第5話『さよならオヤジーデ』
(2000年3月5日放送)
脚本:吉田玲子 演出:岡佳広 作画監督:河野宏之

枯れちゃった女学院

今回からやっとゲストが絡んで来る様になります。
記念すべき♯初ゲストは関先生。そんでもって恩師のシスター。
そんでもって、関先生の意外な話が明らかに・・・。まぁ、他は見た目どおりなんですけどね。
どこにでも居ますよね強面で優しい人って。
そして、タイトルにもある様にオヤジーデの再登場。
無印、あのまま終わってたら大不評だったでしょうね^^;
でもって、こちらも意外な一面が発覚。
ゴキゲンよろしく!!初使用。

収録DVD

千葉千恵巳顔出し付き

(1〜4話同時収録)

アバンタイトル

マントをなびかせる背の高いロンゲの人。バラなんか咥えちゃったりしてステッキを取り出す。
『これがホントのオヤジーデ?』とビックリするどれみ達。腰フリフリするオヤジーデ。


鉢に土を入れるどれみ。手を止めてハナちゃんを見る。
『何だか、ハナちゃんまたちょっと大きくなった様な気がする』と言うどれみ。
『そうかな?』なぽっぷ。赤ちゃんの成長の早さを実感するはづきとあいこ。

すると、お客さんがやってきた。関先生だ。今日は客として来たらしい。先生は大量の肥料を購入。その量に用途を質問するどれみ。
『実は私が卒業した女学院がさ、美しい花園と蔦の絡まるチャペルがシンボルなんだけど』と言う関先生。
それをすぐにカレン女学院と看破するはづき。どれみによるとカレ女はお嬢様学校らしい。
関先生のイメージに合わないと言って関先生にムッとされるあいこ。続きを聞くはづき。
聞けばカレン女学院のシンボルである蔦を始め学校中の草花が枯れてしまったそうだ。肥料大量購入の理由に納得するどれみ。
しかし、買い過ぎたせいで往復する羽目になりそうなのを気にする関先生。
興味がある等、やや不純な動機だが手伝いを買って出るどれみ達。ぽっぷに後を頼む。快諾するぽっぷ。
すると、仕事が終わったおんぷがやってきた。ソレを見てニヤつくどれみ達。

んでもって、サブタイトル。


坂を上りながら『遅刻しそうになってよくこの坂道を走ったもんだよ』と思い出話をする関先生。
が、どれみ達は辛そう。なかでもおんぷは早めに来た事を後悔。どれみも手伝いを願い出た事を後悔。
カレン女学院に行ったら毎日この坂を上る事が日課になる事を大変と思うはづきとあいこ。
すれ違ったカレ女の制服を見て懐かしむ関先生。
『関先生にもあんな頃があったなんて想像できないね』とおんぷ、『ていうか想像するの怖いよ』とどれみが言って
2人とも関先生に『何か言ったか?』とムッとされる。

ついに到着。


関先生の話通り、枯れている蔦。

『あんなに美しかったチャペルがこんなになってしまうとは』とやや残念そうに言う関先生。
『カレン女学院じゃなくて枯れちゃった女学院だね』と言うどれみ。それに『全くです』と答える声有り。勿論、どれみ達はビックリクリクリ。
『ここで青春を過ごす乙女達に申し訳無い』と言うソノ人。顔を上げたその人を見て『シスター! お元気そうで』と嬉しそうに言う関先生。

『関さんも』と返すシスター。『あたしが学生時代にお世話になった先生だよ』と紹介する関先生。
『この子達はあなたの生徒さん?』と質問するシスター。YESと答えながらMAHO堂の事と肥料の運搬で来た事を説明する関先生。
『肥料?』と言うシスターに『チャペルの蔦が枯れたと聞いては卒業生としてもじっとしては居られませんからね』と続ける関先生。
『昔から貴女はそう言うところがありましたね〜』と言うシスター。それを聞いて怯む関先生。
ここでカレ女の生徒が男子校の生徒に絡まれた時に殴りこみをかけたり、意地悪な上級生に決闘を挑む等
関先生のスゴイ過去を暴露するシスター。驚くどれみ達。
赤面する関先生。だが、シスターは関先生のそう言うところが好きだったそうだ。
そう言われて照れる関先生。照れ隠しに肥料撒きを持ち出す関先生。


