第50話『さよなら魔女見習い』
(2002年1月27日放送)
脚本:栗山緑 演出:山吉康夫 作画監督:河野宏之

マングースのロボットアクション

も~っと!最終章後編。
ですが・・・最終回?と言う程、そんな感じの話。
(例年は中々泣ける話)
まぁ、今年は完全に来年の繋ぎ話になってるからでしょうが。
アンリの声など色々ドッカーン!と食い違う部分もあったり。
長期シリーズものにはよくある事ですが。

収録DVD

(46~49話同時収録)

アバンタイトル

前回のラストそのまんま。よって説明は省略。終わったところでOPへ。
(正確に言うとラストの先々代女王様のイメージ部分だけカット)

魔女界のお城。女王様は階段を降り、門を開いて花畑を通過していく。どうやら、向かいの門を目指している模様。
だが、その前にはマジョリン。行かせないつもりらしい。
『マジョリン、おどきなさい』と歩いていく女王様。マジョリンは無言で両手を伸ばす。通す気は無い様だ。
『門を開けなさい、マジョリン!』と言い方を強める女王様。左右に首を振るマジョリン。
すると『お待ちください、女王様~!』と聞き覚えのある声。

やってきたのは声の主であるマジョハートを筆頭とした元老院魔女達。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
女王様1人を行かせる訳には行かないので、元老院魔女達も付いていくそうだ。
マジョバニラ曰く、ハナちゃんやあの人間の子供達(どれみ達)は魔女界全体にとっても大切な宝物。
先々代女王様に魔女界の総意を伝える為にも我々がご一緒した方がいいかとと意見を述べるマジョドン。
『皆さん・・・』と言う女王様。
マジョリンに安心して門を開く様に言うマジョハート。従うマジョリン。
『では、参りましょう』と女王様が言ったらば、後ろから『女王様~!』とまた聞き覚えのある声。

やってきたのはぽっぷ。『あたしも連れてって~!』と言う。『ぽっぷ、無理を言うな。見習い試験の1級も合格しとらん癖に』と止めるマジョリカ。
箒飛行の勢いに慌てて避ける元老院魔女達。『足手まといになるだけじゃ』と続けるマジョリカ。
『ぽっぷちゃん、大丈夫です。どれみちゃん達は私達が必ず連れて戻ってきます』とぽっぷに言う女王様。

で、サブタイトル。

呪いの森を飛ぶハナちゃんを追いかけ飛行中のどれみ達。誰かの声がしているがどれみ達には聞こえてない模様。
『ハナちゃんダメだってば』とハナちゃんを捕まえるどれみ。
ジェスチャーを交えつつ、森の奥に居るのはめっちゃ怖い先々代の女王様と教えるあいこ。
ももちゃんに魔法をかけハナちゃんを連れさろうとした怖い魔女なのとはづきも続く。
『ううん、えんえん』と奥を指差すハナちゃん。ハナちゃんだけは違う感情を感じている様だ。
『えんえん?』なももこ。『泣いてるってことじゃない?』と言うおんぷ。
『誰が?』と聞くどれみに『おばあたん』と答えるハナちゃん。『おばあたん?』な一同。
だが、やっと聞こえたはづきには怖そうな唸り声にしか聞こえない。
先々代女王様が泣いてる訳ないと言うあいこ。
が、そんな事を聞かずに奥へ飛んでいくハナちゃん。あいこが捕まえようとしたが失敗。後を追うどれみ達。


やっと捕まえ『もうハナちゃんたら、めんめんめ』と叱るどれみ。
笑い声が聞こえたので前を向くどれみ達。そこには先々代女王様が。気付いた5人。
『ハナを渡しなさい』と言う先々代女王様。『そんな事できないわ!』と返答するおんぷ。
『どうやら、力ずくで奪うしか無いようですね』と先々代女王様。
『ハナちゃん、見たやろ? 先々代の女王様は泣いてへんで』とハナちゃんに言うあいこ。
だが、ハナちゃんは『あっち~』と上の方を指差す。
そこには岩壁に開いた空洞。『どういうこと?』なももこ。目を光らせる先々代女王様。


人差し指を伸ばした右腕を挙げて雷を纏う先々代女王様。それをどれみ達の上空に飛ばす。上空には雷雲が発生。
落雷に見舞われ箒を失って墜落するどれみ達。雲に追いかけ回される6人。
『雷様におへそ食べられちゃうよ~!』と言うももこに『あんた、ホンマにアメリカ育ちか?』とツッコミを入れるあいこ。雷が落ちるあいこ。

