二度美味しい話。簡単に言えば無印49話みたいなもんでしょうか?
まぁ、正確に言えばそれすら前フリなんですがこんな長くてしっかりした前フリ見た事ありません。

収録DVD

千葉千恵巳顔出し付き
(1〜3話、5話同時収録)

アバンタイトル

くしゃみをしてしんどそうなハナちゃん。悲しそうな表情でハナちゃんに近寄ろうとするどれみ。
しかし、はづきに『どれみちゃん近寄らないで』、あいこに『どれみちゃんはハナちゃんを育てる資格あらへん』、おんぷに『ママ失格』
と冷酷な言葉をかけられ止められる。それを聞いて表情変えず涙を流すどれみ。そして、OP。

終わると夜のフラワーガーデンMAHO堂。

自分の鼻提灯が割れる音に驚いて目が覚めるマジョリカとララ。生おんぷルピナスの子守唄開始。
ライフウッドを見たマジョリカビックリ。何故なら、ハナちゃんが居ないから。すると、おんぷがマジョリカ達の前を通り過ぎていく。
おんぷを追いかけて『』と声をかけるマジョリカ。それを聞いて目が覚めるハナちゃん。文句を言うおんぷ。謝るマジョリカ。
『明日は午前中仕事ないから、もう少し遊ぼうか』と言うおんぷ。嬉しそうなハナちゃん。
『おんぷちゃん、疲れてるのに来てくれたのね〜』と言うララに
『お店の方は中々手伝えないから、せめて夜くらいハナちゃんの世話しないとね。みんなに悪いもんね』と答えるおんぷ。
『いいとこあるのう、見直したわい』と言うマジョリカ。嬉しそうなハナちゃん。

んでもって、サブタイトル


開閉札を回してクローズからオープンに変えるあいこ、窓拭き開始。はづきも店内で陳列作業。マジョリカは水やり。
どれみはハナちゃんにミルクをあげている最中。それを見ているドド、レレ、ミミ。


すると、ぽっぷがファファを連れて来る。挨拶をするファファを暖かく迎えるレレとミミ。しかし、ドドは先輩風を吹かす。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

それを見てはづきとあいこが魔女見習いになった時のどれみを思い出す。『ペットは飼い主に似るって言うけど妖精も同じね』と言うはづき。
それを聞いてムッとしながら『ちょっと、はづきちゃんソレどういう意味?』と返すどれみ。はづき慌てて『あ、べ、別に深い意味は・・・』と返答。
そして、ドドもファファにハナちゃんの事をレクチャーしているとハナちゃんに握られおもちゃにされる。
それを見たマジョリカに『はづきが言うとおり、ホントにどれみにソックリじゃの〜』と言われぷっぷのぷーなどれみ。目が回っているドド。支えるレレとミミ。


客が来たので姿を消す妖精達。すると、その客が高橋真樹だと気づくどれみ。向こうもサッカーボールを顔面に喰らった事もあって覚えていた。
『ここ、魔法グッズのお店じゃ無くなったんだ』と言う真樹に『ガーデニングショップに新装開店したばかりなんです』と説明するはづき。
どうやら目的は魔法グッズだったらしい。それを聞いて鉢植えにも同じ効能がある事を説明するどれみ。

誰か知らないあいこにどれみが1年前好きだった五十嵐先輩の彼女と説明するはづき。
ここで朱欒の花言葉を説明するどれみ。花言葉は『お互い忘れない様に』と言うそうだ。それを聞いて『なんか、今の私達みたい』と言う真樹。
それを聞いて『高橋さん、五十嵐先輩とウマく行ってないんですか?』と聞くどれみ。それを聞いて自分達の事を知ってる事に驚く真樹。
そして、以前、五十嵐先輩が好きだった事と、真樹とのラブラブを見て諦めた事を正直に言うどれみ。
そして、真樹に『い、いや、今はどうってこと無いっすけど、話してくれませんか? 五十嵐先輩のこと。いい花咲かせると思うから』と言う。
そう言われて今年に入ってから殆ど会ってない事を語る真樹。あのラブラブさ加減からは想像できない現状に驚くどれみ。
その理由は五十嵐先輩がサッカーの名門校に合格し、入学前からできる入部希望者を集めた練習にも参加している。
それで、電話をかけてもなかなか会ってもらえないらしい。それに心が離れていくと感じた真樹。
その気持ちに同調したどれみはローダンセの花を勧める。花言葉は『永遠の愛』。
続けて『この花をプレゼントして、相手に思いが通じれば花が咲いて2人の愛はずっと続くと思いますよ』と言うどれみ。
それを聞いて2時に五十嵐先輩と会う約束がある事を告白する真樹。尚のこと勧めるどれみ。買う事にした真樹。