重労働に音を上げるどれみとおんぷ。
ここであいこ『関先生、あのシスター怖そうやけどエエ先生みたいやな〜』と言う。
それを聞いて『あのシスターを見て、あたしも教師になることを決めたんだよ』と答える関先生。
『へぇ〜』と言うどれみ達を前に『シスターは迷ったときも悩んだ時も大きな心で受け止めてくれた。あたしもそんな先生になりたいって思ったんだ』
と続ける関先生。鳴るチャペルの鐘。関先生によると夕方の礼拝の鐘らしい。
清らかな音色と思うはづき。同調するおんぷ。『これで元の美しいチャペルに戻ると良いね』と言うどれみ。


で、昨日の作業がキツかったとか話してるとおんぷがシスターを発見。事後の様子を聞いてみるがシスターは浮かない顔。


と言うのも枯れたままだったから。それどころか前よりも枯れ方が酷くなっていた。ガックリ肩を落とすどれみ達。
だが、シスターは『何暗くなってるの? 元気を出して』と声をかける。下校の挨拶をしていく女生徒達。
彼女達を見て『蔦は枯れても、カレン女学院の精神は枯れません。心が気高く美しくあれば良いのです』と言うシスター。

で、MAHO堂。ドド達がハナちゃんの子守中。シスターの気遣いは嬉しいもののやっぱり気になるどれみ達。
『そう、ウチの肥料でも効かなかったの』と言うララ。『他に良い方法も無いし』と言うはづき。
なんて話してると突然、ハナちゃんが泣き出す。それに驚いてると上から何やら物音が・・・。


覗きに行ってみると2階のダンボールが動き出す。それを見て驚くどれみ達。中身が何かを考えてみる。
マジョリカによれば店の改装の時に片付けてそのままにしておいたダンボール箱だとか・・・。
(中段左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
ここで意を決して中身を見てみるララ。すると、ララは拍子抜け。どれみ達が恐る恐る中を見ると中にはピュアレーヌパソコンが入っていた。


忘れ去られていた事を怒るオヤジーデ。謝りながらも完全に忘れていた事を認めるどれみ達。また怒るオヤジーデ。
すると、ハナちゃんが興味を示す。それを怖がってると勘違いしたどれみ。パソコンを消そうとする。
ソレを聞いて怒りながら『そう言う態度じゃと教えてやらんぞ』と言うオヤジーデ。
『何を?』と言うあいこに『バッドカードの気配を感じる』と言うオヤジーデ。驚くどれみ達。
現在地から西で高いとこで何かがゴンゴン鳴っているところがヒント。それを聞いてカレン女学院と気づくどれみ。
ソレを聞いて即反応するオヤジーデ。
ピュアレーヌパソコンを弄ろうとするハナちゃんにシッシッするオヤジーデ。
バッドカードがあれば肥料が効かないのも当然と納得するあいこ。
あいこの意見も肯定しながら内心カレン女学院に行きたいオヤジーデ『よーし! 行くぞ女子高へ!』と行ってどれみ達に怒られる。

サービスショット。どう足掻いても見えません。


それは置いといてカレン女学院に来たどれみ達。下校途中の女学生を見て1人で興奮してるオヤジーデ。
そのはしゃぎ加減に赤面するどれみ達。『オヤジ、あたし達はバッドカードを探しに来たんだからね』と注意するどれみ。
ゆっくり歩けと命令するオヤジに『ええか? 更衣室とかシャワールームはあたしらが探すからな』と言うあいこ。ムッとするオヤジーデ。
が、その前にはづきがで中を探す許可をシスターにもらうことを提案。賛成などれみ達。

シスター快諾。お礼を言うどれみ達。あらゆる場所を探してみるが結局、見つからなかった。

ソファーで休むどれみ達。ここでどれみが虚偽である事を疑う。
オヤジーデは『ワシがそんな男に見えるか!?』と言うが過去の事もありすんなり『うん』と言われる。
すると、また『その様子では・・・』と声をかける人有り。慌てまくるどれみ達。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