おんぷが魔法で避雷針を出す。『おんぷちゃんナイス!』と言うどれみ。『ないしゅ、なしゅ~』と繰り返すハナちゃん。


『ハナを渡せぇっ!!!』と新たに魔法をかける先々代女王様。
(この声、土井さんの声の中一番好きなトーンだったり)
雷雲が消え、光る物体が大量に落ちてくる。『え、何々!?』とうろたえるどれみ。
光から変化したのは・・・何とヘビ!
『ま、ま、ま、蝮~!』と声をあげるあいこ。『蝮?』なももこ。
避雷針を中心として囲む、ヘビの数は尋常ではない。
『毒蛇よ、噛まれたら死んじゃうわ』と言うおんぷ。足で牽制しまくるも効果なし。
『蝮って虫じゃないの?』と聞くももこ。ボケとかじゃなくてホントに知らない模様。これにはヘビも唖然。この隙に上に逃げるはづき。
『もう、ももちゃんったら』と笑うはづき。笑ってる場合じゃないと言うあいこ。
だが、ももこのお陰で冷静になれたと言うはづきはヘビの種類がハブと気付く。
『ミントとかの?』と言うももこに『そらハーブや!』とキレながらツッコミを入れるあいこ。
ハブなら退治できると言うはづき。『ホント?』と聞くおんぷ。『はづきちゃん、お願い』と頼むどれみ。

はづきが魔法で大量のマングースを召喚。これまた、いかにもアニメらしい表現で退治するマングース。
(叩き付け、縄跳び、振り回し、連続拳骨、ボクサーパンチ、ヘッドロック、引き伸ばし。1匹だけ追いかけっこ)
退治して何処かへ消えていく。降りてくる5人。
『はづきちゃん、ナイス』と言うおんぷ。また繰り返して拍手するハナちゃん。


またも魔法を使おうとする先々代女王様。『ストーップ!』と待ったをかけるももこ。
女王様だった魔女がそんな事しちゃダメと言う。そして、女王様の悲しい気持ちよく分かると同情する。
『お前達の様な人間に私の気持ちが分かる筈はない!』と怒鳴る先々代女王様。
そんな事無いと否定するももこ。ご存知の通り、彼女はマジョモンローを失っている。
ホントに優しくしてくれたと話すももこ。死んだ時はveryvery悲しかったそうで。今際の際の回想。
でも、今はどれみ達が励ましてくれるから悲しく無いらしい。
『ももちゃん・・・』と言うどれみ。なぜ悲しくないか分かるか先々代女王様に聞くももこ。無言な先々代女王様。
『私が悲しくないのは、今でもマジョモンローとの楽しかった思い出が一杯一杯あるからだよ』と涙を浮かべつつ教えるももこ。
その涙が地面に落ち波紋が広がる。黒かった地面にマジョモンローとの思い出の場面が移る。
マジョモンローとの思い出はももこの大切な宝物。思い出を忘れない限り、マジョモンローはももこの心の中で生き続ける。
女王様だって、自分と同じじゃないのかと問うももこ。



『私の心の中には楽しい思い出など、何1つありません。あるのは深い悲しみと人間を愛してしまった後悔だけです・・・
あの日、夫は私と2歳の息子の為にラズベリーのケーキを作ろうとして・・・。
それでも私は天国に行ってしまった夫が悲しまない様に自分の悲しみにも耐えて息子を育て上げる決心をした。
だが、私が魔女であると知らない周囲の人々は歳を取らない私に対して次第に疑いを抱き、忌み嫌う様になっていったのです』
と言う先々代女王様。
(転落死するジョルジュ。遺されたラズベリーに落ちる涙。息子を抱く先々代女王様。息子を可愛がる先々代女王様の下に並ぶ影の人々。のイメージがバックに流れる)
中には投石してくる者まで居たとのこと。周囲の人々はどんどん離れていき、絶望の中で最愛の息子まで失った・・・。
あんな悲しみを味わうのは自分だけで沢山とのこと。

『悲しいのはよく分かるよ。でも、旦那様を愛していた時、幸せだったんじゃないの?』と問うももこ。
『黙りなさい!』と魔法で刃らしき物を飛ばしてくる先々代女王様。
『危ない!』とももこを押し倒すどれみ。『どれみちゃん!』と叫ぶはづき、あいこ、おんぷ。
帽子は切れたものの無事などれみ、大丈夫か聞く。大丈夫と返すももこ。ハナちゃんを託すどれみ。一安心のはいぷの所に隠れるももこ。