真樹は帰って行った。
そして、クッキーを食べながら『そろそろ、ハナに外気欲させても良いかも知れん』と言うマジョリカ。それを聞いてか嬉しそうなハナちゃん。
『もう連れ出していいの?』と質問するどれみに魔女の赤ん坊は人間の赤ん坊より環境に慣れるのが早い事を告げるマジョリカ。
20〜30分くらいなら良いと言う事でどれみが散歩に連れて行くことに。
直射日光は刺激が強いので日陰を歩く様に言うマジョリカ。ララも釘を刺す。了解などれみ。


楽しそうなどれみとハナちゃん。


タイムリミットが近いので帰る事にしたどれみ。すると、ベンチ座って俯き加減の真樹を発見。
一度、通過するが戻るどれみ。デートの2時はとっくに過ぎている。

すると、鉢植えに一滴の雫が・・・ソレは真樹の涙。ソレを見て永遠の愛どころか永遠の別れになると危惧するどれみ。

そして、真樹が帰ろうとした途端。五十嵐先輩到着。練習が一時間延びたと言い訳するが勿論真樹は怒る。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


怒ってそのまま帰ってしまう。???ホントに怒ってる?(左下)
帰る真樹、追う五十嵐先輩。自分の方向へ来たので避け隠れるどれみ。勿論、2人が通過した後はストーカー。

嬉しそうなハナちゃん。ジグザグに後を追うどれみ。
『これ程、謝っても許してくれないのか?』と言う五十嵐先輩。そう言われて
『あたしが怒ってるのは今日遅刻した事じゃないわ。電話かけてもサッカーサッカーであたしの事なんか全然考えてくれないからなの』
と返す真樹。しかし、ソレは仕方ないと譲らない五十嵐先輩。おねむなハナちゃん。
魔法で何とかしたいところだが禁呪なのでそうもいかない。
すると、空を見たどれみは何やら閃く。そんでもってハナちゃんを安全地帯に移して魔女見習いへ変身。

『オレの夢は世界に通じるプロサッカー選手になる事だ。その為の第一歩を踏み出したところなんだ。真樹なら判ってくれてると思ってたのに』
と言う五十嵐先輩。真樹は『判ってるけど・・・ずっと会えないと不安になってくるの』と答える。

そして、どれみは2人の上を通過して『2人だけに雨よ、降れ!』と魔法を使う。

すると、大雨が降る。しかも、その量たるや尋常でない。慌てて木の下へ逃げる2人。
そして、上着を傘代わりにした五十嵐先輩は中へ真樹を誘う。一瞬、嬉しそうな顔で入る真樹。だが、やっぱり会話はない。


それを見てイイ感じと思うどれみだが、イイ感じでない事が一つあった。ソレはハナちゃん。
取り残されたハナちゃんのおしゃぶりの色が青から赤に変わった。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


すると、いきなり雷が鳴る。それに驚いた真樹は五十嵐先輩に抱きつく。鉢植えも落として割れてしまった。真樹を抱きしめる五十嵐先輩。

ここまでする予定ではなかったどれみは『嘘? ここまで激しくなくても。一体どうなっちゃってるの?』と言う。

ここでアイキャッチ。


『どうしよう・・・どうしよう』と困った様子のどれみ。すると、雲は段々小さくなっていき消えて無くなった。
ホッと一安心するどれみだがハナちゃんの鳴き声を聞いてハナちゃんの事を思い出し急行、あやしにいく。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


で、あの2人はと言うとまだ抱き合っていた。空を見た五十嵐先輩が『もう、大丈夫みたい』と言う。
『よかった・・・ゴメン』と謝る真樹。『あぁ、いや〜、ケガはないか?』と聞く五十嵐先輩。
『うん、でも嬉しかった。五十嵐君、あたしの事守ってくれた』と答える真樹。それを聞いて木の下から出て歩き出す五十嵐先輩。
そして、真樹に背を向けたまま『当たり前だろ。真樹はオレの大事なガールフレンドだから』と言う。
それを聞いて涙を流す真樹は五十嵐先輩に抱きつく。そして、その後ではローダンセの花が咲いていた。GOODEND。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

