第44話『たくさんの幸せ』
(2024年12月8日放送)
脚本:井上美緒 演出:のもとゆうや 作画監督:竹森由加&赤田信人&酒井夏海&廣中美佳

噴火鍋

動物を扱う以上、避けられない回。
つまり、生死に触れる回。
経験者としてはやはり、くるものがあります。


出演キャスト
犬飼こむぎ:長縄まりあ
犬飼いろは:種﨑敦美
猫屋敷ユキ:松田颯水
猫屋敷まゆ:上田麗奈

兎山悟:寺島拓篤
ニコ:植田佳奈
犬飼陽子:小平有希
お鶴:相川奈都姫
お亀:喜代原まり
フク:斎藤千和

トラメ:松井恵理子
ガオガオーン:高橋伸也

収録DVD

(DVDは43話、45話同時収録)
(BDは37話~43話、45話~50話同時収録)

※独断と偏見による簡単な本編ストーリー※
登校中のこむいろはフクを連れたお鶴と遭遇。
動物病院に向かうと聞いて心配するがただの健康診断。
というのも誕生日は判らないが出会って18年とのこと。
それを聞いたいろははお祝いをしないかと誘う。
そんなやり取りを見ていたニコは何かに気付く。

18年のことは早速仲間内で話題。
悟は人間換算で88歳と計算。
いろはの子供の頃からのお付き合い。
プレゼントにプランケットを提案するまゆ、パッチワークも取り入れる。
お鶴の家を訪問し早速誕生回の準備。
亀鹿と話してると、お鶴の昔の写真と写ってる犬を発見。
若かりし頃のお鶴と犬は当然お別れを経験・・・こんな思いは二度としたくないと言っていたようだが
保護犬譲渡会で一目惚れされ、今に至る・・・。
で、日跨ぎで料理を準備してるこむいろ。
その夜、トラメは巨大なガルガルの卵を発見。
翌朝、訪ねていくとお鶴の元気がない・・・どうもフクちゃんが立ち上がれなくなってしまったらしい。
声をかけてほしいと言われ、よくわかってないこむぎが元気いっぱいに話しかける。
間が悪くトラメがガオガオーン召喚、いろは達が居なくなったと同時にフクちゃんの様子がおかしくなる。

巨大な地響きに驚く一同。
姿を現したガオガオーンはまさかのティラノサウルス。
その顎の威力の前には4人のシールドとリリアンネットも通用しない。
戦闘中、お鶴はフクちゃんを運ぼうとしているが道路の陥没に怯む。
猫コンビを昏倒。
戦闘中のトラメはお鶴達を発見・・・事情を聴いた彼はなんとガオガオーンに止まれと命令。
その隙を突いてエターナルキズナシャワー。
それを見届けて、お鶴に行けと命令し、つまんなそうに去る。
理由はよく判って無いがお鶴の移動を発見するフレンディ。
神妙な面持ちの亀鹿を含めた待機組。
陽子ママからは今夜は越せないかも知れないから、お別れの準備をするように言う。
いろはは受け入れられず、陽子ママを説得するも今の体力で家に帰れるからとの判断。
ニコも彼女の説得を受け入れることはなかった。
プランケットを貰ったフクはこむぎの通訳でお鶴に気持ちを伝える。
ニコによって最後の願いを叶えてもらったフクは立ち上がって、感極まったお鶴の涙を舐め最期の抱擁を交わす。
虹の橋を渡ったフク。
いろはは元気を取り戻すことは無かったが、お鶴は吹っ切れたのかこむぎに感謝している。

アバンタイトル

鶴とフク
まさかのこの人メイン。
思えばキャラ自体何故かだったけど・・・この回の為だったのか。
18歳はスゴイなあ。
このサイズの動物で20年は聞いた事ないし。
小さい頃から知ってる近所の動物とか居なかった。


思えば、ここで判ってたっぽいニコ様。
深読みすれば疑ってただろうけど、そんな可能性疑いたくないので
何も考えず見てました。

OP
サブタイトル



18歳
ちょっと計算式は違うけど

序盤に言ったように犬猫は1歳で子供を産めるようになるので、1歳を20歳としてそこから4歳換算・・・なので88歳。
(20+(4×17))
人間でもここまで来れる人はまぁ珍しい。
フクちゃん、バルタン星人で草。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)

こういう序盤発言のカバーカットいいね。

人情ある話だから、この猫もお祝いには協力的。


パッチワークプランケット
いいなーほしいなー。
ってか、みんなの想い紡げるソレを瞬時に思いつくこの子は天才。


お祝い訪問
こんな交流今は無いよねえ・・・。

最近、甘えん坊さん・・・思えばこれもしんどいアピールだったのかも。


鶴と鈴
これを知ってるってことはかなり長い付き合い。
一度別れを知ると、二度と味わいたく無いのは痛いほどわかる。




運命
人が怖い犬に懐かれて・・・これはまさに運命。
実際好かれる人は居る。
(基本的に静かで大人しい人)
正規に買える人は知りませんが、犬猫との出会いは大体野良遭遇だと思う。
ウチの子は姉の足元に甘えてきたらしい。