代わりに先々代女王様に対し
『先々代の女王様。今の女王様が言ってた。幻のレシピを先々代の女王様が破って持って行ってしまったのは
深い悲しみと一緒に人間との楽しい思い出や人を愛する気持ちまでも心の奥に閉じ込める為だって!』
と言うどれみ。
逆鱗に触れたらしく『黙れ!黙れ!』と刃を飛ばしてくる先々代女王様。避雷針は何重にも両断される。
『どれみちゃ~ん!』とポロンを取り出すあいこ。
だが、どれみは魔法で戦っちゃダメと言う。『どれみちゃん?』なおんぷ。
どうか私の話を聞いてくださいと近寄ろうとするどれみ。だが、先の魔法にて攻撃される。
防御姿勢を取るどれみ。命中したようでしなかった模様。

『ママ、いじめちゃいや!』と魔法を使うハナちゃん。地面である水が先々代女王様を飲み込もうとする。
だが、どれみはハナちゃんに対し魔法を戦いに使っちゃダメと叱る。今度やったらメッメノメと言う事で叱られてやめるハナちゃん。
治まる水の魔法。

先々代の女王様に私達はあなたと戦う気は無いと意思表示をするどれみ。むしろ、その反対に仲良くなりたいと言う。
『お前はこの私が怖くないのか?』と問う先々代女王様。
『怖いです。足もすくんで上手く歩けないし、心臓もバクバク言ってる。でも、女王様と仲良くなりたいんです』と答えるどれみ。
マジョリカが大好きだし、ハナちゃんを育ててから魔女の事が大好きになったそうで。だから先々代女王様とも仲良くなりたいらしい。
遮る様に『ウソをつくでない!』と言う先々代女王様。

『ウソなんかじゃありません。その証拠にあたし達、女王様に食べてもらいたい物があるんです』と返すどれみ。
どれみちゃんの言うとおりと言うあいこ。女王様に私達の作ったケーキを食べてもらいたいんですと言うはづき。
お願いと頼むおんもも。

すると、どれみ達の後ろに見覚えのある後姿。
それを見て『お前達!』と威嚇姿勢の先々代女王様。振り返るとそこには水晶玉を持った女王様と元老院魔女達が。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
あんぐりなどれみ達。無言で腕を上に翳す先々代女王様。

ここでアイキャッチ。


だが、女王様達が取った行動は水晶玉を破棄。もっとも、攻撃する意志は無いと言う意味で魔女を止めたと言う意味ではない。
(水晶玉を失う=魔女を止めるである為)
これには驚きを隠せない先々代女王様。
先々代女王様に対し、どうかこの子達の願いを聞いてやってくれませんかと頼む女王様。
元老院魔女達と一緒に『お願いします』と頭を下げる。
『女王様、今すぐケーキを作りますから待っててください』と言うどれみ。4人に声をかける。
頷くはづき達。ももこは抱いていたハナちゃんを女王様に預ける。

マジカルステージで『MAHO堂ノキッチンよ出てきて!』と願う。『よーし作るぞ!』と言うどれみに『おー!』と答える4人。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)


すい~とそんぐABC開始
BGMに乗って調理開始。
どれみがボールに卵を割る。はづきが漉しつつ型に流し込む。あいこはラズベリーを鍋に。おんぷはどれみが混ぜた物に水を足す。そして何かを入れる。

その光景を見ている魔女界の面々。ハナちゃんは嬉しそう。


型に流し込むどれみ。じっと見ている先々代女王様。焼きあがった生地を見る5人。
ジャムを塗ってロールケーキにする為に巻いていく。それを切るあいこ。
型にソレを丁寧に並べゼリー部分を流し込む。そして、ほぼ完成状態。はしゃぐハナちゃん。
丁寧にジャムを塗るどれみ。ニッコリ。
仕上げに『先々代の女王様が幸せだった頃の事を思いだします様に』とパティシエポロンを使う5人。『できた~!』と言う。これにて完成。
すい~とそんぐABC終了