『原因は掴めなかった様ですね』と続けるシスター。認めながら謝るどれみ達。すると、何処からか歌が聞こえてくる。
『もうすぐ卒業式なの。在校生達が卒業生に贈る歌を練習してるのよ』と説明するシスター。『卒業生・・・』と言うどれみ。
続けて『でも、今年の卒業生は蔦の絡まるチャペルを一度も見てないの。丁度3年くらい前から蔦が枯れはじめてね
卒業までに人目美しいチャペルを見せてあげたかったんだけど』と教えてくれるシスター。
帰るどれみ達。だが、勿論、そう聞いてはお人好しの3人組としても帰りにくい。ここでどれみが意を決する。





そんでもって夜のカレン女学院。既に居たどれみ達に加えてどれみから連絡をもらったおんぷも襲来。
どれみが蔦を緑に。はづきが花壇の花を綺麗に。あいこが校庭の木々達を元気に。おんぷが緑の芝生を蘇れ。
とそれぞれ魔法を使う。それらは全て成功。忽ち緑が戻るカレン女学院。

嬉しそうなどれみ達。引き上げる。だが・・・。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

ここでアイキャッチ。


翌日、カレン女学園を見たどれみ達はビックリ。昨日、魔法で戻した筈の草木や花がすっかり枯れていた。
こうなると、犯人はバッドカード説が濃厚に。しかし、場所が分からない。


『ほれ見てみ〜! ワシの言う事を信用せんからじゃ! な、おんぷちゃん』と言うオヤジーデ。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
しかし、『で、でも、オヤジーデと女子高とくれば・・・ねぇ』と言われるあたりおんぷからも信用が無い様子。
しかし、おんぷと言う事で不問に付すオヤジーデ。ハナちゃん、嬉しそう。どうやらオヤジーデに懐いたらしい。
それを見たおんぷに『こんなに男の趣味が悪いんじゃ、将来が心配だね』と言われる。
ハナちゃんが来てるのに気づいたオヤジーデ。またシッシッ。すると、ハナちゃんがピュアレーヌパソコンのキーボードを叩きまくる。

すると、ピュアレーヌパソコンからマントみたいなのが出てきた。驚くどれみ達。

それはオヤジーデだった。パソコンから出られた事に喜び驚くオヤジーデ。バッドカードを全部集めた訳でも無いのに出られた事を不思議に思うどれみ。
すると、マジョリカはハナちゃんの魔法と推測。ララも同調。驚くどれみ達。でもって、オヤジーデにちょっかいを出すハナちゃん。
どれみにその姿を見られて本当の姿もオヤジだと思われるオヤジーデ。否定する。
出られたのはイイがまだ元の姿には戻ってないそうで、本当の姿はもっとカッコイイのだとか。
だが、思いっきり疑いの眼差しを向けるどれみ達。
それに憤慨したオヤジーデ。バッドカードの絶対発見と真の姿のお披露目を誓う。でもって、またハナちゃんに虐められる。
すると、マジョリカにハナちゃんの面倒を頼むどれみ。どうやら、もう一度バッドカードを探しに行くそうだ。
ハナちゃんを揺り篭に戻し、オヤジーデに声をかけるどれみ。だが、あ・・・顔などれみ。
何故ならオヤジーデがおんぷに自己紹介してたから。おんぷも困り顔。勿論、どれみ達に叱られる。


で、カレン女学院。探しにきたのだがやっぱり無い。相変わらず匂いを嗅いだりと変なオヤジーデに唖然などれみ達。とりあえず、もう一度2階から探す事に。


嫌そうについてきたオヤジーデ。どれみ達捜索中に溜息ついてると外から女生徒の掛け声が聞こえてきた。
外を見るとテニスウェアの女生徒が一杯。それに興奮したオヤジーデ、窓を開けて飛び降りる。

が、どれみに捕まり『元の姿に戻りたいなら真面目に探しなさいよね』と叱られる。
『せーっかく出られたんじゃ、ワシだって青春をエンジョイしてもええじゃろうが』と駄々をこねるオヤジーデ。
すると、窓の外を見たはづきが何かを発見。『ちょっと来て』と皆を連れて行く。


周囲を見回す様に言うはづき。はづきの指摘はカレン女学院を中心に枯れ方が広がっていること。
それを聞いて、おんぷは女学園周辺に影響を及ぼす物にバッドカードが隠れてると推測。
ということは・・・と言うところで一斉に睨まれるオヤジーデ。