それを見て『めでたしめでたし』と嬉しそうなどれみ。だが、勿論叱られるどれみ。謝る。
すると、ハナちゃんが戻してしまう。しかも、その後も苦しそうに息をしながら泣き出してしまう。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

それを見てララが何やら感づいた。マジョリカを連れてハナちゃんのもとへ急行。マジョリカが頭を触るとすごい熱が出ている。
どれみも確認。ライフウッドの根元に連れて行くことに。

暖かいライフウッド。マジョリカによるとハナちゃんの為に温度を上げているそうだ。
はづきとあいこに氷枕を用意する様に言うマジョリカ。


相変わらず息が苦しそうなハナちゃん。『どうしよう・・・あたしのせいだ』と涙目になるどれみ。
『どれみ、しっかりして、泣いたってハナちゃんは治らないわ』と言うララ。
病院へ行く事を提案するぽっぷ。しかし、魔女の赤ちゃんだけに人間の医者では治せないらしい。
しかし、魔女界へは夜しか行けない。
すると『心配するな。ワシも魔女の赤ん坊を育てた経験がある。熱を下げる薬草を飲ませるんだ』と言うマジョリカ。
『薬草・・・?』と聞くどれみに『ハニーサックルじゃ、確か店の奥に飾ってあるから、葉っぱを四五枚取って来い』と言う。

場合が場合なので早くも店は閉店。

磨り潰した薬草を匙に取りはづきに飲ませる様に言うマジョリカ。飲ませようとするがやっぱり嫌みたいだ。


何とか落ち着いた様子のハナちゃん。
すると、ぽっぷが『どれみがみんな悪いよ。ママ失格だよ、まったく』と言う。それを聞いて怯みながら『ゴメンね、ハナちゃん』と謝るどれみ。
だが、続いてマジョリカも『ぽっぷの言うとおりじゃ。おんぷだって夜中に来て、ちゃんとハナの世話をしてくれとると言うのにどれみときたら・・・』と指摘。

それを聞いて脱力顔で涙を流すどれみ。そのまま、フラワーガーデンから逃亡してしまう。
あいこは2人に言いすぎと注意するがマジョリカは『あれくらい言わんとダメじゃ、どれみには母親の自覚が足り無さ過ぎる』と言う。


どれみが向かったのははるかママのところ。はるかママは洗濯中。急に帰ってきたので
『どうしたの、どれみ?』と質問するはるかママ。
『あたしがバカだからハナちゃんに風邪ひかしちゃったの。あたし、ママなんかできないよ』と言うどれみ。
すると、はるかママは縋り付くどれみの手を跳ね除け右手を振り上げ


どれみの顔を一回叩いた。まさかの事にはるかママの顔を見るどれみに
『どれみ、今一番辛いのは貴女じゃなくて風邪と戦ってるハナちゃんなのよ。赤ん坊を育てるのは遊びじゃないの。
うまくいかないからってやり直しはきかないのよ。』と叩いた頬を摩りながら言うはるかママ。
(上真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
続けて『ハナちゃんが頑張ってる時に何で励ましてあげないの? 看病してあげないの?
あたしだって、あんたやぽっぷに風邪ひかせた事あるわ。でもね、今のどれみみたいに逃げた事無かったわよ』
とはるかママが言う。ソレを聞いて泣き出すどれみ。
(右上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
そして、はるかママに抱きつきながら
『そうだよね、あたし逃げてるよね。自分の事しか考えてなかった。一番辛いハナちゃんの事考えてなかった』と言うどれみ。そして、身振りを交えて
『お母さん、あたしハナちゃんを看病する。一緒に風邪と戦う』と思いの丈とぶちまけるどれみ。
それを聞いて『それでこそ、我が娘よ。良い? これから赤ちゃんが風邪の時に母親がやらなければならない事を教えるからメモしなさい』と言うはるかママ。
『うん』と返事をし『お母さん、私頑張って徹夜で看病する』とも言うどれみ。
それを聞いて『それが良いわね。お母さんも後で見に行ってあげるから』と返すはるかママ。