早速『どうぞ、お食べください』と差し出すどれみ。
ケーキを見て『それは・・・愛しのトゥルビヨン!』と声をあげる先々代女王様。
『はい! 女王様が旦那様からプロポーズされた時、プレゼントされたケーキです』と答えるどれみ。
『レシピも無いのにどうして作る事ができたのだ』と言う先々代女王様。
『女王様のお名前がマジョトゥルビヨンって聞いたものですから』とはづき
『きっと旦那さんはその名前に因んで作ったんやないかって、皆で考えて作ったんです』とあいこ
『女王様、食べてみてください』とおんぷが言う。
ケーキをじっと見ている先々代女王様。
すると、ハナちゃんが女王様の手を離れ、ケーキを持って先々代女王様に近づいていく。
3度狙い狙われた関係だけあって、どれみ達も魔女界の面々も慌てる。
だが、ハナちゃんは先々代女王様を全く怖がらずケーキを口元へ。本人も美味しそうに食べる。驚くどれみ達、あんぐり。


ケーキを食べて昔を思い出す先々代女王様。
木にぶら下げられたブランコに座った先々代女王様とその前のジョルジュ。
『なーにソレ?』と聞く先々代女王様。『愛しのトゥルビヨン。君へのありったけの思い込めて作ったケーキだ』と答えるジョルジュ。
ケーキを披露しつつ『君の名前に因んでうずまきのケーキにしたんだ』と説明する。
それを見て口元が緩む先々代女王様に
『このケーキを食べて、美味しいと思ったら・・・僕と・・・僕と結婚してくれ』と言うジョルジュ。
それを聞いてジョルジュの頬に手を当てながら
『ジョルジュ、私を魔女と知っていて言ってくれるのですか?』と聞く先々代女王様。頷くジョルジュ。
食べた先々代女王様に『美味しくないのかい? トゥルビヨン』と聞く。
『とても・・・とても美味しいわ、ジョルジュ』と答える先々代女王様。
『じゃあ、僕と!?』と嬉しそうなジョルジュに頷く。『ありがとう、トゥルビヨン!』と喜ぶジョルジュ。
プロポーズの回想は終了。

場面は変わり、息子と先々代女王様。
『このケーキはね、お前のパパが考えた愛しのトゥルビヨンと言う名のケーキなの。パパの分まで思いを込めて作ったから、食べて御覧なさい』
と息子にケーキを食べさせる先々代女王様。
『ママ、すっごく美味しい!』と言う息子。笑う母親と息子。

そして時は経ち、彼は老人に。
『ママ』と呼ぶ息子。『何?』と聞く先々代女王様に
『ママが作ってくれた愛しのトゥルビヨン、最高に美味しかった』と言う息子。『ありがとう』と返す先々代女王様。
回想終了。


『女王様』と声をかけるどれみ。
『まさか・・・人間の・・・しかも子供達がこのケーキを作るとは!』と両手で顔を覆い涙を流す先々代女王様。
落ちた涙は地面もとい水面に落ち波紋を広げる。
すると、先々代女王様の後方上部にある空洞が光を放ちだす。
『先々代の女王様! 如何なされたのですか!?』と珍しく動揺した様子で聞く女王様。
かつての姿を映しつつ、今の恐ろしい姿は炎の様な状態になった後、砕けて消滅。
これには一同『女王様!?』と言うしかない。
そして、放たれた光は一層強くなる。
『どないなってんねん!』と言うあいこ。

あのオルゴールの音色と共に、洞窟の様な感じだった場所は森に変化していく。

森の外
『これは、先々代女王様のオルゴールの調べ』と言うマジョロクサーヌ。

そう、こんな感じに。みるみる変わっていく姿に驚くどれみ達。振り返る元老院魔女達。
オルゴールの調べフェードアウト

呪いの森も毒々しい紫カラーから普通の森の色に変色。
驚くぽっぷ。『呪いの森が変わっていく・・・』と言うマジョリン。門扉の上から見ているマジョリカ『どうなっとるんじゃ~!』と言う。


全貌を現した後
オルゴールの調べ再開
刺々しい蔦が道を開ける。
『すごいすごい!』と拍手するハナちゃん。あんぐりなどれみ。
奥にある木を見て『あの木はライフウッド!』と言う女王様。
開花する花。それを見て『ラブシュプリームの花まで!』と言うおんぷ。
丁度、女王様が言っていたライフウッド周辺に咲くラブシュプリームの花。
『お、ビューティフォー!』と言うももこ。
どれみによると、オルゴールの音色はあの木から聞こえるらしい。『行ってみよう』と言うどれみ。


ライフウッドの入り口部分の茨は減っていき通れる様に。そして、中のチェスト周辺の茨も消えていく。
オルゴールの調べ完全に終了。
どれみが見上げたらば、ライフウッドに付いているベッドに横たわり眠りにつく女性の姿が。
『おばあたん、さっきえんえん』と言うハナちゃん。驚くどれみ達。河野さん特有の変顔。