ひとときの・・・
流れで展開察したけど、それでも笑ってるいろはの鍋が噴いてるのは笑う。


巨大卵
卵焼き何人分かな?
(デカイ卵でよく言われるやつ)
ってか、毎回自分で見つけて来てたんか
さすが犬(狼)


立ち上がれない
察しは確信に。
こういう回です、本回は。
人によっちゃ二度と見れない回かも知れない。


さすがに今回は邪魔すんなコノヤローと思いました。


今わの際まで普通に過ごせるとは限らない。
ウチの子がまさにそうだった。
(病変的な意味で・・・それはもうとても見てられない有様)

ここでアイキャッチ
(Dタイプ)


今日のガオガオーン
まさかのティラノサウルス。
そんなん読めるかーい、最初目と口の形でヘビかと思ったけど、こんな歯無かったわ・・・。
まゆは恐竜が居た話は聞いていたらしい。

強い、絶対に強い!
でも、ポケモンじゃ弱いよね君
(正確にはこうげきは高いけど素早さが低い・・・重戦車タイプ)



危篤と道路寸断の絶望たるや・・・察して余りある。



関根さんがそうだけど、所謂緊張状態の表現はできてる人は案外少ない。
だから、ここの上田さん上手いと思った。
(なんて力なのを食いしばったカンジで言う)


これはナイスカット、主にカラー的な意味で。


トラメとお鶴
歯を食いしばった瞬間、手を出す事を疑った。



で、待っていたのはまさかのストップ。
なんと浄化まで放置プレイ。


え、ピンク?
ティラノサウルスなのに???


彼らと命の重さは共有できてるらしい。
ペットもお互い先が長くないと悟ると舐めてくれるし、そういう感情はあるんだろうね。


敵まで協力して待っていたのは・・・ここからはそういう展開。



最期の場所
人でも家で最期を迎えたい人が多いらしい。
法的には病院以外だと警察沙汰になる可能性もあるけど、まぁそんなことを気にする話でも無い。
ペットは匂いや環境の変化に敏感で病院は基本的に嫌いです。
ウチの子も車と病院をいつも嫌がってました。


やって良いこと悪いこと
誰もが憧れる不死・・・周りが亡くなっていく中、自分だけ生きる事に耐えれる?
どれみでも扱われてたけど、みなと違う時を生きるのは決して優しい世界ではない。
(愛する人は亡くなっていき、新しく出会う人には年齢を知られると恐れられる・・・秘密は隠してもどこかから露見する)
ギャルみたいな言動でも、その辺を理解してるニコ様はやはり女神。
命は限りがあるから美しい。


収録現場
ここからは臨終・・・上田さんはやはり涙声。
(これは場面的に問題無し)


長縄まりあ
翻訳云々は賛否両論ありそうだけど、そんなことはどうでもいい。
(やれることやりたいこと、作りたい側の自由)
コロナ以降は少数でアフレコやってるようですが
一つ感心したのが長縄さんが明るい感情のまま演じ切ってること。
女は共感性、感受性の強い生き物なんで影響受けやすいんですけど、スゴイです。
まぁ、顔は泣いていたかも知れませんが。
もしくは自宅で役作る時に散々泣いたか・・・。
(と言っても実際演ると感情動かされるし、役者はそうでないといけない)


ペットが好きな場所
あるんだよね、特等席みたいなの。
あの子はベッドやテレビの上が大好きでした。
最期は体液が出るのもあって買ってあげた椅子にずっと寝てましたが。


泣くよねえ、そりゃあ。
最期がエグすぎて安楽死することになったけど、もうその瞬間から家に帰るまでずっと泣いてました。




最期の願い
ここでニコ様の名誉を回復。
彼女がしないのは治療であって少々の延命は厭わない。
実際こういう、最後のひと踏ん張りみたいな奇跡はまあまあ聞く。
泣いてるけど、実際は泣いてない演技。
相川さんも上手い。
(当たり前だけどガチ泣きしたら、演技にならない)


長縄さん、ここでちゃんとトーン落としてる。見直しました。
さすがのこむぎもここで理解したと。

虹に関しては虹の橋を渡ったと言う表現をする比喩。
ちょっと前に某イケメン俳優の誤用で話題に。
(人に使う奴ではないということで)


オチ
なんかいろはの様子変だなーと思ったら、今回続きモノのようで。

ってか、野暮なツッコミだけど絶対こんな短時間で立ち直れないから・・・。
これに関しては舞台の嘘。
(これで去年めっちゃ叱られました。舞台には見せ方、展開というものがあるんです)

~おしまい~

~今週のあなわん~

チャチャ丸~!

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