おんぷの推測に従って第一は花に撒く水を調べてみた。オヤジーデが。だが、無かった。時も既に夕方。


今度は土の中。だが、ここにも無い。自分だけ肉体労働な事にキレるオヤジーデ。
そして、そんな作業をしてるとまたまた『みんな』と声をかける人有り。どれみ達ビビりまくり。
オヤジーデを背中に隠し振り向いて見るとシスターと関先生だった。差し入れを持って来てくれた様だ。

早速、おにぎりを食べるどれみ達。

お礼を言いながら、食後は帰る様に言うシスター。『でも・・・』と言うどれみに
『もういいのよ。嬉しかったわ、あなた達が一生懸命やってくれたのもそうだけど、あの関さんがこんなに素敵な生徒さん達を育てていたのかと思うと』
と言うシスター。それを聞いて『シスター・・・』と赤面な関先生。関先生に笑顔を見せてから続けて
『学院の蔦や花は枯れたけど、あなた達の中で青葉茂れる蔦や綺麗な花がしっかり咲き誇っているわ。もうそれで十分』と言う。
すると、鐘を鳴らす時間が来た様だ。シスターは去っていく。関先生も帰るよう促す。お礼もちゃんと言う関先生。
すると、戻る途中に関先生がシスターに鐘の音が変わったか質問してみる。YESなシスター。
シスターによればスペインの姉妹校と鐘を交換したそうだ。3年前に。

枯れ始めたのが3年前。それを聞いてやっとバッドカードのある場所に気づいたどれみ達。


オヤジーデの見立てでも間違いない。と言う事でマジカルステージでバッドカードを取り出すどれみ達。

だが、バッドカード最後の抵抗か鐘が鳴り出す。間近と言う事もあって耳が潰れそうなどれみ達。
その間にもバッドカードはどこかへ飛んでいく。分かっていてもなんともできないどれみ。


すると、オヤジーデが薔薇を投げ出す。大量さ加減に驚くあいこ。バッドカードの行方不明を心配するおんぷ。
オヤジーデはどんどん薔薇を投げ、それらはどんどんバッドカードを射止めていく。余裕顔のオヤジーデ。

バッドカードは全部集まった様だ。すると、オヤジーデが突如、煙に包まれ人影が逃げていく。

バッドカードの数はこんだけ。でもって、コンプリートを祝うマジョポンとマジョピー。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

バッドカードは集めたがオヤジーデには逃げられた事を女王様に報告するどれみ達。
だが、女王様によればオヤジーデの罪はバッドカードの回収をもって償われたのだとか。
ピュアレーヌパソコンを返すどれみ。4人にお礼を言いながら労を労う女王様。

そして、カレン女学院の卒業式当日。蔦や花もすっかり元通り。
どれみ達もやってきていた。嬉しそうなどれみ達はシスターと関先生も嬉しそうにしている事に気づく。


で、MAHO堂。ハナちゃんむくれ面。
『まったく〜、ハナちゃんのせいでオヤジーデ逃げちゃったんだからね』と言うどれみ。
で、話題はオヤジーデが今頃何をしているのかと言うことへ。

なんてこと話してるとお客がやってきた。足の長いスリムな客らしい。ソレを見たどれみ達怪しむ。
その客を見て嬉しそうなハナちゃん。はづきが所望の品を聞くと野太い声で薔薇を注文。どうやら男性らしい。
ハナちゃんを見て『可愛い赤ちゃんですね〜』と言う男性。ほっぺたをクニクニされ嬉しそうなハナちゃん。
そして、はづきが持ってきた商品を受け取るとお礼を言って腰を振りながら帰っていく。
で、そんな行動n引いてるとはづきが落し物を発見。拾うとスグにパクられる。
勿論、さっきの男性に。男性は慌てて逃げていく。驚き顔のはづきにあいこが『どうしたん?』と聞いてみる。
はづきが見たのはおんぷちゃんファンクラブ会員番号7番だった・・・。つまりはオヤジーデ。

外に出るがオヤジーデの姿は何処にも無い。『最後まで親父やったなぁ』と言うあいこ。
しかし、はづきは会いに来てくれたと嬉しそう。そして、突然笑い出すどれみ達。その頭上を漂う薔薇の花弁。
そんでもってオヤジーデの姿が映ったところで

〜おしまい〜

第6話『意地っぱりとデイジーの花ことば』
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