眠りにつく女性の姿を見て『間違いない! このお方は先々代の女王様じゃ』と言うマジョドン。
『え? ほな、さっきまであたしらが見てた女王様は?』と聞くあいこ。
『恐らく先々代女王様の深い悲しみが作り出した幻だったのでしょう』と言う女王様。
『なるほど。どれみちゃん達が作ったケーキのお陰で幸せだった頃の思い出を取り戻されて、真のお姿を現されたのでは?』と言うマジョバニラ。
『今こそ、先々代の女王様にマジョガエルの呪いを解いて頂きましょう』と先々代女王様に近寄る女王様。


だが、ある程度近づいたところでチェストが急に閉まり、先々代女王様を囲む6本の茨から電撃の様なエネルギーが走る。驚くどれみ達。
しかも、虹色の球体が先々代女王様を包みだす。怯む一同。
『皆さん、早くここから出て!』と声をあげる女王様。慌てて避難する一同。
後ずさりをする女王様。ある程度下がるとバリアの様な球体は消滅。
『とても強い魔力です。あれ以上進む事はできません』と言う女王様。
『先々代の女王様は我々に、まだ完全には心を開いていらっしゃらないと言う事か・・・』と言うマジョハート。
『残念ですが・・・』と俯く女王様。

『やっとマジョガエル達を元の魔女の姿に戻してあげられると思ったのに』と言うどれみ。
『諦めるのはまだ早いですよ、どれみちゃん』と言う女王様。
『女王様?』などれみに
『あなた達が作ったケーキのお陰で先々代女王様の幻や呪いの森を消し、真のお姿を見る所までこぎ付けたのです。
女王様を覆っているあの茨を取り除けば、マジョガエルの呪いが解ける日も近いと思います』
と言う女王様。『はい!』と頷くどれみ達5人。

で、帰ろうとしてる面々を出迎えるぽっぷの声。『ぽっぷ~、ここだよ~!』と言うどれみ。
箒を投げ捨てる形でどれみに抱きつくぽっぷ。回転する2人。マジョリカはぽっぷの帽子にくっついていたが
止まってハグした反動で何処かへ飛んでいく。
『良かった、もう超心配したんだから』と言うぽっぷ。『ありがとう、ぽっぷ』と頬をスリスリするどれみ。
花畑に刺さりながら『皆も無事で良かったわい』と言うマジョリカ。『マジョリカもな』と返すあいこ。
笑う一同。ムッとしつつも再会が嬉しいのか口を尖がらせるだけで済ませるマジョリカ。


『元老院の皆さん。ここで改めて、どれみちゃん達を魔女にするか多数決を採りたいと思います』と言い出す女王様。
目が点のどれみ達。当然、驚きの意味で。
魔女にしても良いと思われる方は挙手する様にと言う女王様。全員一致である。誰1人否定しない。
(そもそも面が割れていてる8人の魔女のうち6人が反対していた魔女である為)
『全員と言う事でよろしいですね』と聞く女王様。『はい』と答える元老院魔女。

『と言う事は・・・今日からあたし達は魔女』と言った後、気絶するどれみ。
『やったー!』と喜ぶはづき達5人。どれみもすぐに『イェーイ!』と起きあがる。

馬車で帰路に着くどれみ達。
『魔女ってことは魔女界に自由に来れるって事だよね?』と聞くももこ。『勿論じゃ』と答えるマジョリカ。
『と言う事はハナちゃんとも好きな時に会えるって事よね』と言うおんぷ。『当然じゃん!』と言うどれみ。
『ほな、マジョリカも元の姿に戻せるって事やろか?』と言うあいこ。
『だよねだよね』とマジョリカを強く抱きしめ頬ずりしながら言うぽっぷ。
そこから逃げてぽっぷの帽子の上に乗り
『いよいよワシもマジョガエルからオサラバできるんじゃの~!』と嬉しそうなマジョリカ。
『でも・・・私達、水晶玉が無いままよ?』と指摘するはづき。
気付いて目が点の7人。
でも『大丈夫だって。女王様が魔女だって言ってるんだもん。水晶玉も何とかしてくれるよ、絶対!』とどれみはポジティブ。
『だよねだよね!』と賛同する一同。嬉しそうに笑う。

そんな賑やかな場所が通過する下。先々代女王様が眠る森。
チェストの隙間から虹色の光が放たれる。そんなカットから白くフェードアウトして

~おしまい~

おジャ魔女どれみドッカーン!
第1話『どれみビックリ! 新しいおジャ魔女』
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