その頃、何やら嬉しそうな顔のマジョリカ・・・何で?それはともかく、花をかませようとするあいこ。しかし、ハナちゃんは苦しそう。


『皆、逃げたりしてゴメン』と言って戻ってきたどれみ。『どれみちゃん、戻ってきてくれたのね』と嬉しそうなはづき。
ハナちゃんの具合を聞くどれみに『さっきから鼻水が出てずっと苦しそうなんだ』と言うぽっぷ。
ソレを聞いて『鼻水が出るって事は治りかけてる証拠だよ』と少し嬉しそうなどれみ。
あいこが『でもな、鼻詰まってるみたいで、うまく息でけへんねん』と詳細報告。

ここで『お母さんが教えてくれたんだけど、そう言う時は口で鼻水を吸ってやれば良いんだって』と言うどれみ。
さすがにコレにはビックリするはづきとあいこ。そして、自分がやると申し出るどれみ。
そして、ハナちゃんを抱き上げ『ハナちゃん、今楽にしてあげるからね』と言う。
『どれみちゃん、できるの?』と聞くはづきに『ママならできる筈』と答えるどれみ。そして、吸引開始。
何故か恥ずかしそうなハナちゃん。そして、ティッシュに出すどれみ。
『あいちゃん、カーゼに湯冷まし含ませてきて』とお願い、了承なあいこ。
これにはマジョリカも何も言えない様子。ガーゼを咥えるハナちゃん。
『汗かいて喉が渇くから、こうやって小まめに湯冷ましを飲ませて水分を補給すると良いの』と説明するどれみ。


『ちゃんと飲んでる〜』とはづきが感心。ぽっぷも『泣かなくなったね』と言う。
そんなこんなで夜。はるかママが来る約束だった事を思い出すどれみ。
ハナちゃんが風邪ひいてるのに両親が居ない事はマズイと指摘するマジョリカ。
それを聞いて『任しといて! はづきちゃん、変身や!』と言うあいこ。?なはづき。

こういうこと〜。
『どれみの為に本当に申し訳ありませんでした』と頭を下げるはるかママ。
『いえいえ、こちらこそ何時もお世話になりっ放しで・・・』と返すあいこママ。『どれみ、ちゃんと看病してます?』と質問するはるかママに
『え〜、どれみちゃんには感心しました。ハナの鼻水を口で吸ってくれたんですよ』と答えるはづきパパ。
『そうですか、心配して見に来たんですけど、それが出来れば大丈夫ですね。ご迷惑かも知れませんけどあの子に看病を続けさせてください』
と返すはるかママ。『わかりました、あたしらも居ますんで』と答えるあいこママ。『そうですね』と返すはるかママ。
でもって、ララは一部始終を観察中。


そして、ぽっぷははるかママと帰宅。
はるかママが安心して帰った事を伝えるあいこ。それを聞いて『そう。じゃあ、あいちゃん。はづきちゃんも帰っていいよ』と言うどれみ。
そう言われて『判った。はづきちゃん任せよう』とあいこが言って『うん』と頷くはづき。
マジョリカとララにも『マジョリカもララも手伝ってくれなくて良いから』と言うどれみ。
『わかった。辛くなったり分からない事があったら何時でも呼ぶんじゃぞ』と返すマジョリカ。応援するはづきとあいこ。

BGMルピナスの子守唄。そしてその夜、本当に1人で面倒を見るどれみ。

そして、何時の間にか寝ていたどれみ。ハナちゃんに髪の毛を掴まれて目が覚める。


笑顔だったがスグに泣き出すハナちゃん。それを聞いて起きてきたマジョリカ、ハナちゃんの頭を触る。
どうやら、熱も下がったらしい。嬉しそうなどれみ。『泣き声もすっごく元気ある〜。これはきっとミルクが飲みたくて泣いてるのよ』とララも言う。
笑顔で『あたし、ミルク作ってくる』と言うどれみ。

『どれみ起きてる〜? 朝ごはん、持ってきたわよ』とMAHO堂にやってきたはるかママ。
『お母さん、ハナちゃん治ったよ』と報告するどれみ。そんな2人のカットで

〜おしまい〜

第5話『さよならオヤジーデ』
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